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白き忌子の勇者譚!  作者: オッコー勝森
第1部 プロローグ
2/111

長いプロローグを読む時間のない人のための要約

 1-0の要約。

 ホントもう要点のみ抽出。


2018/09/18

 「長くて暗すぎるプロローグの要約」という題名もどうかと思ったので、今のに変更。


 主人公が七歳となる、八年と少し前のこと。


 後に主人公にとって重要な転換点となる魔物の、誕生のお話である。



 闇夜の如く暗い谷底より、一体の醜悪な魔物が、這い出でた。



 彼は、眼下に見えるスタンダード公爵領の一都市に焦がれ。


 絆を求めて山降りる途中、出会った貴族の子供を、間接的にではあるが殺してしまう。



 結果組まれた討伐隊を、魔物は意思に反して(・・・・・・)、本能のまま蹂躙しようとしたが。



 討伐隊は、魔術師ロッケの手腕で逃げ(おお)せ。


 魔物の本質を見抜いたロッケは、狡猾にも彼に近づき、最後には裏切るも、討伐には失敗した。



 偏にそれは、魔法発現を媒介する精霊なる存在を、彼の魔物が喰らったから。



 血迷ったのか、その後魔術師ロッケは近衛の騎士を殺害し。


 主君の娘を誘拐する。



 一方魔物は、アリアドネと呼ばれる赤毛の少女を引き連れた、神を自称する銀髪の女性にロッケの悪事を聞かされ。


 ロッケの錯乱の原因は、なんと自分の権能にあると言うではないか。



 罪滅ぼしとして、攫われた公爵の姫、キャラメラを助けるために、銀髪の女性に自らの姿を人に変えてもらった。



 いざ行かん、お姫様の下へ。


 そこに絆を得ることへの打算がなかったなどとは言うまいが、それでも魔物の心には、確かに正義が宿っていた。



 かくして魔物は、キャラメラを助けることに成功するが。



 時はすでに、銀髪の自称神に騙された後。



 魔物を人間に変えた薬は、姫を助けしその折に、彼の体に牙を剥き。



 理性を狂乱せしめられた魔物は、ああ、なんと哀れなことか。



 初めて羨み、憧れた人の街を、完膚なきまでに破壊した。





 友達が欲しかっただけの魔物。





 彼の引き起こした史上類を見ない災厄は、後に「大破壊」と呼ばれるようにとなり。



 また魔物の中の魔物として畏怖された彼は、「マモノ」と称されることとなったのである。


 短い!

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作者の別作品: 味覚少年…感覚×異能ミステリー

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[一言] 自分の文章に酔過ぎでいまいち
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