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憧れの異世界で:(旧名 異世界来ちゃった)  作者: ソ土ルク、
第2章 エジマリフ魔導学園編
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44.クラス内トーナメント開幕

リョウ視点です。

今日もいつも通りに目を覚ました俺だったが、部屋にはマドル以外はいなかった。

今日はいよいよクラス内トーナメントなので、全員気合いが入っているのだろう。

最も、今日くらいは訓練をしないでトーナメントに備えるかとも思っていたのだが、習慣というのもばかにできないと思ったのか、全員別校舎の体育館にいるようだった。


今までと同じように手の内を見てしまわないように、俺は本校舎の体育館へと向かう。

残念ながらよほどの事がない限りは俺がトーナメントで負ける事はないだろう。

まあ、油断するつもりはないが、俺は何かしら制限をかけて戦ってみれば、バランスが取れるだろう。

そのためにも、制限された動きに慣れる必要があると思い、今回は本校舎の体育館へとやってきた。


まあ、無難な所でいえば、身体強化とウエイトマジック、アンリミテッドマジックだろう。

昨日のパーティー戦なども見ていたが、実際に俺の身体強化された動きよりも明らかに遅かった。

金クラス全体で見てもほぼトップクラスな俺のハーレムメンバー達でさえそれなら、他の金クラスの面子では差が広がりすぎてしまうだろう。

それに、ウエイトマジックやアンリミテッドマジックは俺にしか使えない技術だ。

もちろん、もう少しすればサクラも使えるようになるだろうが、今は使えない。


それに、この2日はシュウとの戦闘もしていたので、おそらく剣を使えば負けないだろうというのも頭にあった。

俺は久しぶりに身体強化なしでカリバーンを操る。

それでも、身体強化で身体を強引に動かしてきた影響か、剣速はかなり落ちるものの、思ったほどイメージとのズレはなかった。

それに、シュウも途中までは剣1本で戦っていた影響もあり、カリバーンだけの動きも以前とは比べ物にならないほど洗練されていた。


これなら十分戦えると思い、満足した俺は訓練をそこそこに部屋へと向かう。

一応、あまり手加減をし過ぎて負けようものなら、ハーレムメンバー達に何をされるかわからないので、確認は必要だったのだが、現状問題ないことがわかったので、朝食の用意を手伝うことにした。

割と早めに部屋へと戻ってきた俺は、マドルと共に朝食を作る。

すると、今日の当番であるリナが戻ってきた。


《あれ?、今日はリョウも手伝ってくれてるの?、嬉しいけど私とマドルに任せてもいいよ?》


「いや、今日は第1回目だけど大事なトーナメントだし、出来ることをしてあげたいなと思って。」


《ありがとう、気持ちはすごく嬉しいよ!、じゃあお言葉に甘えて一緒に作ろう!、今日は私の自由日だし構わないよね!?》


「ああ、それじゃリナ直伝の料理を教えてもらおうかな!」


こうしてマドルを交えながらだが、リナの作る料理を教わりながら俺も手伝っていく。

その姿はまるで夫婦みたいだった、、、とマドルに言われて照れながらも、満更ではない俺達だった。


[みんな、料理ができたぞ!、今日はクラス内トーナメントだからしっかり栄養補給しておくように!]


俺の言葉に全員が了承し、部屋へと戻ってくる。

いつも通りに席順を決め、少し多めの朝食でエネルギーを補充し、俺達は別校舎体育館へと向かう。


体育館に着くと、金クラスのメンバーにイルデとドーラなどのトーナメントに出る面々が訓練しながらだが既に待機していた。

そんな面々に俺は声をかける。


「遅れてすまない、トーナメントに出たいやつはみんな揃ってるな!、これから対戦の順番を決めるから、1人ずつくじを引いてくれ!」


俺はその場で用意したくじ引きボックスで対戦相手を決めていく。

それをこれまた軽く用意した紙に書いていく。

人数は28人だったので俺の世界でこれをやるのは面倒きわまりなかったが、幸いこの世界の俺の身体は優秀なので、特に労力を感じないで纏める事ができた。

トーナメントは1~28の番号で早い順に戦うことになる。

対戦順と相手はこうなった。


1、ポポンvsエルン

2、カリバーンvsペンドラー

3、リョウvsローク

4、リナvsルイ

5、サクラvsアジル

6、シンvsフウト

7、スートvsパイル

8、フランvsクレイ

9、イルデvsソルン

10、キールvsアイル

11、リンダvsルメル

12、ドーラvsメルト

13、レイルvsジーク

14、ピースvsシノグ


まあ、良い感じに別れたな。

運も実力の内だからな。

まあ、メンバーを決めるトーナメントとは言ったが、このトーナメントは定期的にやっていく予定なので、結果次第ではこれ1回で武術大会のメンバーを決めるのは見送ろうと思っている。

ただ、実力者がかなり散らばっているから、ハーレムメンバー達以外の金クラスメンバー達は大変だろうな。

まあリナとルイに関してはいきなり潰し合うし、こっちも運がないとも言えるが。

そんなこんなでトーナメントの対戦相手は決まった。


「それじゃ、ルールを決める!、基本的に模擬戦と決着は同じだ、戦闘不能の攻撃を受ける、ギブアップする、戦闘不能になる、で負けだ!、武術大会のメンバーはこれを参考に決めようと思ってるが、結果次第では次もあるから全力でやってくれ!、試合は3試合ずつ行う、審判をやればその分近くで相手を観察できるからそこは任せる!、ここにクラス内トーナメントを開幕する!」


「おお!!!」


こうして歓声と共にクラス内トーナメントが始まる。







次回更新は6/10です!


評価がしてくれる人が増えてくれて嬉しいです!


引き続き、評価、レビュー、感想、ブックマークをお待ちしておりますので、これからも「憧れの異世界で」をよろしくお願いします!!

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