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憧れの異世界で:(旧名 異世界来ちゃった)  作者: ソ土ルク、
第2章 エジマリフ魔導学園編
137/141

118.2回戦1試合目

リョウ視点です。

予想通りというか、期待外れといった色んな感情を持ちながら、次の試合に気合いを入れる。

何といっても、次の試合は緑クラスとの試合だから、さっきの試合のように舐めてはかかれない。

向こうがどんな順番で来るかはわからないが、リナ達を後半に回すような事はないと思う。

だからといって、こちらもそれに合わせるかと言われると、悩まざるおえない。

わざわざ戦う順番を毎回変えるのは面倒だし、俺たちが負けるとは思えないからな。

だから俺達はこのままの順番で戦うことにした。

そうこうしているうちに、2試合目が始まる。

紫クラスvs白クラス

やはりというか、予想通りというかどちらも実力は拮抗していて、勝負はイルデとドーラに委ねられた。

素手と自在剣、一見ドーラが有利にも見えるが、一流ならば武器は関係ない。

あとはいかに相手の想像を上回る動きを出来るかだからな。

試合開始と共に距離を詰めるイルデに、それを妨害するドーラ。

自在剣をまるで自分の手足のように自由自在に動かし、イルデに攻撃する。

一方イルデはドーラの攻撃を素手で弾きながら少しずつ距離を詰めていく。

どちらも身体強化をしているようだが、自在剣は剣を振る速度が変わるくらいでそこまで身体強化をしても関係がないのに対し、イルデのように素手などの近接攻撃が主体の時は絶大な効果を発揮する。

今はその結果なのだろう。

まあ、俺は自在剣をばらしても力を伝えられるけどな。

そうしてようやくイルデが攻撃圏内1歩手前となったところで、ドーラは自在剣を剣の状態にして迎え撃つ。

互いの射程圏内で攻撃しあいながら、互いに駆け引きをする2人。

手数ではイルデが、一撃の重さではドーラが上回っている状態。

時々魔法も唱えているが、相手も反応するため、有効な一手にはならず、均衡状態となった。

俺達の圧倒的な試合とは違い、こうした拮抗した試合では当然歓声も集まり、もの凄い声が響き渡る。

俺達もイルデとドーラとは知り合いのため、声は別れているが、応援に参加している。

やがてこのままでは埒があかない事に気付き、お互いに距離を開けて技の準備に入る。

高まるエネルギーに会場にいるほとんどの生徒は言葉をはっせなくなっていた。

唯一俺達のクラスは慣れた光景なので、それぞれ応援していたが。


やがて、それぞれの技が同時に完成し、ぶつかり合う。

皮肉な事に、ドーラは自在剣の特性を上手く生かして連続攻撃系の技を、イルデは一撃必殺の技を作り出していた。

ドーラの次々と迫る技をイルデは一点突破で打ち消していく。

だが、その度に少しずつエネルギーが削られていっているので、どちらが有利かはなんともいえない。

そして決着の時、イルデの一撃がドーラへと当たり、そのまま意識を失う。

こうして紫クラスの勝利が決まった。


いよいよ俺達の試合だ。

相手は緑クラス、こうして敵としてリナとルイを見るのは何となく新鮮な感じがする。

こうして互いに火花を散らしながら2回戦2試合目が始まる。


次回更新は8/23です。


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