表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
憧れの異世界で:(旧名 異世界来ちゃった)  作者: ソ土ルク、
第2章 エジマリフ魔導学園編
108/141

89.アベル達と学園へ

リョウ視点です。

サクラとの町巡りを楽しんでいると、アベルからリンクイヤーで連絡が入った。


[リョウ聞こえるかい?僕だけど今大丈夫かい?]


[アベルか聞こえてるよ、大丈夫だけどどうした?]


[このリンクイヤーだっけ?は凄いな、リョウが何処にいるのかもわかるし、こうして連絡もできる、まあそんな話は置いておいて、この前お礼に行くって話をしただろ?、これから行こうと思ったんだがいいか?]


[俺も便利に使ってるさ、それなら俺がそっちに行けば良いんじゃないか?、俺には転移魔法もあるし。]


[学園にも用事があるから、こっちで会ってそれじゃって訳にはいかないんだよ、でもこの前みたいな事があっても困るから僕たちも転移魔法で飛ばしてくれないか?]


[なるほど、偉くなると色々と面倒も増えるんだな、わかった、サクラもいるから一緒に行くな。]


[問題ないよ、じゃあ待ってるね。]


こうして俺はリンクイヤーでの会話を終えて、サクラと共にアベルの屋敷へと飛ぶ。

アベルとの会話が機密性の高いものじゃないと判断したため、サクラとも通信を共有していたから話の流れをもう一度説明する必要はない。


「じゃあサクラ行くぞ?、転移、アベル邸!」


サクラのよりも身体に受ける違和感が少ない俺の転移魔法に、サクラは何かを考えるような素振りを見せていた。

ほんと魔法に関していえば右に出る者はいないなと、サクラを見ながら感心していると、リンクイヤーで俺が来たことに気づいたアベルが屋敷から出てくる。

その隣にはミロールもいて、後ろにはロードの姿もあった。

いや、ミロールはまだしもロードはこんな簡単に出てきていいのか?

俺の疑問に気付いたらしいアベルが挨拶と一緒に説明してくれた。


「やあリョウ、一昨日ぶりだね、父さんが出てきたのは僕がリョウと会うって知ったからなんだ、リョウがいればもし誰かしら襲ってきても防げるだろうし。」


「そういうことだ!、儂もリョウと会いたかったからな!、流石に学園に着いていくのは立場上面倒な事になるから出来ないが、アベルとミロールを見送るついでに挨拶をしておこうと思ってな!」


「なるほど、そんなに信頼していただけて嬉しい限りです、アベルとミロールの事はお任せください、しっかり守ってみせます。」


「うむ、良い心掛けだ、リョウ、アベルとは公の場以外では気安い喋り方で良いとお互いに納得しているらしいではないか、儂の前でもそれで構わないぞ?」


「ロード王が良いのならそうします。」


「ああ、問題ないぞ!、ここでは身分がばれると面倒になることもある、名前もロードで良いぞ!」


「そうか、流石にいつボロが出るかヒヤヒヤしてたから丁度よかった、それじゃロードは流石にきついから、ロードさんにしとく、ロードさん、アベルとミロールと学園に行ってくる、心配だろうからこれを渡しとく、アベルに渡したのと同じリンクイヤーって言うんだけど、遠くにいても会話と現在地がわかるから安心できるだろ。」


「おお!!、これがアベルの使っていた物か!、これを魔力で作り出せるとは素晴らしいな!、効果はリョウ達が行ってから試させてもらおう。」


「喜んでもらえて良かったよ、そんじゃいつまでも立ち話している訳にもいかないから、そろそろ行くな、3人とも準備はいいか?」


「僕は大丈夫だよ。」


《私も問題ないわ。》


《私も問題ないけど、せっかくだし転移魔法私が使ってもいいわよね?》


「じゃあサクラに任せるよ。」


《ありがとう!、転移、正門!》


こうして俺達は学園へと転移した。

尚、この直後にロードから連絡が送られ続けたのは触れないでおく。

次回更新は7/25です。


引き続き、評価、レビュー、感想、ブックマークをお待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ