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さーん

ぶ、ブックマーク60件...!

公開したその日にこんな反響があって驚いています。ありがとうございましたm(__)m



あ、その前に....分かりましたか?


ダニエル王子の従兄妹のマリアンヌ様。

ダニエル王子の父が王。

その王の弟の娘がマリアンヌ様ですね。

生粋の王族です。

ちなみにダニエル王子は次期王に決まっています。

国では、王族で魔力の高い者が跡継ぎです。

現在、王の魔力が一番。

ダニエル王子の魔力が二番です。

王の弟でマリアンヌ様の父である、ディオゲネス公。

彼はその昔、ダニエル王子以上の魔力を持っていたそうなのですが、歳とともに減少。

現王が亡くなる頃には、ダニエル王子と差が着いているので、王位継承権は三位です。

マリアンヌ様はたいして魔力はないので、王位継承権も下位です。

そもそも、女王になる気はないと思いますけど。


え、なんで魔力で決めるのかって?

この国は魔力のエネルギーで動いてます。

生活でいちいち呪文を唱えてられないので。

水飲むためだけに、ブツブツ呪文唱える生活。だいぶ面倒です。

そこで、魔方陣を書いて、そこに魔力を通して生活しています。

これなら魔力のほぼない市民でも、安定した毎日を過ごせるわけです。

この魔力を補うのが、王族です。

王族は魔力豊富な者が多く、余った魔力を分け与える義務があります。

たまーに、「自分のためだけに使いたい!」とか言って、王族から抜ける者がいるみたいですけど。

それはそれでアリだそうです。

王宮にはどでかいタンクがあって、そこに魔力を貯めています。

現王は、即位したときに、一人で市民全員の生活を補えるほどだ、と話題に。

王と貴族でさえ、ケタ違いの魔力です。


例えば、王子だって...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

[高等部 ある日]

ルカの様子がおかしい。

浮き足立ち、毎日楽しそう。

「いーことじゃねーか。」

短剣をクルクル回わすディディオン。

「おもしれぇことがありそうだ。」


これかな、面白いことって...

「あなたがレティシアさん?あなた、ダニエルと婚約したそうね?」

真っ赤な唇。

ゴージャスな金髪。

盛り過ぎのマリアンヌが、

ゆっくり、近づいてくる。

笑顔のままで...

「どんな手を使ったの?私が、ダニエルと、結婚する、はずだったのに!」

ギチギチと、強く握られる手。

「私が望んだわけじゃないわ。」

長いツメが腕にくいこむ。

「私、王族よ?あなたごときに負けるわけないでしょ?」

すぅ、っと息を吸う。

「キャーーー!誰か、この方が私に乱暴を!」

やられた...

マリアンヌが自分に風魔術を使った。

かすかに切り裂かれる服。

バタバタと足音。


「ルカ...?」

「あ、ねうえ?」

遅れて、王子たちもやってきた。

泣いて倒れた王子の従兄妹。

あぜんとする私。

ルカは、私の義弟だもの。

さすがに....

「姉上、マリアンヌ様になにをーー」

女を庇うルカ。

「な、なにも、」

そんな女信じないでしょ、?

「ルカ、マリアンヌを医務室へ。」

王子は、まあいい。

「こんな女が俺の婚約者か。」

蔑む目。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


...あ、王子、魔術使ってないわ。


いや、すみません、間違えました。

これは、マリアンヌ様が魔力使ったやつですね。

実のところ、王子が魔術使ってるとこ、あんまり見たことないんですよね。

だって、王子Aクラスだし。

まあ、先ほどの回想にマリアンヌ様、ほとんど出てないじゃないか!

と、クレームがあったりなかったりしたので。みなさん、これがマリアンヌ様です。

ちょっとワガママに育てられちゃったんですかね?

そういえば、母親がすごい過保護だとか。

そんな話を聞いたような聞いてないような。

....聞いてないかな?


あ、ルカですか?

義弟のルカとは、中々上手くいってたつもりだったんですけど....

悲しいですね。

ご飯の世話からお風呂の世話まで。

ほとんど私が育てたようなものだったので、初めは「反抗期かな?」なんて。

あのときの私、反省です。

ルカはもう10歳越えたあたりで、一緒に寝てくれなくなり....

今ではあんな感じです。

趣味や好みも似てたはずなんですけど、女の趣味だけは、どうにも。


あ、ルカも私も王子も、マリアンヌ様も同じ学園です。

魔力で国王が決まるので、王族も貴族もこの魔術学園に通います。

そこで、魔力を測定して、クラス分けされます。

魔力は生まれたときから変わらないので、クラスも変わりません。たまに、器用に上手く使える子とかいますけど。上限が決まっちゃってるので。

そういう子には魔法陣の研究所に入る子もいますね。

私はギリギリB組です。

ギリギリ滑り込んだので、クラスの中では少々落ちこぼれです。

器用な方なのか、ディディオンに教えられたからか、上手な方だと思います。

ただ、魔力が少ない!

同じ水の魔術を使ったとします。

私は、ちょろちょろ出る水を動かせたり、溜めたりできるだけ。

王子なら、小川くらいの水流は出せるらしいです。(Aクラス談)

マリアンヌ様は、さっきのでお分かりの通り、私に毛が生えた程度です。じょぼじょぼ。

ちなみに、王は国中に雨を降らせたり出来るとか。

そういうところで必要とされるから、うちの国は実力主義なんですよねー。

まあ、こんな実力者が他国に行ったりしては困る。という理由なんかもあるみたいですけど。



え?高等部の続き、気になりますか?

あんまり楽しい話じゃないんですけど....

しっくりくる言葉を模索中。


復讐、仕返し、報復、、、倍返しだ!




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