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気ままに掌編  作者: 古緑空白
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004 人工知能とアンドロイド

 とある国がアンドロイドを兵器として着目した。

 その国は鉱山資源や加工技術が世界でも有数ではあったが少子化であり国教の平和主義の為兵士になる人物が少ないという弊害を持っていた。

 アンドロイドはすぐに兵器運用として開発された。

 だが、標準規格の素体は出来た。あとは人工知能を作るだけだった。

 国の人工知能の権威に頼み込み彼らはついにアンドロイドを作り出したのだった。

 しかし、人工知能を作ったのは国教に忠実な人間だったので、アンドロイドは人どころか物を壊すことも拒否反応を示す欠陥品というレッテルを貼られてしまった。

 そのためアンドロイドの生産工場は稼働を中止がささやかれ失業者があふれることが予想された。

 だが、ここは発送の転換である。

 アンドロイドを戦いのためではなく、介護や困っている人を助けるためのものとして使ったらどうか、という案が議題に出され、世界的に需要のある産業だということに気が付き、その国は栄えたという。

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