まさかの結末
8月27日
この日、私(大倉千晴)は5回目の告白をした、、
『はぁ、、はぁ、、、ゆう!ごめん!すっごく遅れちゃった!!』
もう花火始まっちゃった。。。
告白しようと決意したとたんコレだよ、、、
相手は幼馴染の寺坂悠。ゆうはとにかく鈍い!今までの告白は、ほぼ悠の鈍さのせいで失敗に終わっている。
私が、軽く溜息を吐きそうになったとき、、
『お、ちはる浴衣、似合ってるじゃん』
一瞬、自分の呼吸が止まったのがわかった、
だめだ、今日は大事な日だから平常心でいかなきゃ、、、
『えへへー、、でしょ?さすがって感じ?』
『何いってんだよ、浴衣はな短足で胴長な人が似合う和服なんだぞ』
即効で、突っ込みを入れられた千晴は口を尖らせて拗ねた。
『悪かったって!w拗ねんな』
トンッとゆるく、千晴の頭をたたく悠。
しばらく2人の間には沈黙が続いた、、
もしかして、今告白するタイミングなのかな、、、
『悠!』
思い切って千晴は早口で言った
『私、悠の事がずっと好きだった!、、悠の気持ちを聞かせて?!』
やっと伝わった、、、そう思った、、、でも、そう簡単にいかないのが現実だ、、、、泣
『?千晴ごめん、花火で聞こえなかった、、もう一回言って!』
、、、、、、、、、、、、、、、、え?
まさかの、花火で聞こえなかったとか言うありがちなパターンにひっかかった?
千晴の心はどうしようもない脱力感に包まれた。
悠にこの気持ちが伝わる日が来るのかと、、、、。