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星と羽虫  作者: 病気
第一章・異能の女たち
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第一章あらすじ

かなり急げば五分で読める第一章・異能の女たち



1.農村ノンドバド


 小隊は山賊討伐の最終拠点ノンドバド村に到着する。隊長ノラッドによる作戦の説明の中、副長のリデオは山賊たちが何らかの財宝を発掘するために山に篭っているのではないかと推測する。


2.リデオの命令


 作戦実行までの待機中、リデオはヌビクにどこかで酒を調達してこいと命令する。仕方なく従うヌビクだったが、暇を持て余したセリトが勝手に後からついて来た。


3.セリトの身の上


 道中、セリトがウザ絡みしつつ己の身の上を語ってくる。彼は騎士を志しており、登用される資格を得るために巡礼の旅をしているという。だがヌビクにはどうでもよかった。


4.訝しげな少女


 ヌビクたちは村で唯一の醸造士であるオーリスの家を訪ねるが、オーリスは不在だった。留守番らしき陰気な少女に玄関の覗き窓越しの対応をされるが、その無礼にセリトが怒り狂って交渉を台無しにしてしまった。


5.出直し


 二人は出直した。


6.女醸造士オーリス


 オーリスは酒の原材料を栽培するために森に居る、との情報を掴み、そこへ向かうヌビクとセリト。オーリスは爽やかな性格で見栄えも良い若い娘だった。女性との会話に極度に不慣れなヌビクは上手く話せず無様を曝し、心に黒いものが芽生える。


7.馬上での会話


 セリトとオーリスは馬上で会話する。その背後で、ヌビクの中の黒いものが育つ。


8.酒を飲まされる


 オーリスの家へ招待されたヌビクたち。オーリスの妹である訝しげな少女ことアイリスも加え、四人で食卓を囲むことになるが、人付き合いの苦手なヌビクにとっては苦痛でしかない。さらになりゆきで酒まで飲まされることになってしまう。


9.姉妹の超能力の話


 オーリスとアイリスが話すところによると、彼女たちは超能力者であるらしい。ヌビクとセリトは半信半疑だった。初めての飲酒で徐々にぐだぐだになりつつあるヌビクとアイリス。そしてついにヌビクがクラッシュ――。


10.酔っ払って暴れる


 酔っ払って暴れる。


11.森の妖精


 二日酔いで翌朝の軍議に盛大に遅刻するヌビクとセリト。セリトは上手い具合にその場を切り抜けるが、ヌビクは失敗し、心の黒いものがにょきにょき成長する。そんな中、熱中症と貧血とやけくそでぶっ倒れかけたヌビクを支えるために颯爽と現れる謎の超イケメン。それはゼームという名の不思議なきこりの少年だった。


12.作戦会議


 ゼームを加えた小隊は具体的な山賊討伐計画を練る。ゼームの類稀な調査能力と作戦立案能力に隊員たちは感心を通り越してドン引きする。


13.ゼームと山賊


 会議が終わるとまた暇になった小隊。ヌビクはセリトに強制されて、昨日の姉妹に謝罪に行くことにする。そこにゼームが現れ、彼も同行することに。ゼームの馬の後ろに乗り、ゼームの髪の匂いをくんくんするヌビク。しかしそこに小規模な山賊の集団が襲来する。彼らのリーダーはホルズと名乗る赤毛の男で、セリトの仇敵だった。ゼームと山賊が繋がっていたためその場はやり過ごすが、ヌビクはゼームを追及する。ひどく曖昧な論調で。


14.得意げに喋るゼーム


 ヌビクとゼームはオーリスの家を訪ねる。謝罪はすんなり受け入れられたものの、ゼームが女たちから嬌声による歓迎を受けたため、ヌビクの黒いものがもりもり育つ。ゼームは色仕掛け同然の話術でオーリスを山賊征伐の仲間に加えようとするが、ヌビクとアイリスはそれに反対する。


15.しょんぼりするゼーム


 姉の身を案じるアイリスがついにゼームに牙を剥き、勧誘は失敗した。ゼームはしょんぼりして帰る。ヌビクはゼームへの不信感という薄汚れた絆をアイリスに感じ、黒いものが僅かに浄化される。オーリスの超能力が本物であればゼームの勧誘の正当性を証明できるため、オーリスは自身の持つ探知能力を実演して見せると、ヌビクを連れて外に出る。ヌビクは二人きりとなったオーリスから優しい言葉をかけられ、著しく浄化される。


16.探知された者


 オーリスは超能力を駆使して遠くにいたセリトを発見し、さらに続けてホルズを発見する。オーリスにとっては意図せず、怒り狂ったセリトがホルズに戦いを挑んだため、オーリスはひどく混乱する。


17.決闘の火蓋


 セリトとホルズの決闘が始まる。セリトに勝ちの目は薄く、ヌビクとオーリスは戦いを阻止するべく相談するが、アホ二人で何の良案も出ずにぐだぐだになりかける。すると、遠くから援軍らしき者たちの接近をオーリスが超能力で感知したため、ヌビクは時間稼ぎのために決闘の間に割り込んでぐだぐだすることにする。


18.赤毛の盗賊


 セリトを救うため、ヌビクは懸命にぐだぐだする。ホルズはただの馬鹿な山賊ではなく、状況や会話から、山賊団に討伐隊が差し向けられたこと、ヌビクがその尖兵であることを見抜く。セリトとの決闘にそれ以上意義を見出せなくなったホルズは戦いの中断を宣言するが、セリトはそれを許さない。結局、援軍ではなくホルズの手下の盗賊たちがその場にやって来たため、ヌビクたちは包囲されてしまう。万事休すか――。


19.ホルズの手下たち


 ホルズの手下たちは雑魚なのですぐ死んだ。セリトとホルズの決闘が再開されるが、セリトは劣勢に立たされる。


20.決着


 ヌビクは殺されかけたセリトをかばい、ホルズに戦いを挑む。さらにオーリスも巻き込んで三対一の乱闘になるが、それでもなおホルズが優勢で三人は絶体絶命となる。しかしそこでついに援軍が到着する。その少女は空から出現し、未知の超能力を駆使した凄まじい戦闘能力によってホルズを一瞬で無力化した。


21.降ってきた少女


 空から降ってきた少女はしつこく抵抗したホルズをぼっこぼこに打ちのめした。少女はメセと名乗った。メセの協力によってヌビクはホルズを縛り上げることに成功する。


22.バカとメガネ


 メセに続いて、彼女の主人であるメガネ女と、その護衛の騎士バカがその場へ到着する。メガネはニャキ、バカはハステと名乗った。ハステとセリトが旧知の間柄だったこと、セリトが帝国一の豪商の息子だったことが判明する。


23.騎士たる資格


 ニャキが齎した情報によって、セリトの巡礼の旅が騎士の登用試験にはまったくの無意味であったことを知る。セリトは絶望する。ヌビクは捕縛したホルズを小隊に届けることになり、それにハステが同行する。ヌビクとホルズは、極めて善良な性質のハステをすぐに気に入る。


24.石牢にて


 ホルズは村の牢屋にぶち込まれる。やってきた小隊長のノラッドによって、山火事の異名を持つホルズはかつて小隊を半壊させた因縁の敵であることが説明される。ハステは、ノラッドのホルズに対する暴力を看過出来ず、それを止めるよう要求する。


25.善意と悪意


 ハステがバカなせいでいくらかの誤解はあったが、なんとかハステは自らがノラッドの恩人の一人娘であることを証明する。偶然の再会に喜ぶノラッドたち。ノラッドはホルズの私刑を取りやめることをハステに誓うが、ヌビクとホルズはその誓いが嘘であることを見抜いていた。


26.異能の女


 副長のロウィスは石牢からの帰り道でノラッドに対する不信感を吐露する。ヌビクはその会話の中、ホルズの救出について仄めかし、その晩それを決行する。しかしヌビクより先に来ていたハステによって既にホルズの拘束は解かれていた。ここでの短い会話によってヌビクとホルズはすっかりハステの信仰者となった。


27.夜明け前の号令


 ホルズの尋問の際に、小隊の協力者だったはずのゼームが山賊と通じていることが明るみに出、討伐作戦は変更され予定前倒しで樹海へ偵察に赴くこととなった。ヌビクは出発の準備をしながら、元気を取り戻したセリトと会話を交わす。ハステがうっかり漏らしたニャキの本名から、セリトはニャキが帝国の将軍の娘であると推測し、ヌビクは彼女らのこの樹海での任務について訝しく思う。


28.偵察任務


 小隊は三つの班に分かれて偵察任務を開始した。ヌビクはセリト、ラリャンサ、トルシュ、ダミと共にリデオ班に振り分けられる。


29.雨脚


 リデオ班は偵察任務の途中、異常な敵の襲撃を受ける。その敵とは本来群れることはないはずの虫化した者たちの集団だった。


30.奇襲を受ける


 リデオ、セリト、ラリャンサの奮闘により、ダミが負傷しつつもなんとか死者を出すことなく虫人間を全滅させることに成功した。その戦いによって不和のあった班員たちの間に仲間意識が芽生え、彼らはチーム一丸となり合流地点を目指して再出発する。しかし、そこに新たな脅威が近付きつつあった。


31.双子の異邦人


 現れたのは白塗りの奇妙な肌色をした小柄な人種・メメトー人である双子サトヤとダーマだった。サトヤは虫人間たちは自分たちが戦闘実験するために置いてあったものだと告げ、彼女らは居なくなってしまった虫の代わりにリデオ班を襲う。超能力による圧倒的な破壊力でトルシュ、ダミが続けざまに殺され、瀕死のラリャンサを担いで逃げたヌビクも火炎球による攻撃を受ける。ヌビクは奇跡的に生存したが、背負っていたラリャンサは死んでしまった。


32.遭難


 ヌビクは樹海で遭難する。衰弱死を覚悟した頃に偶然メセに発見され、保護される。ヌビクは助けてもらった礼としてメセの狩りを手伝う。ただしまったく役に立たない。


33.川沿いの野営地


 ヌビクはメセたちの野営地に導かれ、そこでニャキとハステ、そして道案内として同行していたホルズと再会する。


34.イワウサギの香草焼き


 メセは狩りで捕らえたイワウサギをハステと共に調理する。だが出来上がったのは焼け焦げた肉と毛皮の塊で死ぬほど不味かった。


35.開封された手紙


 その晩、ヌビクは不思議な夢を見る。夢の中でオーリスの言葉を聞き、セリトとリデオが生存していることを知る。同じく夢でそれを知ったハステとその事実を喜び合う。その後、ホルズが嫌がらせ目的でニャキの日誌を盗んでくるが、暗号化されていて読めなかった。


36.崖を隔てて


 五人は山賊の要塞を目掛けて出発する。だが、ホルズの同行を快く思っていなかったニャキは、ホルズと崖を隔てて分かれた際に彼を置いていくことを決定する。女たちの集団に男一人で取り残されることを恐怖したヌビクは咄嗟にホルズに付いていくことを決める。


37.不完全な狂気


 ヌビクとホルズは、樹海の中を彷徨っていたサトヤに遭遇する。サトヤはホルズの敵意に応えず、彼に対する共感を残して去る。殺人衝動を吐露したサトヤがハステたちを襲撃する危険があると察知したヌビクとホルズは、ハステたちに助力するためサトヤを追う。


38.サトヤの手紙


 サトヤは女たちを襲撃するが、メセとの圧倒的な力量差の前に敗れる。なんとか崖下の洞窟へと身を隠すが、彼女は既に致命傷を負って虫の息だった。彼女を追って洞窟に入ったヌビクとホルズは、死を目前にして狂気から解放されたサトヤに手紙を託される。そこには記憶と理性を奪い殺戮本能を植えつける人体改造の事実が書かれていた。サトヤとダーマはその実験の犠牲者だった。


39.崖の狭間で


 ホルズはサトヤの遺体をダーマに届けようとするが、メセたちの妨害に遭う。メセはホルズから遺体を奪うと、同化と呼ばれる能力を行使しサトヤの能力を奪い、サトヤの亡骸は灰になって崩れてしまう。怒り狂ったホルズは女たちと決別し、ヌビクもホルズ側に付く。


40.山賊長シギミヒ


 ヌビクはついに山賊の要塞に辿り着き、山賊の長であるシギミヒという陽気だが冷酷なメメトー人と出会う。


41.打算と感情


 ヌビクは一足先に要塞に来ていたゼームに迎えられる。彼は山賊団を滅ぼすためにホルズを駒として消費するつもりがあることをヌビクに告げ、ヌビクはそれに反発する。ヌビクは山賊たちに奴隷として捕らえられているランという女性がホルズの幼馴染だと知る。ゼームに協力するつもりのないヌビクは、彼と別れた後、ホルズに逃亡を持ちかける。


42.完全な狂気


 ゼームは逃亡を阻止するため、シギミヒにヌビクを拘束させる。ヌビクはシギミヒの私室へ案内され、そこで改造人間についての詳細な話を聞きだし、ニャキたちがこの要塞を目指している目的は改造人間の素質を持つランの拉致ではないかという推測を聞く。


43.闖入者たち


 要塞内の豚箱で一泊したヌビクは、来訪者たちの相手をするようシギミヒから指示される。そこへやって来たのは、夢で告げられたようにリデオ、セリト、そしてオーリスの三人だった。リデオは山賊の要塞内を自由に歩き回っているように見えるヌビクを不審に思い、ヌビクこそが樹海で自分たちを襲った者たちの黒幕であると勘違いし、戦いを挑む。ホルズの陽動でリデオとセリトはヌビクたちから遠ざけられるが、そこへさらに別の来客がやって来る。


44.地下牢へ続く扉


 ニャキ、メセ、ハステが要塞へやって来る。シギミヒは彼女らを地下牢へと案内するが、何故か護衛であるはずのダーマをそこへ同行させようとしない。不審に思ったニャキは一旦足を止めるが、話し合った結果なんだかぐだぐだな感じで結局ダーマも連れ立って地下牢へと降りていった。


45.掘り出されたもの


 シギミヒがダーマを地下へ行かせたがらなかったのは、地下には超能力を封じる謎の遺物が存在するためだった。メセの超能力を封じられ、多勢に無勢の山賊団に太刀打ち出来なくなった女たちは逃走を試みるが、要塞の奥へと誘導されてしまう。


46.剣の向く先


 シギミヒが奴隷たちを虫化させようとしていることを察知したヌビクは、阻止するために一人シギミヒを追う。シギミヒを裏切ったダーマによって、虫化を促すための道具は地面に散乱させられる。ヌビクはついでにシギミヒをぶん殴ろうとするが軟弱者同士で不器用にもつれ合って道化の舞を演じるに留まる。その後ホルズと再会し、助力のための条件として謎かけのような課題を与えられる。だが、謎の男の介入によってホルズは狂乱し、謎かけは曖昧に捨て置かれることになる。


47.虫たちの屠殺場


 ヌビクはホルズの助力を断念し、女たちの救援に向かう。狂気から解放されたダーマは妹の仇討ちのため、メセを執拗に狙う。そのことに気付いたメセはダーマをおびき寄せて姿を消す。その場に残ったハステ、オーリス、ニャキを助けるためにヌビクは参戦する。そこに予備の虫化道具を手にしたシギミヒが登場し、女たちを包囲していた山賊たちを次々虫化させていく。ヌビクたちは脱出のために虫人間の包囲を突破するしかなくなった。


48.手を伸ばす


 一時は絶体絶命に追い込まれたが、セリトとリデオの参戦によって虫人間たちは一掃される。一行はメセを追って断崖にまで辿り着くものの、足元の岩が崩れ落ち、ヌビクは崖下に落下する。


49.また落ちる


 落下するヌビクをメセが受け止めて助ける。メセは超能力を取り戻し、同じく超能力を取り戻したダーマとの決戦に臨んでいた。ヌビクがひたすらメセの足を引っ張ったにもかかわらずメセは辛勝したかに見えたが、ダーマの捨て身の自爆攻撃によってメセは爆発四散し、ヌビクも再び断崖の底へと落下し顔面から岩肌に激突する。




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