25. 善意と悪意
「…何をする…!」
彼女の背後で赤毛の盗賊がまた喚いた。
「てんめぇぇーッ!!こんな良い奴になんてことしやがるんだこの腐れ外道!今すぐ下ろせ!もしこいつにまでなんかしてみろ!俺はいい加減アレするぞ!こんな世界終わらすぞ!オラァーっ!!」
ノラッドは盗賊に外道呼ばわりされる理不尽に素直に怒り出してしまうほど単純な人間ではないらしく、刀を下ろすどころか表情一つ変えずに視線だけをロウィスへ向け直して言った。
「まさかこんな隙だらけのはりぼてが武勇に名高い帝国騎士の一員のはずがあるまい。ましてやこれが山火事を捕縛したなどとは言わんだろうな。山火事に殺された俺の部下達は一人一人がこいつの倍は強かったはずだ」
「…捕縛したのは…セリトだそうです。…彼女は…後から来たと…いや、しかし」
ロウィスははっきりと返答できず、口に手を当てたままハステの方を見て黙ってしまった。
「捕縛後にやって来た?つまりこの場に無関係と言うことか!…おまえはもう少しは使える奴かと思っていたが…一体どういうことだ」
「…悪人には…見えませんでしたので…」
ついに彼は俯いてしまった。かなりの大柄であるノラッドよりもさらに頭半分ほど高い彼が、この時には私よりも小さく見えた。
「顔を隠している者がか?」
「はい…話しぶりから…つい、油断しました」
「…ああ…、おまえは最近少し疲れているようだな…」
見ていてこっちがつらくなってきた。
しかし実際に特に何かしたわけでもないらしい、素性のわからない、ましてや顔すら見せていない女をなりゆきでここまで連れ込んでしまったのは事実なのだ。私も今の今まで気にもしなかったが、ロウィスの行動は副隊長の判断としてはあまりにも軽率で、弁護の余地も無いものに思えた。彼は知性の低い人間には見えないのだが、状況に流され易過ぎるところがあるようだ。
首に刃を突きつけられたままのハステが言う。
「…騙ってなどいない…!私は…ノラッド殿に用があってここまで同行したのだ。私はハスタリメノ=フィノケリ。貴殿は私のことを承知であると伺ったが、間違い無いか」
その気丈な言葉とは裏腹に、搾り出された声は緊張で上ずっていた。兜の下の表情は見ることが出来ないが、その方が私にとっては良かった。きっと彼女は気の毒になるほど蒼ざめていただろうからだ。
このやり取りの間ずっと不愉快なへらへら笑いを浮かべていたリデオがついにげらげらと声を上げて笑い出した。
「ハーハハハ!またまたすげえ名前を出してきたな!おい、フィノケリのハスタリメノって、あのハスタリメノだろ!」
「チッ」
ノラッドは大きく一度舌打ちすると、やはり機敏な動作を持ってその剣を鞘にしまった。
「ロウィス。今すぐこいつをつまみ出せ」
フィノケリ姓はどうやら随分と有名らしい。ノラッドもその名は知っているらしく、また、フィノケリを騙る奇妙な格好の女に対して憎悪に近いようにすら見えるあからさまな負の感情を隠す余裕も無くなっているところから、それは随分と格式高い家柄なのだろうと思われた。
ロウィスが行動を躊躇していると、リデオは心の底から楽しそうに言った。
「おいハスタリメノさんよ。兜を取ってみろよ!へっへっへ、そしたらすぐに身の証明になるぜ」
このチンピラ傭兵ですら知っているほどだ。私はともかく、その名を知らなかったロウィスのほうがむしろ世間に疎いのだろうか。それともロウィスはその名を知っていて敢えて聞き流したのだろうか。そのようにも見えなかったが。
「ああ、その通りだリデオ。彼女を騙るなど愚かなことだ。ハスタリメノはそれは見事な銀髪だからな。俺が最後に彼女と会ったのは十年以上…、いや、十五年ほど前になるが、それでも顔を見れば一目でわかる。そもそも生まれながらの銀髪に赤目の人間なんて帝国中探してもいまやハスタリメノしかいないだろう」
ハステはやや俯きながら、残念そうに言う。
「顔を隠している非礼は詫びよう…だが、見せられないのは上官の命令で仕方なくなのだ…」
「ロウィス。さっさとしろ」
ノラッドは一度下ろした剣を再度振り上げそうなほど苛々していた。私は見かねてハステに近付き、囁いた。
「…ニャキさんは、ノラッド隊長に対しては名乗るより前に顔を見せろと指示していましたよ…」
ハステは一瞬きょとんとしていたが、ようやく気付いたらしく、小さくのけぞった。
「おぁ!そうだったな!教えてくれてありがとうヌビク。なるほど。名乗らずとも顔を見せれば十分だとは、そういうことだったか。では、証明しよう」
ノラッドは訝しげに眉をしかめながら、黙って腰の剣に再度手を置いたが、その様子に気付いてか気付かずか、ハステは構わず自らの兜の耳元に両手を付け、それを持ち上げた。その後頭部から跳ねていた銀色の毛の房は兜の中へと吸い込まれていった。どうやら飾りに見えた銀の毛は自前だったらしい。
私は彼女が兜を脱ぐ様子を真横から眺めていたのだが、そこに現れた横顔を見て飛び上がるほど驚いた。それが想像に反してとても美しかったからだ。私は飛び上がるのを我慢した反動で膝や首を不自然に曲げ、その状態のまま硬直してしまった。
ハステのこれまでの間の抜けた言動の数々から、私の予想では彼女の姿はもっとだいぶ…その、言いづらいが、害の無い動物のような…例えば…そう、まるでタヌキか何かのような顔を想像していたのだが…。元々そういった、美とはかけ離れた印象を植え付けられていたせいで、ことさら大げさに感じてしまったというのも確かにいくらかあるだろうが、そうでなくても彼女のその姿は私の少ない人生経験の中で出会ってきたどの女性よりも印象的だった。――先ほどの超常現象じみた少女・メセよりもだ。
「ヒュー!なんてこった。えらい美人だな!話しぶりからしてもっとタヌキみてぇなマヌケ面を想像してたぜ!」
リデオは私が内心思っていたことを代弁しながら、大きな三白眼を歪ませて口笛を吹き、手を叩いた。
そして、ハステを挟んだその向かい側で鎖に繋がれている赤毛が笑い出した。
「ヒャハハ!髪の毛すげー変な色だな!」
ハステのその真紅の瞳は私の思い描いていた頼りない印象とはまったく真逆の、強い意志を宿した凛とした輝きを放ち、それは見ていると眩暈を覚えるほどの長く豊かな銀色のまつ毛によって完璧な輪郭を形作られていた。顔全体の彫りはさほど深くなく、同じようにやはりさほど高さのない鼻からは若干の愛嬌も感じられたが、それでも形は細く整っており、十分に美しかった。肌は真珠のように白く艶やかで、それは赤く薄暗い松明の火の下にあっても明らかなほどだった。わざわざ隠して旅をしているのも妥当と言える。大仰な兜はどこに居ても場違いなものだが、素顔のほうがそれよりよほど印象的で、人の目を引いてしまう。
しかし彼女自身も一度話していたことだが、どんな奇抜な被り物よりも目立ってしまうのは銀色の頭髪に他ならない。これでは正面からわざわざその凛々しい顔を覗き込まなくとも、遥か遠くから後姿を一瞬見ただけで、目の前にいるどんな美女よりも深く心に刻み込まれてしまうだろう。私自身銀髪の人間を見るのはもちろんこれが初めてだったが、それは人生経験が少ない私に限った話ではない。先ほどノラッドが言ったように、帝国中探し回っても銀髪はそう見られるものではないのだ。
それは一部の特殊な地方に暮らす人種に多く見られる生まれながらの白髪とは明らかに違う、うっすらと青みがかった光沢を帯びる、まさに貴金属の銀のようなまばゆい輝きを放つ本物の銀の色だ。彼女のその後ろ髪は被った兜の上部から飛び出してその飾りに見えるよう後頭部付近で縛られ、まるで丹念に研がれた剣のようにまっすぐに腰まで降ろされていた。頭髪全体は、先ほどまでずっと兜を被っていたのが嘘のように整然としており、横一文字に潔くばっさりと切られた前髪は、やはり銀色の、鋭くつり上がっているものの目の半分ほどの長さしかない両の眉毛の上で揃えられていた。
「…これは…なんとしたことだ!ハスタリメノ=フィノケリ!!」
ノラッドが叫んだ。言葉通り、本当に一目見てわかったらしい。彼の怒りに満ちていた表情はすぐに驚きに変わり、その後、懐かしさと申し訳無さが交じり合ったような複雑な色に変わっていった。彼は全身でハステのほうへと向き直ると、その名を呼びながら、右拳を自らの胸に当て、背筋を伸ばした。それは先ほどハステが初対面の私たちに対して取った仕草と同じだった。
「本当にすまなかった。とんだ失礼をしてしまった」
「…信じてもらえたようで…なによりだ…」
ハステは安堵したように一度大きくため息をつくと、すぐに背筋を伸ばして真面目な顔をノラッドに向けた。その仕草を見て、ノラッドはついにほころんだ。それは先程までの怒りと嫌悪に満ちたそれとはまるで極端に真逆の表情だった。まるで自らの幼い姪か何かを見やるかのような、親切そうな中年男の笑顔がそこにあった。
「それにしても懐かしいな。想像は付いていたが、随分と美しくなったものだ。君は容姿を褒められるのは飽き飽きしているかもしれないが」
「そんなことはない。私は髪の色が珍しいからそれで過大評価されがちなのだと思う」
「おいおい、こいつマジでハスタリメノなのかよ!サーちゃんとこの一人娘の!?すげえな一体どういうこった」
そう言ったリデオの方へハステが顔を向けた。
「ふむ…?貴殿も私の父上を知っているのか…?悪いが私にはどちらも記憶に無い」
「無理も無い。俺が最後に会った時、君はまだ五、六歳だったからな。だが、ランロー家の人間と言ったらわかるか?俺はランロー四兄弟の末弟、ノラッド=ランローだ」
ノラッドが身の上を明かすと、ようやくハステの態度にも余裕が戻った。
「おお…ランロー家の!貴殿の兄君には私も父もとても世話になっている。お初お目にかかる!私はハスタリメノ。ハスタリメノ=フィノ…」
「いや…今話したように、君が小さい頃に何度か会っている…。しかし君は…あの時の君のままの真っ直ぐな大人に成長したようだな…。そういう意味では、君のお父上のサーバリヌズ殿を思い出すよ。都を離れてからはお目にかかれて居ないが、世話になったのはこちらのほうだ。本当に、とてもな」
なんだかしんみりと良い事を言ったような雰囲気だが、要するにハステが五歳の幼児の知能のままで大人になったようにしか見えないということだろう。その上、ノラッドの口ぶりからすると彼女の父親も似たようなものらしい。さぞかし愉快な家庭だったのだろう。
「貴殿もフィノケリに縁のあるお方か?名を頂戴してもよろしいか」
ハステがリデオの方を振り向いて言うと、彼はすぐにかぶりを振った。
「俺はリデオ。昔あんたの親父さんと同じ鍋をつついたことはあるが、ノラッドと違って俺はフィノケリ家自体には特になんもねえよ」
「ふむ…リデオ殿、苗字はなんと?」
「苗字なんてねえさ。俺はリデオだ」
「えっ!?苗字が…え?」
「俺は昔バカやりすぎたせいで勘当されちまってるからな。だから親父の苗字を名乗れねえのよ」
「おー…そういうことか。なるほど。吃驚した。苗字の無い人間などこの世にいるわけないですな」
一人納得して頷くハステに向けて、再びノラッドが言葉をかける。
「…しかし、一体何故こんな場所に。君はお父上の跡を継いで、騎士になったのか。なんらかの任務でここへやってきたと言うことか?」
「そう!それは貴殿に協力を請うためだ。ノラッド=ランロー殿!」
即答すると、まるで勝ち誇ったような顔をして顎を逸らせた。ニャキに与えられた任務をうっかり忘れたりせずにきちんと遂行出来た事が誇らしかったらしい。
「なんなりと言ってくれ。離れても、フィノケリ家への恩を忘れたことは一度も無い」
ハステは即答する。
「用件は一つだ。ホルズ=トーヤカンジクを公正に裁いてもらおう。私怨で暴力を振るうのは正しい武人の行いではない」
明らかに用件はその一つだけではないはずなのだが、私は黙っていた。
「ああ、従おう」
ノラッドは奇妙なほどの素直さで要求に応じた。
「テンベナには刑務所はもちろん裁判所まである。今の任務が終わり次第、こいつはそこへ五体満足で引き渡そう。それでいいな」
港町であるテンベナにはそれなりに犯罪も多いため、犯罪者を効率的に裁き、それをまとめて収容する施設が充実しているのは事実である。とは言え、我々傭兵団のような民間の組織や個人でも現行犯の盗賊行為に対してはその場で裁く権利は認められている。本来であれば、街から離れたこのような農村において捕らえた盗賊をわざわざ連れ帰るなどと言う面倒なことは、理由が無い限りは行われない。
「おいおい、そりゃあ…」
リデオが不満そうに一歩前に進み出たが、ノラッドがそれを片手で制した。その様子を見て、ハステは神妙な表情で大きく頷いた。
「彼が盗賊なのは事実だろう。当然裁かれるべきだ。だから解放しろなどとは言わない。ノラッド殿の提案に賛成しよう」
しかしリデオは引き下がらなかった。
「なあ、ちょっと待てよ。ハスタリメノ…こいつは俺たちの仲間の仇なんだぜ…。これまで散々お勤めに励んできやがった凶賊一匹を救うために、勇敢に散った戦士たちの弔いが果たされないようなことがあっちゃならねえ。こいつをぶっ殺すことこそが騎士道だ。そうは思わねえかよ?」
この賊同然のチンピラ傭兵がそれを言うのは失笑ものだが、言っている内容自体は尤もであるように聞こえる。ハステはリデオの悪党ぶりを知らないため、なおさらそう感じるはずだ。
「えっ…あぁ…う、うむ…確かに弔いは果たされるべきだ…だが…ちょ、ちょっと待って…」
案の定の反応だ。殺すことが正義などとは夢にも思ったことがないのだろう。彼女は表情を一変させ、しどろもどろに言葉を詰まらせた。
「おい、ノラッド、おめえもそれでいいのか?」
言葉を振られたノラッドは、無言でハステの目を見て、その言葉の続きを促した。
ハステもそれに気付き、焦ったように答える。
「いや、待ってくれ。良くない。良くない気がするぞ…」
恐らくは、ホルズに対する隊長らの残忍な報復行為を認めるわけにはいかない一方で、殺された傭兵たちの無念にも思い至り、その憎むべき仇を救おうとする行為が騎士道に矛盾しているということに初めて気が付いたのだろう。彼女のこれまでの言動から察するに、彼女はあまり理性的な人間であるとは思えないが、その一方で常に正しく在りたいと願う心を持った人物だということは確かであるように思える。彼女はきっとどんな罪も盲目的に許してやりたいと願う生来の愚直な善意に縛られつつも、無条件に許すことだけが騎士道ではないということは、――おそらくは理屈以前に、本能的に――知っていたのだ。
と、回りくどい表現をしたが、要するに彼女は善人である。それも途方も無い善人だ。例えばこの先何らかの重大な選択を迫られ、その時に彼女の味方に付いたとして、必ずしもそれが成功や勝利に繋がるとは思えないが、少なくとも後で後悔をすることは決してないだろう。
ノラッドは腕を組み、目を伏せ、今にも頭を抱えてうずくまってしまいそうな様子の若い女騎士に向けて、重々しい調子で口を開いた。
「そう、勇敢に散ったんだ。俺の部下たちはな。だが、お互いが命を掛けた仕事に臨み、勝ち残ったのが盗賊だった。それだけのことなんだ。賊は賊として裁かれるべきだが、彼らの恨みのために俺がこいつを痛めつけるのはお門違い。そうだろう?」
ハステはまるで悪事を咎められたかのようにびくりと顔を上げ、その大きく美しい赤い目を見開いて頷いた。そして、一拍置いた後にノラッドの目を見て、やはりしどろもどろに言った。
「そっ、そう。そう…だな!きっとそのはずだ。…そうでなければならないのだ…」
リデオがまた何かを言おうとしたが、ノラッドが組んだ腕の右手の指を軽く持ち上げ、リデオを指す仕草をして制したのを私は見つけた。それはつい先ほど片手を大きく上げて彼を制したときとは違う、なにやら合図めいた雰囲気を持つ仕草であった。リデオもまた、不自然なほど素直に、無言で引き下がった。
明らかに何かがおかしい。
ノラッドはハステの思考を誘導しているように感じられるが、その誘導の方向性は先程まで赤毛の盗賊に対し狂気じみて見えるほどの激しい憎悪を燃やしていた彼の立ち位置とは極端に真逆を示している。この頼りない若い騎士を目の前にして、年長者として彼女を導いてやろうという気持ちが彼の中に芽生えたとしてもそれ自体に不思議は無いが、あまりに話がわかりすぎる。
「ああ、その通りだハスタリメノ。君はまだ若い。そういったことにはいくらでも悩むがいいさ。悩む時間や苦労が勿体無く感じるようになってしまうまではな」
そう言ったノラッドの目はどこか悲しげだった。
「ひっひっひ…結局俺はてめえらクソどもに嬲り殺しにされるのか?それとも騎士様がお助け下さるのか?だとしたら、なぁ、マジで頼むぜ…。一筋縄じゃいかねーぞ」
変わり者の盗賊が妙に楽しそうな様子でそう呟くのを横目に、私はついに確信を得た。
ノラッドはハステを騙そうとしている。
やはりホルズを公正に裁くつもりなど無いのだ。彼の憎しみは深い。そしてきっとこの先ハステがホルズの末路がどのようなものとなったのかに気付くことは無いし、ノラッドもそれを当然理解している。
今後のホルズの扱いを思うと胸が悪くなる。彼が残忍な人殺しであることは事実で、どれほどの扱いを受けようともそれが自業自得であるということもまたわかっているのだが、それでも彼が先ほどハステを庇おうとした様子や、セリトの代わりにニャキを怒鳴りつけたことなどを思い出してしまうと、特に具合が良くない。
私は何を考えているんだろう。こんな感情は拭わねばならない。
「ホルズ=トーヤカンジク。おまえが裁かれるのはここではない。彼らがノンドでの任務を終え次第、テンベナへおまえを護送する」
ハステがホルズの方へ向き直りそう言うと、ホルズはあきらめたように大きくため息をついた。
「彼らが…ねぇ」
人を信じ続けて生きてきたであろうハステには決して気付くことができないことも、このホルズは容易に理解してしまう。きっと彼は生まれてからずっと人を疑い続けて生きてきたのだ。




