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【第3話】 殺スンジャー、覚醒!? Part.1
「違法殺人、レッド!」「違法殺人、レッド!」「違法殺人、レッド!」「違法殺人、レッド!」「違法殺人、レッド!」パンパンパン
階段の踊り場の小窓から、路地裏を覗く。
地面に刺さった看板の前。レッドが男の足を銃で撃ち抜き、彼を痛めつけている。
「ぎゃああああっ!!」
あの声はさっき、僕に逃げ場を指示してくれた男だ。
貴方の分まで、必ずや生き延びます―――!
僕を追ってくる可能性があるのは、ピンク、ブルー、ブラック、グリーンの内、一人以上。
まず屋上だ。屋上に出て……それから……
あれ?
屋上に出て、どうする!?
カンカンカンカン!
螺旋階段の下から、複数人の足音が反響してくる。
まっまずい!
嵌められた!?見知らぬ男に!?なんで!?
だが、ここで階段を戻る余裕はない。
もはや、登り切るしかない!
ガチャッ。
踊り場のドアを開けた瞬間、隙間から入ってきた風が頬をなぞる。
その高さ、ビル14階分。
逃げ場は、どこにも無い。
「くっ―――!!」
どうなる!?