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【第2話】市民、大ピンチ!

ひっ、ひっ、ほっ、ほっ


俺の職業は陸上選手。アジア大会の優勝経験者でもある。

だが―――


トントン(頭を指でノックする)


そう。頭脳戦にも長けてるんだ。

さっき提案したのは、人数を分散させるアイデア。

しかし1人を、「ビルの上に」誘導してやったんだ!


人間は焦ると、判断を他人に委ねる傾向にある。

ビルをいくら登ろうとも、行き着く先は『屋上』。

そう、行き止まり<デッド・エンド>なのさ!

奴を囮に、俺は逃げ切ってやるぜ!


「殺スンジャー、レッド!」パァンパァン!


うお。背後から銃声が聞こえる。

俺に分担されたのはレッドか!馬鹿め。

一般的に移動しながらの銃撃は、著しく命中力が低下するんだ。

果たして奴は、追いながら俺を狙えるのかな?

このまま裏路地を突っ切ってやるぜ!


その時だった。

ズズゥン!!

な――――ッ!!


俺は咄嗟にブレーキを掛け、その場で停止する。

正面に落下してきたのは、巨大な鉄の塊だった。


俺は後ろを振り返る。

遠くに、怪人の死体の前で、レッドがライフルを構えている。

さっきの銃声は、俺を狙ったものではない!

最初から俺のことを追わずに――、頭上の看板を狙っていたのかッ!

まずい、ここは路地裏。

進行方向を断たれたら、逃げ場は無い……ッ!


俺は全てを諦め、トントンと頭を指でノックする。

ここを狙え。


パァン!


いい人生だった。

残り2名―――

果たして一般市民は、生き残ることができるのか!?


5人いるので誰かを囮にしても結局人数配分されるからあんまり意味がない。

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