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その先は朱か黒か……  作者: ぬい葉
二章:鎮静

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幕間:アストラ大陸の全ての国

 アストラ大陸にある全ての国の紹介です。読む気が失せちゃうかもしれませんが、メニーラ王国までは読むことをお勧めします。(この先にも少し関わるので)

「今回はアストラ大陸各国についてのおさらいです」


 そう告げるのは以前世界についてクロハたちへと講義をしたリールである。


「「「「はーい」」」」


 そう声を重ねて返事をするのは、クロハ、リリア、アサークだ。今回この授業を受けるのはこの三人である。


「はい、では早速全ての国の場所と特徴について」



 アズラ王国。

 現国王――ハンズ・アズラ。


 アストラ大陸中心部に位置する、アストラ大陸一国土が広い国である。

 違法奴隷は勿論、奴隷制度を認めていない代表的な国である。

 治安もよく、人口も多い。

 国王は優しい性格をしており、民からの信頼もある。彼は平和主義であり、民想いなことから、税の殆どを国内の発展に使っており、他国と比べても比較的豊かな国となっている。


 ――しかし、国内へ意識を向け過ぎ、防衛側が疎かになっていることが懸念点である。



 サンクラット王国。

 現女王――ソラーヌ・サンクラット。


 アストラ大陸最西端の国であり、アズラ王国の盟友国でもある。

 冒険者発祥の地であることが非常に有名だ。

 女王であるソラーヌは戦闘狂であるが、優しい一面もあり、一部の民からは慕われている。しかし大多数の民からは、根拠のない噂話によって恐れられている。


 ――戦闘狂である彼女だが、最も仲間の死を恐れているため意外に慎重である。



 ラストリア帝国。

 現国王――ゴルム・ラストリア。


 アズラ王国のちょうど北方向に森を挟んで位置する、アストラ大陸二番目に大きい国土を誇る軍事大国であり、アズラ王国に敵対心を見せている。

 違法奴隷を認めて活用している代表的な国だ。

 軍事力では大陸一と言えるほどに、多数の兵器や大きな力を持っている。しかし、軍事力に資金を使いすぎ、治安面はあまりよろしくない。

 皇帝であるゴルムの命令は絶対であり、たとえ命令が極悪な犯罪であろうとも従わなければならず、彼を止めれるものは誰一人と居ない。

 ラストリア帝国生まれの者が国外に行く際は、十日以内に戻ってこなければならず、戻ってこなかった場合には、人質が殺されることとなる。そんな規制が厳しい国だ。

 様々な悪い噂が流れるラストリア帝国であるが、同盟国はおり、後に紹介するエソミア王国、ファンク王国と良好な関係を築いており、更にポレス小国を従属させている。


「ここまでがアストラ大陸三大国です覚えていましたか?」


「勿論ですわ!」


「僕も大丈夫です」


「私も」


「では続きを」



 タルタ小王国。

 現国王――モンデス・タルタ。


 アズラ王国の南の方角に隣接して位置する、アズラ王国の同盟国である。

 小王国という名の通り小さい国であり、武力もそれほど大きくない。

 国王であるモンデスは温厚で控えめな性格である。



 シュベル小国。

 現国王――コルツ・シュベル。


 アズラ王国の東側に隣接して位置する国であり、アズラの同盟国である。

 北に隣接するエソミア王国との関係はあまり良くない。

 国土はタルタ小王国と同程度。しかし軍事力は小さい国なりにはある。

 東側には巨大な山脈がある。



 ファンク王国。

 現国王――ストラ・ファンク。


 ラストリア帝国の西に隣接する、比較的小さい国。

 ラストリア帝国と、南に隣接して位置するポレス小国と仲が良い。

 帝国と同じく奴隷制度を認めており、違法奴隷も認めている。



 ポレス小国。

 現国王――オダロン・ポレス。


 ラストリア帝国の南西に隣接して位置する、帝国に従属しているアストラ大陸一小さい国。

 奴隷制度、違法奴隷も認めており、闇商売が盛んな国である。

 小さい国であるが、ラストリア帝国のお陰で軍事力はそこそこある国だ。



 エソミア王国。

 現国王――エルディア・エソミア。


 ラストリア帝国の東に隣接して位置し、帝国の同盟国、そして大国である。

 こちらも奴隷制度、違法奴隷共に認めている。

 東に隣接するメニーラ王国との関係は悪く、戦争に発展する可能性が高い。しかしラストリア帝国の企みのため、現在はメニーラとの関係回復を図っている。



 サーズ王国。

 現国王――ウグロス・サーズ


 アズラ王国の南東に位置する国であり。タルタ小王国、後述するミクラン王国と仲が良い。アズラ王国とは普通の関係といったところだ。

 治安は最悪レベルであり、殺し屋が事実上認められている国である。



 ミクラン王国。

 現国王――オダリー・ミクラン。


 サーズ王国の東に隣接する君主制国家である。

 アズラだけでなく、周辺国と仲が良い。



 メニーラ王国。

 現女王――カトリア・メニーラ。


 アストラ大陸最北東、エソミア王国の東に隣接して位置する比較的大きい国。

 ソラーヌと同様、この大陸では珍しい女王である。

 長年別大陸に行く方法を模索している。しかし、なかなか研究は進んでいない。

 アズラ王国との仲は良い方だが、国同士が遠いため、交流は少ない。後述するムルム王国と同盟を結んでいる。



 ムルム王国。

 現国王――グルンド・ムルム。

 メニーラ王国南西に隣接し、シュベル小国の東(山脈を超えて東側)に位置する、君主制国家である。

 後述するアラム王国以外、特に敵対国があるわけでも無い。



 アラム王国。

 現国王――ワンドーク・アラム。


 ムルム王国の東に位置する国。

 先代がやらかし、味方がいない国である。更にワンドークの性格もあまり良くないため、周辺国の殆どに敵視されており、潰されるのも時間の問題だろう。しかし武力はあるほうだ。



 ナンツ共和国。

 代表者――マルフィスト・カスト。


 アラム王国の南、ミクラン王国の東に位置する国。

 この大陸では珍しい共和国である。

 ミクラン王国と同盟を組んでいる。しかし、アラム王国とは関係が悪く、戦争へと発展する可能性が高い国だ。



 インラ共和国。

 代表者――アルカ・ヴァン。


 タルタ小王国の南に川を挟んで位置する国。

 最近では、後述するオスラ聖王国との関係が悪くなっている。

 しかしその他の周辺国とは、比較的良好な関係を築いている。



 オスラ聖王国。

 現国王――レットンブル・オスラ。


 アストラ大陸最南西に位置する孤島である。

 世界を創世したとされる女神、アズドラスコを崇拝している国である。


 ――しかし、実際に女神など居らず、彼らの先代が勝手に描いた妄想であった。



「はい、これで以上です。お疲れさまでした。全て覚えていましたか?」


「何か国か忘れてた国がありました」


「わたくしは完璧ですわ!」


「僕もちゃんと覚えていられたよ」


「クロハさん、もっと勉強してくださいね?」


「はい……」

【あとがき】


 ぬい葉です。


 全部で16か国ですね。


 ムルム王国辺りからは、本編中に登場することが恐らくないです。気合い入れて国を作りすぎました。


 あと国王の名前以外で『――』が入っているところは、ちょっとした補足みたいな感じです。

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