幕間:アストラ大陸の全ての国
アストラ大陸にある全ての国の紹介です。読む気が失せちゃうかもしれませんが、メニーラ王国までは読むことをお勧めします。(この先にも少し関わるので)
「今回はアストラ大陸各国についてのおさらいです」
そう告げるのは以前世界についてクロハたちへと講義をしたリールである。
「「「「はーい」」」」
そう声を重ねて返事をするのは、クロハ、リリア、アサークだ。今回この授業を受けるのはこの三人である。
「はい、では早速全ての国の場所と特徴について」
アズラ王国。
現国王――ハンズ・アズラ。
アストラ大陸中心部に位置する、アストラ大陸一国土が広い国である。
違法奴隷は勿論、奴隷制度を認めていない代表的な国である。
治安もよく、人口も多い。
国王は優しい性格をしており、民からの信頼もある。彼は平和主義であり、民想いなことから、税の殆どを国内の発展に使っており、他国と比べても比較的豊かな国となっている。
――しかし、国内へ意識を向け過ぎ、防衛側が疎かになっていることが懸念点である。
サンクラット王国。
現女王――ソラーヌ・サンクラット。
アストラ大陸最西端の国であり、アズラ王国の盟友国でもある。
冒険者発祥の地であることが非常に有名だ。
女王であるソラーヌは戦闘狂であるが、優しい一面もあり、一部の民からは慕われている。しかし大多数の民からは、根拠のない噂話によって恐れられている。
――戦闘狂である彼女だが、最も仲間の死を恐れているため意外に慎重である。
ラストリア帝国。
現国王――ゴルム・ラストリア。
アズラ王国のちょうど北方向に森を挟んで位置する、アストラ大陸二番目に大きい国土を誇る軍事大国であり、アズラ王国に敵対心を見せている。
違法奴隷を認めて活用している代表的な国だ。
軍事力では大陸一と言えるほどに、多数の兵器や大きな力を持っている。しかし、軍事力に資金を使いすぎ、治安面はあまりよろしくない。
皇帝であるゴルムの命令は絶対であり、たとえ命令が極悪な犯罪であろうとも従わなければならず、彼を止めれるものは誰一人と居ない。
ラストリア帝国生まれの者が国外に行く際は、十日以内に戻ってこなければならず、戻ってこなかった場合には、人質が殺されることとなる。そんな規制が厳しい国だ。
様々な悪い噂が流れるラストリア帝国であるが、同盟国はおり、後に紹介するエソミア王国、ファンク王国と良好な関係を築いており、更にポレス小国を従属させている。
「ここまでがアストラ大陸三大国です覚えていましたか?」
「勿論ですわ!」
「僕も大丈夫です」
「私も」
「では続きを」
タルタ小王国。
現国王――モンデス・タルタ。
アズラ王国の南の方角に隣接して位置する、アズラ王国の同盟国である。
小王国という名の通り小さい国であり、武力もそれほど大きくない。
国王であるモンデスは温厚で控えめな性格である。
シュベル小国。
現国王――コルツ・シュベル。
アズラ王国の東側に隣接して位置する国であり、アズラの同盟国である。
北に隣接するエソミア王国との関係はあまり良くない。
国土はタルタ小王国と同程度。しかし軍事力は小さい国なりにはある。
東側には巨大な山脈がある。
ファンク王国。
現国王――ストラ・ファンク。
ラストリア帝国の西に隣接する、比較的小さい国。
ラストリア帝国と、南に隣接して位置するポレス小国と仲が良い。
帝国と同じく奴隷制度を認めており、違法奴隷も認めている。
ポレス小国。
現国王――オダロン・ポレス。
ラストリア帝国の南西に隣接して位置する、帝国に従属しているアストラ大陸一小さい国。
奴隷制度、違法奴隷も認めており、闇商売が盛んな国である。
小さい国であるが、ラストリア帝国のお陰で軍事力はそこそこある国だ。
エソミア王国。
現国王――エルディア・エソミア。
ラストリア帝国の東に隣接して位置し、帝国の同盟国、そして大国である。
こちらも奴隷制度、違法奴隷共に認めている。
東に隣接するメニーラ王国との関係は悪く、戦争に発展する可能性が高い。しかしラストリア帝国の企みのため、現在はメニーラとの関係回復を図っている。
サーズ王国。
現国王――ウグロス・サーズ
アズラ王国の南東に位置する国であり。タルタ小王国、後述するミクラン王国と仲が良い。アズラ王国とは普通の関係といったところだ。
治安は最悪レベルであり、殺し屋が事実上認められている国である。
ミクラン王国。
現国王――オダリー・ミクラン。
サーズ王国の東に隣接する君主制国家である。
アズラだけでなく、周辺国と仲が良い。
メニーラ王国。
現女王――カトリア・メニーラ。
アストラ大陸最北東、エソミア王国の東に隣接して位置する比較的大きい国。
ソラーヌと同様、この大陸では珍しい女王である。
長年別大陸に行く方法を模索している。しかし、なかなか研究は進んでいない。
アズラ王国との仲は良い方だが、国同士が遠いため、交流は少ない。後述するムルム王国と同盟を結んでいる。
ムルム王国。
現国王――グルンド・ムルム。
メニーラ王国南西に隣接し、シュベル小国の東(山脈を超えて東側)に位置する、君主制国家である。
後述するアラム王国以外、特に敵対国があるわけでも無い。
アラム王国。
現国王――ワンドーク・アラム。
ムルム王国の東に位置する国。
先代がやらかし、味方がいない国である。更にワンドークの性格もあまり良くないため、周辺国の殆どに敵視されており、潰されるのも時間の問題だろう。しかし武力はあるほうだ。
ナンツ共和国。
代表者――マルフィスト・カスト。
アラム王国の南、ミクラン王国の東に位置する国。
この大陸では珍しい共和国である。
ミクラン王国と同盟を組んでいる。しかし、アラム王国とは関係が悪く、戦争へと発展する可能性が高い国だ。
インラ共和国。
代表者――アルカ・ヴァン。
タルタ小王国の南に川を挟んで位置する国。
最近では、後述するオスラ聖王国との関係が悪くなっている。
しかしその他の周辺国とは、比較的良好な関係を築いている。
オスラ聖王国。
現国王――レットンブル・オスラ。
アストラ大陸最南西に位置する孤島である。
世界を創世したとされる女神、アズドラスコを崇拝している国である。
――しかし、実際に女神など居らず、彼らの先代が勝手に描いた妄想であった。
「はい、これで以上です。お疲れさまでした。全て覚えていましたか?」
「何か国か忘れてた国がありました」
「わたくしは完璧ですわ!」
「僕もちゃんと覚えていられたよ」
「クロハさん、もっと勉強してくださいね?」
「はい……」
【あとがき】
ぬい葉です。
全部で16か国ですね。
ムルム王国辺りからは、本編中に登場することが恐らくないです。気合い入れて国を作りすぎました。
あと国王の名前以外で『――』が入っているところは、ちょっとした補足みたいな感じです。




