迷い人
向埜 蒐。我らが生徒会長だ。
花壇に手を加えたい俺の抑えられない衝動を受け入れ、便宜を図ってくれた恩人だ。
しかし厳しい面も多く、夏の川柳コンクールで受賞できなかったものには資料集代わりに課題を出されたり、何にも関係ないボランティア活動に参加させられたりなど…何かと厳しい面の方が強いな。
女子の運動部に度々助っ人に行ってるとか。運動神経もいいらしい。
なんでこの人文芸部なんだ?
「ご注文は?」
「パンケーキを」
「そば」
「牛丼」
「ミニピザ」
「チーズバーガーセットで!」
俺たちは取りあえず近くのファミレスに寄った。このファミレス何でもあるな。
向埜会長と根室に向かい合う形で座る。奥に座るとドリンクバー取りに行きづらいから嫌なんだよね。まあ頼んでないからいいんだけど。
「まず第一に、疑ってすまなかった」
「いえ、証明する機会をいただき、納得してもらったのなら何よりです」
「どちらにせよ、我々の利になる話だった、感謝する」
「ならば次はどうすべきか、分かっているはずです」
なんか話が裏で進んでいるみたいだ。疎外感すごい。
「そうだな、我々とコルセルニ教会で手を結ぶ、それがもっともな選択だ」
「でしたらこちらにサインを」
銀音さんが紙を出した。俺が最初に書いたものと似ているが、恐らく内容は違うのだろう。
「言っておくが我々はコルセルニの下につく気は無い」
会長は腕組みをしたまま、取り出された羽ペンを手にしなかった。根室も何も言わない。
「それはあなた個人の意思ですか?」
「そうだ」
「一存で決まるようなことではないと思いますが」
「今はな」
「…何を企んでいるのですか?」
「教える必要はないな」
妙にぴりついている。あれ、これって気まずい雰囲気?
割り込むようにして注文の品が次々と並べられていく。
「おお、こっちに戻ってきて久々の牛丼かもしれねえ、これが懐かしの故郷の味か」
一方で陽太郎は空気を読まずに食事を堪能していた。こいつ、空気が読めていない!
「立場がわかっていてそう言えるのなら相当な器ですね」
「なに、これも序の口だ、何も知らない者にはそう捉えられるのだろう」
本題に入らずバチバチの口論だ。
「そうピリピリするなよお二人さん、俺たちがどうこうしてどうにかなるようなもんじゃないだろ?」
マイペースに牛丼を食いながら話に割り込む陽太郎。俺は話を把握していないので何も言えない。でもすごい陽太郎の場違い感はある。
「陽太郎、危機感を抱いてください、目の前に敵になるかもしれない相手がいるのですよ?」
「会長さんがわざわざ全校生徒を危険に晒してまで敵対する理由はねえだろ、そんな奴だったら俺がたたっ斬ってるぜ」
「分かったようなことを…」
「そこの不良じみた男の言うとおりだ、私がコルセルニの敵になれど、無辜の民の敵になることはない」
「だってよ、分かってらっしゃるじゃないですか…俺って不良っぽい?」
「結構ぽい」
陽太郎が聞いてきたので答えた。自覚ないのか。
「勘違いしないで欲しいが、私はコルセルニに与することはしない、だが共に戦って欲しいというのならやぶさかではない」
「なんですかその理屈」
「つまりはそうだな」
会長はテーブルに置かれた紙を手に取り、そして裂いた。
「あ」
「こんなものなぞなくとも、一声かければ協力するというのだ、それがわからんか」
はらりと破れた紙が落ちる。
「お前が組織にこだわっている理由は知らないが、我々はまだそんなものにとらわれるべきではない」
「…だとよ、手ひどくフラれたな」
「悠長なことを…」
「あーちょっとお伺いしたいんですが」
あんまり仲間外れにされるのもあれなので、質問することにした。
「会長たちの所属って、何なんですか?」
会長は険しい真剣な表情から、不意を突かれたかのようにキョトンと表情が変わった。
「なんだ、根室から聞いていないのか?」
「…」
根室は目を伏せたまま何も答えない。何だこいつ。
「何も隠すことではない、私達は向埜家という組織に所属している」
向埜家、よく聞く名前だ。てか会長の名字じゃん。
確かに良家の淑女とか噂はあったけどまさか魔導界の組織だったとは…
「知らないはずはないな、この街に住むものならば耳にしないはずがない」
「いや確かに耳にはしているけど…」
具体的に何しているのかは知らない。何?老舗なの?
「財閥だ、この街の大半の企業に出資している」
「お金持ちなんすね、イメージ通りだ」
…ん?魔導組織の一つってことはもしかして資金は魔術で確保していたりしているのか?
「仔細は後ほど話す機会があればな、とりあえず志木、ご苦労だった」
当のお嬢様から労いの言葉をいただく。納得はまあしていないけど、問題はそこではない。
「それで、何だったんですか?さっきの茶番は」
素人目にもやる気がないってわかる雑な剣戟はなんのためのものだったのだろう。
「あれは敵を誘い込むための演技です。志木有史の周りの人間がまた別の組織と戦っているなどという
図式を知れば漁夫の利を狙う人間もいるでしょう」
「あんなでも意外と釣れるもんだな」
またなんか俺の知らないところでやってる…まあいいんですけど、どうせ俺素人だし。
「んで、根室に聞きたいんだが…」
未だ腕組しながらメガネをぺカーっと反射させている根室に言う。
「なんだ?」
「敵になるか味方になるかはお前次第って、どゆこと?」
「なに、そのままの意味だ」
多くを語らない根室、なんだこいつ。会長がその先を補足する。
「コルセルニには下らないという意味だろう、志木、お前はコルセルニに所属しているのか?」
「多分そうです、そうだよね?」
「正式な手続きはまだですが、一応仮所属です」
そんな仮入部みたいな状態なのか俺。
「だとすれば、その通りの意味だ、向埜家はコルセルニに対して良くは思っていない、だからこそ敵になる可能性もあるのだ」
「コルセルニからは特にどうも思ってませんけど」
なるほど、向埜家が一方的に嫌っているだけなのか。
「だからこそ、組織としてではなく、私個人で協力しよう、その方が事も諍いもあるまい」
「…俺も会長に同意見だ」
主張する会長に同意する根室。
取りあえず、組織を通しての活動をしたいのではなく個人的な活動として動きたいようだ。
「俺はそれでいいけどな、コルセルニのじじい連中もなんもしねえだろ」
「しかし信用性がありません」
賛同する陽太郎、対して銀音さんは頑なだった。
「あなたたちに背中を狙われる可能性があるのなら、作戦はコルセルニの人間だけで行います」
意地でも譲らない姿勢だった。陽太郎は「やれやれ」と頭を掻いている。
銀音さん以外は特にこだわりなく自由にやろうというスタンスだ。俺も特に反対する理由はない。
でも確かに、正社員からしたらボランティア気分で自分の仕事をやられるのはあまりいい気分ではないのかもしれない。
で、これどうなんの?
「だとすれば、この話はおしまいか」
会長が席を立つ。それに根室が続く。二人の頼んだ器は空だった。
「情報の提供に感謝を、これで私もやるべきことがハッキリした」
「私たちの邪魔だけはしないことをお勧めします、命が惜しければ」
去り際にもバチバチと火花を散らしている。嫌だなあ、女の子同士のこのギスギス。
「銀音さん、いいのか?戦力増強のチャンスかもしれないのに」
「問題ありません、戦力不足ならばコルセルニ教会より増援が送られてくるはずです」
「信用しすぎだろ、どうせ神父は大したもん送ってこねえって」
経験則なのだろうか、銀音さんに対して陽太郎はあまりコルセルニを信用していないようだ。そんなに気が利かない組織なのだろうか?
でも陽太郎はこういうやつだからあまり参考にならないな。上の合理的な作戦より力でごり押すタイプだし。
何だったら好き勝手やって「な?どうにかなっただろ」というセリフを言っている陽太郎が容易に想像できる。よう太郎がよう易につって、…あーさびし。
「さて、部外者は去りました、先ほど得られた戦果について話し合いましょう」
結局三人で話しあうことになった。
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会長と根室が去った後、銀音さんがテーブルにごとッと何かを置いた。氷の結晶のような、しかし薄い紫色だ。欠けているように見えるが
「これは?」
「謎の結界の発生源です、今は力を失っています」
他にボロボロと、巾着袋から取り出される。
そして右から順番に指を差す。
「これが有史さんと最初に会った時の結晶、これが陽太郎と合流した時の結晶、これが高校にあったものです」
そして今回の物で計4つ、結晶が並べられた。どれもサイズは異なっている。
「見てわかると思いますが、最初のものから大きくなっていき、今回の結晶は前回の物より小さい」
確かに、今回の物は前々回の物と近い大きさ、正確に比べるなら前々回より少し大きい。
「そして結晶を解析した結果、魔力の循環を行う結界の心臓部のような構造になっていました。ただし、出ていく量が多い部分があります」
「なるほど」
「つ、つまり、どういうこと?」
一部、魔力が出て行っている、ということはつまり…どゆこと?
「当然、甘い蜜を吸っている人物がいます」
「なるほど」
「あーやっとわかりました」
「ちゃんと黒幕はいます、ですから怪しい人物を見かけたら報告するように」
「あふほど」
「陽太郎、納得しているふりはやめてください」
「すまん、牛丼食ってた」
謝る姿勢を見せつつも手を止めない陽太郎。ハンバーガーは冷めてもおいしいので焦らず食べる。
「…ちなみに最初の結晶近くには人はいませんでした、遠隔操作なども考えられるので結界の範囲に限らないということを念頭においてください」
「つっても怪しい人物なら結局のところそいつの周りにいたやつじゃねえの?」
「そうですね、あの二人も考えられます」
銀音さんの矛先が会長と根室に向いた。まだ引っ張るのか。
「そんなこと、一応協力してくれたんでしょ?」
「演技の可能性もあります、だからこそコルセルニの一員として迎え入れなければ信用に値しないのです」
「いやいや、そっちじゃなくてコインランドリーの客のことだ」
陽太郎は注視する点をずらす。そうだ、闇バイトさせられている人が居たんだった。
「誰か分かったのかよ」
「ええ、その人の持ち物から結晶を発見しました」
「それで、野放し?」
「マーキングしておきました、いつでも居場所を把握可能です」
「マーキング?なんだ?小便でもかけたのか?」
瞬間、すごい速いグーパンチが陽太郎の顔を歪ませた。
「今の私は直情的です」
「すまん、今のは流石に品が無さ過ぎた」
「無いどころが下品です、下の下です」
俺も流石に女の子に言う言葉じゃないと思いました。陽太郎、どんだけ泥臭い男なんだ。
「…大事なのはここからです、真面目に聞いてください」
陽太郎のせいで言葉に怒気が混じっているように聞こえた。なんとか平静を保ちつつ、銀音さんは続ける。
「今後の結界の発生地点を予測する手法として、発生地点を線で結ぶことが挙げられます」
銀音さんはそう言って地図を広げた。
この周辺の地図だ。そして書き込まれたマーカーは結界の位置だろう。
「これは…」
「北上して行ってんな」
「なので、今回発生した地点以北に発生すると考えられます」
そういう結論になるのは自然だ、自然だが…
「それも敵の罠だったら、どうするの?」
「俺だったら正面から突っ込むが、なにかあるのか?音っち」
「…正直、これは人海戦術を取るのが最善手です、が…」
銀音さんは俺達を見る。
「コルセルニ教会より増援が来ない以上、私達で対処するほかありません」
「そうか、なら話は簡単だ」
陽太郎は前向きだが、銀音さんはどこか思い詰めている様子だ。
「他に協力してくれる人っていないんですか?探偵さんとか」
「結界へ入れなければ意味がありません、大人の方々は皆、結界に立ち入る術がありません」
そうなのか、それもそうか、誰も彼もが入れたら俺が戦う必要もないもんな。
「…こうなると作戦の立てようがありません、ただ一つ、、結界の反応があった際はいつでも北の方へ行ける準備をしておいてください」
結局、具体的な対策はなかった。
これは少し、まずい状態にあるのかもしれない。チーズバーガーを味わっている気分ではなかった。
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ファミレスから出てから3人、帰路へつく。
「俺は先に帰らせてもらうぜ、消費期限が過ぎる前に生ものの消化に向かわなきゃならん」
すごい庶民的な理由で走っていった。
最後、俺の方へウインクして行ったけど、なんか少し腹がたった。
「有史さん」
銀音さんが俺を呼ぶ。なんか話すことでもあったっけ?と思い浮かべたら、今日の命令違反の件を忘れていた。サーッと気持ちが沈む。
「す、すんませんでした」
「…」
またビンタされるのかと腹をくくっていたのだが…銀音さんは何もしなかった。
あれ?怒ってるのに、怒ってない?
「有史さん、私の考えに異を唱えたくなることもあるかもしれません」
銀音さんは俺の手を両手で包み込むように握った。
「ですが、それは全てあなたのためになることです、例えどんな突飛であり得ないことが起ころうと、私はただあなたの生存を第一に考えています」
その考えにまず異を唱えたくなった。ただ俺だけが生きていることを俺のためだと言われているのは少し、納得がいかない。
「けど、銀音さんや陽太郎がピンチの時、俺は何するか分からないよ」
「自制してください」
「…銀音さん、大人の定義ってなんだと思う?」
ちょっと凄まれて言葉に詰まったけど、はらりと道端に舞うチラシでそんな問いを思い出した。
『あなたの大人の定義はどのようなものですか?』
ちょっと前に出た課題だ。大人っぽい雰囲気の彼女がどう答えるのが少し気になった。
「…組織の期待に応えられる、そんな人間こそが大人と言えるのではないですか?」
すごい予想通り、ど真ん中ストレートな答えだった。
「学校に通っているのならばわかっているはずです、先生の言うことをよく聞き、校則を守らなければ罰を受ける、素直に考えればそういうことです」
ぎゅっと、俺の手を握る力が強くなる。
「あなたも大人になってください、聞き分けのいい大人に」
まるで母親のように諭す。
確かに銀音さんの言うことを聞いているだけなら苦労はしないんだろうけど…
少しのズレ、例え少数点単位の角度のズレだとしても、その線を伸ばせば大きなズレになる。
時が過ぎればあの選択は間違えだったって後悔するんだ。俺はそれが、怖い。
「…わかった、がんばります」
だから、まだ迷う。納得したふりをして。
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銀音は有史を無事自宅へ送り終える。
有史からは「送るよ」と気を遣われたが、「そんなことは私より強くなってから言ってください」と断り突き放した。
項垂れる有史を見て少し口角を緩ませながらその場を去り、一人夜道を歩く。
そして今日のことについて、考える。
向埜家の二人の協力、惜しいと言えば惜しかった。
だが銀音の念頭には信用が第一、組織との契約によって信用は成される。
それを断られたとあっては素直に協力してもらうわけにはいかないだろう。
終わったことだと割り切る。
間違えはない、確実に正解をたどっている。
それに対して迷いが生じるのは、一重に感情が介在するからだ。
陽太郎も協力には賛同していたがあの男の言うことなどあてにはできない。
無計画で突発的、自分がいつ死んでも後悔しないわがままな生き方をしている。
それゆえに感情に左右されやすい。反面教師にするにはいい例だ。
自分は違う。組織からの命令を確実に遂行し、利をもたらす。
それが良性と認められる条件。
教会の前に立つ。門扉を開けて閉め、ドアを開いた。
「ただいま帰りました」
「おかえりなさい、祝福された子よ」
シスターが銀音を迎えた。穏やかな表情でその身の無事に安心したかのように。
礼拝堂は薄暗く、月の光が僅かに差し込んでいる。
「礼拝堂はもう終わりですか?」
「ええ、あんまり人は来ないので」
流石に8時を過ぎれば人は寄り付かないだろう。
周辺の人気もほぼ皆無だ。
「さあ、家に行きましょう」
「はい」
外に出て教会の扉を閉める。
鍵を閉めるシスターの背を見て銀音は問う。
「礼拝堂で何を?」
「ん?貴方を待っていたの」
「電気ぐらいつければいいじゃないですか」
「んーでもこう暗いと雰囲気でない?」
「危険ですよ、転んで頭を打ったりして、記憶喪失にでもなったら困ります」
「大丈夫よ、そんな脆い頭はしていないから」
鍵を閉めると、銀音の背を押して門扉を通る。
「さあさあ、今夜はシチューよ」
二人は隣の家へと歩いていく。
玄関に入ると銀音の身体をすっとシスターが抱きしめた。
「んー!おかえりなさい!」
「暑苦しい…放してください」
その抱擁を銀音は雑に振り払った。
「えー反抗期ー?」
「そもそも必要ないことをしないでください、夕飯を食べたら早速外出するので」
足早と台所へ向かう銀音。
テーブルに座り、シスターが来るのを待つ。
「夜遊びだなんていけないんだー」
「早く座ってください」
「はいはい」
遅れてシスターがテーブルにつき、向かい合う。
テーブルの上にはシチューとバゲットが並んでいる。
「月に在する我らが神よ、星の恵みを…」
「いただきます」
銀音の口上をシスターによって遮られる。
「あむ」
「シスター…」
「いいのよ、私たちの神様は寛大だからこれで」
銀音がこだわっているうちにシスターは食事の手をどんどん速める。
「…いただきます」
渋々と銀音も食べ始める。
そんな様子をシスターは微笑みながら眺めていた。
「で?お仕事は順調?」
「不確定要素は多々ありますが、今のところは特に問題はありません」
「ふーん」
少し焦り気味に食を進める銀音。
食べていると思い返される今日の出来事。
向埜家の二人との協力、そして決裂。
協力に肯定的だった陽太郎と有史。
客観的に自分が意地になっているかのように思えた。
頬が強張り、手を止めてしまう。
「シスター、私は…」
「ん?」
「私は…いい子ですか?」
「うーん、そうね、いい子よ」
少し迷って答えるシスター。
「大丈夫、あなたは正しい、きっと私よりも」
柔和なシスターの目と肯定的な言葉に銀音は強張る頬が少し緩まった。
「順調なら、そのままお仕事頑張ってね」
「はい、勿論です」
快く答える。
迷ってなどいない、元より正しいことしている。
ただ自分の進む方向にいろんな人が行き交っているだけだ。
人物ノート⑨
根室僚
玲瓏高校1年生。文芸部で生徒会役員。
メガネをかけた一見して真面目人間。
しかし口を開けば小難しい言葉の羅列。
そして自らをスペクター卿と名乗るネーミングセンス。
中学生で捨てておくべきメンタルを高校生まで抱え持ってきてしまった残念男子。
しかし文芸部にいる幽霊部員を真なるスペクターと対抗意識を持っており、自身の幽霊部員になれない生真面目さを憎んでいる。




