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王城

広々とした空間、白を基調とした無駄のない綺麗な場所。

見るからに高価そうな絵。

無駄に高い天井。

壁には多くの騎士がずらりと並んでいた。

そして俺の目の前には三人がそれぞれの椅子に座って俺を見ていた。


「余はエルモレア、ここ王都の王だ。」

「私は騎士団団長のクレア。」

「俺は宮廷魔導士長兼冒険者のツィン。」


流れ的に自己紹介でもしとくか。


「俺は二ム。」


俺が喋っただけで周りが騒ぎ始めた。


「静粛に。して、二ムよ。聞きたいことがある。」

「なんですか?」

「おぬし、どうやって第1級特別牢獄から抜け出した?」


俺が口を開こうとした時、隣に座っていたクレアとかいうやつが喋りはじめた。


「あそこは、入ったら出られない。王都屈指の牢獄。『魔手』お手製の絶対空間だ。

それに彼女を倒す、殺したとしても抜け出す方法は無いのだ。」


ツィンとかいうやつも喋りはじめた。


「あの空間には二つ名持ちかそれに匹敵する犯罪者が収監されていた。確か合計8人はいたはずだ。」


8人だと?俺、女、ザイン、ビアーで4人じゃないか。

それにあそこにはそれ以外の姿も気配もなかったぞ。

いや、待てよ。ビアーみたいなやつらだったら分からないな。


「第1級特別牢獄は通常の牢獄とは違い、脱獄面でもそうだが、支給を一切受け付けない地獄と呼んでもいい場所だ。だが今日夕方、彼女の死亡と空間の破損が確認された。私と同じ宮廷魔導士だったアイリーには死んだら発動する魔法が組み込まれていた。だがそれが発動していない。」

「二ムよ。答えろ。」


王様が威圧してきた。

3人と俺を除いた他の人間達は一斉に座り込んでしまった。


「俺はここに観光しに来た。まぁまさか、城に入って王様方に会えるなんて思いもしなかったよ。

質問には答えよう。まず、ツィンだったか、人数の事だな。

あの場所には、俺、アイリー、ザイン、ビアーがいた。俺が来た頃には俺含め3人しか認識していない。

アイリーをやったあと、ビアーが出てきた。これで4人だ。残りの4人は知らない。」


ツィンはそうか。と一言だけ言い、黙ってしまった。


「次にクレアか。まず、空間から脱出した方法についてなんだが、ビアーが教えてくれた。

なぜかあいつあそこについてよく知っていたみたいだ。教えてもらった俺は魔術で抜け出した。

次に、死んだら魔法が発動するとかの事だな。それについては一切知らん。アイリーをやったとき身体を斬り刻んでやったから、その時に不発になってしまったのかもな。」

「あの『無地』があそこにいたというのか。」


ビアーのことを知らなかったのか?


「ふむ、二人とも知りたかったことが聞けて良かったな。では最後に余から質問を。

おぬし、何者、いや何だ?」

「人ですが?」

「人?馬鹿言え。余の目にはおぬしは化け物に見えるぞ?それも前代未聞のな。」

「ちなみに何が見えてるのですか?」

「人の皮を被った魔物だな。」

「魔物か。」


酷い言われようだ。俺は人だ。ただ、普通の人には無い、再生、言ってしまえば蘇生ができるぐらいの。あとそこらへんのやつより強いということ。


「魔物が我が城に入り込んできた。おぬしだったらどうする?」

「無論。排除しますね。」

「そうだ。排除するのだ。」


王様とは思えない悪い顔で笑い、魔術を使ってきた。


「王術、グランドクロス!!」


俺のいる場所から光の粒が溢れ、俺を包み込んだ。

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