南宮大社(垂井町)
南宮大社は、岐阜県の不破郡垂井町にある大きな神社です。
神社は、垂井町の南側にあります。
こちらの神社は朱塗りの建物が多くて、華やかを感じられます。
朱塗りの大鳥居もあり、神社から離れた場所からも大鳥居がはっきりと見えます!!
主祭神は金山彦大神、鉱山・鉄鋼の神様です。また、日本一有名な天照大神の兄神でもあります。
全国の鉱山、金属業・鉄鋼業・鍛冶に関わる多くの人たちが、南宮大社に参拝しに来るそうです。
垂井町内には、いくつも金属加工業や産業機器製造業などの工場があるそうです。実際に、私も様々な工場を見かけました!
多くの金属関係の会社があるなら、本当に金山彦大神様のご利益があるのかもしれませんね(≧∇≦)
御本殿以外には、大己貴命(大国主の別名)や、木花開耶姫命・瓊瓊杵尊の夫婦など、『古事記』にも登場する有名な神様たちもお祀りされているそうです。
南宮稲荷神社というお社もありますね。稲荷社は、あちらこちらの神社で見かけましたね〜(^_^)
また、東照宮(徳川家康をお祀りするお社)だけでなく、関ケ原の合戦で亡くなられた武士の方々をお祀りする御霊社も建てられています。
ちなみに、関ケ原町は垂井町のお隣りです。
そして、個人的に興味を持ったのは、南宮大社で大切に保存されている、古代(飛鳥時代後期から平安時代初期)に使われていた[駅鈴]というものです。
「初代の神武天皇が、最初に金山彦大神を垂井町にお祀りしました」と、伝わっているそうです。
[駅鈴]というのは、朝廷によって造られた主要道路の往来で、官吏が繰り返し鳴らす鈴。税としての食料を取り立てるために、人手や食料を運ぶ馬を動かすために活用されていたそうです。
(南宮大社の保存品ではありませんが、)官吏の位を表す刻み目が、はっきりと残っているものもある、との事……。刻み目によって、調達できる馬の数が決まっていたそうです!
大昔の物が、今もキレイに残っているなんて本当にスゴイですねっ(*^_^*)