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帰ってきた


ガバッ!


目が覚め、ベッドから飛び起きた。



「……いつものベッド? 帰ってこれたのか!?」



俺は部屋を飛び出し、台所の方へと走っていく。

台所には、朝食を作っている母さんが居た。俺は嬉しさのあまり母さんへと抱き着いた。



「母さん!」


「きゃっ! け、ケイン? ど、どうしたのよ!」


「母さん、母さん、母さん!」


「あらあら、成人したと言うのに、甘えん坊さんに戻っちゃのかな?」



母さんは優しく俺の頭を撫でてくれたのだった。




・・・・




「それで、ケインちゃんはどうしちゃったのかな?」


「うぅ……もう勘弁してくれ。」



すっかり落ち着いたは良いのだが、子ども扱いされるのは少し恥ずかしい。まぁ、俺が悪いんだけどな。

とりあえず『MMORPG』のスキルのせいで、異世界へと行っていたことを母さんに話したのだった。



「それで、ケインはこれからどうするの?」


「どうするって言われても、よく分からないよ。」



ふと視線の右上に、昨晩も見たHPとMPのゲージが有ることに気が付いた。さっきまでは色々とテンパっていたから気が付かなかった。



「あれ? これって……」



俺は四角のアイコンを押してみた。


******************************

メニュー

 ・ステータス

 ・ストレージ

 ・

 ・

 ・

******************************


なんとメニューが開いたのだ。

機能の一部が見えなくなっているが、間違いなくあのメニューだ。

試しにステータスを開いてみる。


******************************

名前:ケイン

職業:剣士


LV6

HP:40/40

MP:40/40


STR:2 +

VIT:2 +

INT:2 +

AGI:2 +

DEX:2 +

LUK:1 +


POINT:25


スキル:未取得

******************************


記憶にある値と同じ物が現れた。

次にストレージを開いてみると、『銅貨 ×2』が入っていた。おそらく報告の時に自動的に貰ったのだろう。

試しに銅貨を押すと、枚数を聞いてきたので2枚を選択。すると空中に銅貨2枚が現れたのでキャッチした。



「すごい、本物のお金だ。」



違う世界の銅貨なのに、いつも使っている銅貨と一緒だったのには驚いた。

次に、試しにテーブルに置いてあるコップをストレージに入れてみた。すると『木のコップ ×1』が追加されたのだった。



「夢じゃなかったんだ……」



おそらくだが、俺のスキルは向こうの世界の出来事が、こっちの世界でも使えるスキルなのだろう。

上手く行けば、このスキルで強くなったり、お金を稼げるかもしれない。凄いぞ!!



「母さん、俺のスキルは凄いかもしれない! ほら!!」



俺は持っていた銅貨を母さんへと渡した。



「このお金、どうしたの?」


「俺のスキルで手に入れたお金だよ! これで母さんを楽にしてあげられるよ!」


「そうなのね。でもこのお金はケインのだから、あなたが使いなさい。」


「何で、俺は母さんが楽して欲しいだけなのに……」


「母さんは十分な生活さえ出来て、ケインが元気でいれば、それで良いの。」


「でも!」


「もし、ケインが気にするのならば、たまに美味しい物を食べさせてくれたら嬉しいかしら。」


「……わかった。」



多分、何を言っても母さんは受け取ってくれないだろう。なら沢山稼いで美味しい食べ物を食べさせてあげることで幸せにしてやろうと思う。


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