表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/33

チュートリアル 1


まず最初に連れてこられたのは、剣と盾が描かれている看板の建物だった。



「ここは?」


「冒険者ギルドよ。ここで依頼を受けたりしてお金と経験値を貰うの。」


「経験値?」


「マジ? 経験値も知らないの?」


「あ、はい。」


「まぁ、ゲームも知らないくらいだし、仕方ないか。

 経験値ってのはね、それを集めるとレベルが上がって強くなるのよ。分かった?」


「レベルって、確か白い部屋で見た透明な板に書かれていたアレですよね。」


「ぷっ! と、透明な板って……あはははっ、駄目! チョーお腹痛い! 死ぬぅ~!」



何故かお腹を抱えて笑い出した。失礼な。

しばらく笑っていたが、どうやら落ち着いたみたいだ。



「やっと落ち着いたわ。さっきの透明な板……ぷっ! すぅ~はぁ~すぅ~はぁ~よし!

 あれはウィンドウとかそういった名前が有るのよ。」


「そうなんですね。」


「で、そのウィンドウに書かれていたと思うけど、LVがそれに当たるわね。」


「それでレベルが上がるとどうなるんですか?」


「HPとMPが増えて、POINTが5貰えるのよ。」


「へぇ~」


「反応薄っ! まぁ、それを使って強くするってことね。」


「ちなみにどのくらい強くなるんですか?」


「振り分ける項目にもよるけど、STRに1振ると、敵へのダメージが1増えるわね。」


「ダメージが1?」


「あー、そっか。えっとね、あんた……そー言えばお互い名前知らなかったね。私は『ましろ』よ。」


「真っ白? 真っ黒の間違いじゃ? ほら真っ黒の服着てるし。」


「誰が真っ黒よ! それに真っ白じゃなくて、ましろよ! ま・し・ろ!」


「あ、はい。えっと、ケインです。ましろさん。」


「宜しい。じゃあ続きを教えるわね。」


「多分と言うか、間違いなくケイン君はレベルが1だと思うんだけど、合ってるよね?」


「はい。」


「そうすると、VITが1だとしたらHPが5だから、ダメージ1の攻撃を5回くらうと、そのまま死亡することになるわね。」


「えぇ! し、死んじゃうんですか?」


「まぁ、VITの他にもDEFが有るから、STR1だったとしても5発では死なないとは思うけどね。」


「VITは分かりますが、DEFって?」


「DEFは防具の持っている数値で、ケイン君が来ている服……まぁ、少々変わっているけどその服と靴だとDEFが1ずつになるわね。

 例えば、ケイン君がVITが1だとしたら、DEF+VITの合計が3になるから、STRが1の拳骨だといくら殴ってもダメージにならないって訳。まぁ例外もあって、クリティカルやスキルを使った攻撃を受けたときはダメージを受けるけどね。

 そして例として、短剣(ATK10)の武器を持っていた場合は、ATK+STRの合計が11になるから、11-3で8のダメージになるの。分かった?」


「何で服と靴のDEFが合計されるの? おかしくない?」


「そういう仕様なのよ! 理解しなさい!」


「あ、はい。」


「まぁ、初期装備でプレイする人は居ないから、そういった意味でも装備を整えるのをお勧めするわ。」


「わかりました。」


「他のパラメータのことも教えてあげたいのはやまやまなんだけど、全部説明すると時間がかかりすぎて日が暮れちゃうし、後は自分で調べなさいよね。」


「えっと、はい。」



どうせなら全部教えてほしいのだが、こればっかりは向こうの言い分も当然だし、仕方ないか。



「じゃあ、さっさと依頼を受けて外に行きましょう。」



ましろさんがそう言いながら掲示板の方へと歩いていき、2枚の紙を剥がして持ってきた。



「この依頼を受けるわよ。」



渡された紙は、『薬草採取』と『スライムの討伐』の依頼と書かれていた。


******************************

薬草採取

薬草を10本集める

報酬:銅貨1枚

経験値:50EXP

******************************


******************************

スライム討伐

スライムの魔石を5個集める

報酬:銅貨1枚

経験値:50EXP

******************************



「ほら行くわよ!」


「うわっ、わ、わかったらから引っ張らないで。」



依頼の紙を眺めていたらましろさんに無理やり連れだされるのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ