3-38ノースとの戦闘
2021年2月28日公開分 二話目。
3-37 茜ちゃん(マスクちゃん)2から公開
■一郎視点
「ふっ」
全身血まみれで仰向けになって倒れているコードネームAKこと、金属鎧殺人鬼が笑いをこぼした。一郎達の拠点の近くで発見されたため捕縛を試すことになり、致命傷を負わせることが出来たので一郎がAKの前まで出てきていた。
「無駄な努力だったな。また別の場所で生き返って、見つかるまで殺し続けるさ。さあ殺せ。なんだ殺さないのか?」
そう言った後、しばらくするとAKが死んでしまった。そしてドロップしたアイテムやコインを拾う。復活スキルを使うと、5400万円必要と確認が出たので“はい”と答え、スマホの画面を操作して引き落とし金額に了承を選択する。しかしたけーな。
「このネックレス可愛い! 名無しさん貰っても良い?」
「えーとドロップは後で分配するから、復活の費用も5千万も掛ったし、お金が足りなくなると、ね」
「そんなにするの!? たかっ」
「ここは? あれ? なぜお前が居る?」
AKが復活し、気が付いた。
「なぜだろうね、まあ気にせず死んでくれ」
「ふっ。早く殺せ。どうやら死に損なったらしいな」
「強がってんじゃねーよジジィ。とっとと死ね、クソ野郎」
茜ちゃんが持っていた大剣で滅多刺しにして殺す。またアイテムとコインが周囲に落ちた。再び復活スキルを使うと4860万円必要と確認が出たので同様に答えて生き返らせる。
「あれ? ここは? なんだまともに殺すことも出来ないのか。ならば…」
AKが起き上がって戦おうとしたところを、清子さんが背面からAKの脳天に蹴りを叩き込む、AKの体が少し地面に減り込み、衝撃で両手を地面につけ、四つん這いの体勢になった。茜ちゃんが大剣で切り付ける。両断こそ出来なかったが肉が切り裂かれ出血する。
じゃあ私がと反対側の腕を切り付けるとスッパリと腕が切り落とされた。そして反対側の腕も落とすとAKは倒れ込んだ。
「ぐおお、クソが! お前ら絶対殺してやる」
剣で首を刺すと直ぐに力尽き、アイテムとコインが周囲に落ちた。そして復活スキルを使うと3276万円必要と出たので、同様に生き返らせる。ちなみに近くに落ちていた腕がするすると近づいてくっつくいたのは気持ちが悪かった。
「ん? なぜお前らがここにいる? あれ手は切断されたはずじゃ…」
自分の手を不思議そうに見ているAKの首に再び剣をさして殺す。2943万円で再び生き返らせる。
「ん? あれ、何が…」
殺して、1764万で生き返えらせる。
「ん? 何がどうなって?」
とりあえず腕と足を切り落として、茜ちゃんに見張らせて清子さんに相談する。
「なんかキリが無さそうね」
「うーんでも大分復活費用は安くなってきましたよ。最初5400万だったのが1746万まで下がったので、LVは低くなってきているはずです」
「じゃあ予定通り続行という事で良いのかしら? LVをもっと下げれば弱くなるはずだから、そしたら鎖で拘束するという事でいけそう?」
「それでやってみるしか無いですね。殺しちゃうとどこかで復活しちゃうから、最後は捕らえるしかないです」
「でも不思議よねぇ、なんで生き返れるのかしら?」
「分かんないですねぇ。スキルか何でしょうか? まあ続けましょう」
再度殺して1584万で生き返らせる。ちなみにAKに対して情報が読み取れないのでスキルや状態の確認が出来ない。
「なんかドロップアイテムやコインがしょぼくなってきましたね。これ元がとれるんでしょうか?」
茜ちゃんがアイテムを拾いつつ、愚痴をこぼす。
「まあ元が取れるとか取れないとかより、大事なことがあるから」
1404万で生き返らせる。だんだん金額が下がらなくなってきたな。再度殺す。
「お金足りますかね?」
清子さんに問いかける。
「余裕でしょ、少なくとも百億はあったはず」
「うぉっ、凄い。それなら大丈夫そう」
金額無制限でスマホ決済が出来るようにしておいて良かった。お金が足りなくて作戦実行不可能とか最悪だよな。
「こいつの持っているものも取り上げて売っちゃえば、元取れたりしないですかね?」
AKを見ながら茜ちゃんが聞いてきた。
「うーん、何か目ぼしい物とかありそう?」
「指輪してる、でも高そうじゃないなぁ、大きな宝石とかついてればいいのに。名無しさん価値ありそうですか?」
そういって茜はAKから指輪を外して、指輪を私に向かって放り投げた。キャッチしてから、1312万で復活させて殺す。
「えーと、どれどれ? なんじゃこれ!!」
“復活の指輪
効果:装備している状態で死亡すると自身のLVと引き換えに生き返る。
生き返った後はしばらく衰弱状態になる。
生き返る場所は指定出来ず、ランダムとなる。”
「なになに? 高い物でした?」「一郎教えなさいよ」
指輪の効果について伝える。当然、二人とも物凄く驚いていた。
「一郎。ということは、これを外した状態で殺したら、復活しないってこと?」
「そうかも知れないですけど、とりあえず」
594万で復活させて殺す。
「勝手に作戦を変えるのもあれなので続けましょう。なんかいきなり復活の金額が安くなったんですけど」
534万で復活させて殺す。
「指輪と関係があるのかしら?」
「いや分からないです。だけど感覚的な話になりますが、LVが高いほど必要な金額が高くなると思うんで、殺し過ぎてLVがダウンしてきた、そんな感じじゃないでしょうか。予定通り殺し続けるので、この指輪の事を本部に伝えて貰っても良いですか?」
指輪の事は清子さんにお願いして、作業を継続する。480、432、387、339、300、90、81、72……3、2、1、1、1。1万から値段が下がらなくなってきた。多分LV1だろう。
「多分最低LVになったと思います」
AKの両手を体の後ろで縛り、両足も縛り、口には猿轡をかませた。
■AK対策本部(三人称視点)
清子さんから指輪の報告を受け、軍事責任者であるグレースは別室に移動し、CIAとFBIの長官とリモートで打ち合わせを始めた。
「もしそれが本当なら、殺しても復活しないという事ですよね?」
エフビー(FBIの長官)は喜んだように確認した。
「それを信じて殺して、もし復活したら、また取り逃がすことになってしまう」
シーアイ(CIAの長官)は、慎重な姿勢を見せる。
「誰か志願者を募って、指輪を嵌めた状態で死んでもらいますか? 生き返ったら本物だし、それを装備していないならAKを殺して終わりに出来るのでは?」
「グレース。もしかしたらそのような指輪というかアイテムを複数所持している可能性もあるのでは? 確かに指輪の効果は確認出来るかも知れないが、それで復活されたら目も当てられない」
シーアイは慎重な姿勢は崩さない。
「…そうね。まだ殺す判断は下せないわね」
打ち合わせを続けていると、グレースにAKを捕縛した旨の連絡が入った。その内容を共有する。
「名無しさん達の作戦が成功したわ。復活にかかる費用からの推測ではあるが、最低LVまで下ったそうよ。それと鎖で縛りあげているとの事。M9(ハンドガン)でも怪我を負わせることが出来るくらい弱体化した事も確認されたわ」
戦闘シーンは冗長だと思い、省きました。
当初想定していた幾つかのボケやストーリーがハマらないから、
それに関連するシーンは冗長になるのでカットする予定。
もう少しで終わると思います。




