3-28 戦闘
2020年9月2日公開分 二話目。
3-27 大統領2から
プールサイドのビーチチェアに寝そべって陽に焼かれている、昨日も一昨日もここで寝ていた。サイドテーブルにあるトロピカルドリンクを口に含む。バシャバシャとプールで泳ぐ音が聞こえ、ちらっと視線を向けると神様が泳いでいるのが見えた。しばらくして横のチェアに座って同じようにトロピカルドリンクを飲みだした。
「神様、その水着なんというか、泳ぐ用途に向けて作ってい無いのでは? 言いにくいんですけど色々と不味いことになってますよ」
小さいサイズのビキニを着ていたので、思いっきり色々と見えちゃってる。私以外にもアメリカ政府の関係者が沢山いるので、私が言わないと流石にアレだろうし。
「くくく、見ておる見ておる。まあ見られても無くなるものでもないしの」
若干上気した顔をしながら水着を直し、そしてドリンクを飲んでいる、多分だけど神様は変態なんだろうな、露出狂の傾向が有るのかもしれない。なんで私の周りには変態が多いんだろう、私も朱に交わって赤くならないように気を付けないとな。
「名無し様。そろそろステージの方に移動してもらっても良いでしょうか?」
軍服姿の担当官が申し訳なさそうに伝えてきた。
「了解です。それじゃ歌いますね」
ステージに立つと複数のカメラやアメリカ政府の関係者が目に入る。メインカメラに向かいながらマイクを握りしめ。
「私の歌を聴けー!」
そう言ってから、某変形ロボットアニメの歌を歌いだす。戦場ではスピーカーが複数台設置されて、場所によってはスクリーンによる投影もされることがある。応援歌はどんな歌を歌っても効果は発揮されるので、好きなアニソンを歌うことにした。すみません悪ノリです。
まさか歌うことで戦闘力がアップして戦闘に役立つとかアニメやゲームの世界だけだと思ってたよ。担当官の方見るとカンペにもう一曲追加で歌ってと書いてあるので、カンペの指示通りに追加で歌を歌う。キラっ。
歌い終わったところで担当官からアンデッドに対して魔法を要請されたので、プールサイドにある巨大スクリーンに投影された戦場を眺める。そして鑑定を行うと複数の敵にマークが物凄い勢いで付いていく。そしてそれらに対して“悪霊退散”の魔法を行使すると数が一気に減った。残った敵にも水魔法や風魔法を練習ついでに攻撃して全滅させた。
「すみません。魔族と思われるバッタの集団に対しても魔法をお願いします」
スクリーンの画面が切り替わって畑と思われるところにとんでもない数の虫が、それこそ埋め尽くすような数の虫が映っている。鑑定すると魔族のバッタ集団だったので、範囲魔法を何度も繰り返し倒していく。
「重傷の兵士に回復をお願いします」
画面が変わり野戦病院のようなところで怪我をしているが多数映っている。パーティヒール【中】を唱えると、ほとんどの兵士の怪我が治り、再度繰り返すと全員回復していた。
「ありがとうございます。しばらくはこれで大丈夫ですので、休憩をお願いします。この後の予定ですが、夕食後に死亡した兵士に対する復活スキルをお願い致します」
担当官からの指示に従い、またプールサイドのビーチチェアに寝そべり休憩を行う。横になると回復速度が増すためだ。リラックスするのにプールが良いと神様に言われてこんな事になっている。それにしても魔法便利すぎだろ。なんか考えていた戦闘と違うんだよなあ。
戦闘で一時的に魔族を倒しているが、結局魔素が残っているから一時的な場当たり的な対処となっている。しばらくすると付近の生き物が魔族となり、また倒す必要が出てくる。とはいえ何もしなければ被害が増えるから場当たり的でも何もしない訳にはいかない。早く世界の理を変えたいよな。
各種魔法(闇、水、土、風、火)を覚えてR3まで上げ、鑑定もR4まで引き上げた。鑑定がR4になったことで範囲鑑定が出来るようになって便利さが一層増した。魔法で対象を指定する際の効率が物凄く良い、今後魔法を覚える人が居たらお勧めしたいスキルだな。
それとLVアップが止まらない。勇者とカミングアウトしてからLVUPの速度が上がった。多分動画の再生数が爆発的に増えたのと世界中で曲が流れているせいだと思われる。そして司令官スキルを得てから更にLVUP速度が増した。
「パーティメンバーの経験値も入っておるからの。メンバーにはLVが存在せんから、経験値は全部お主に入っておる」
との事でスキルを覚えるためのポイントは直ぐに溜まるからスキル取得も前よりも慎重にならなくても良くなった。あれかな、全部一通りR1にしておいて、必要そうな物だけRを上げるというのも有かも知れない。まあもう少し溜まってから割り振りは考えるかな。
名 前:鈴木一郎
職 業:会社員,歌手,勇者
L V:440
H P:6140
SKP:3070
M P:3070
STP:3070
攻撃力:2020
防御力:2020
素早さ:1560
器 用:1560
知 力:2020
羞恥心:56 ※変動します
状 態:正常
スキル:HP自動回復R1,痛み耐性R1,鑑定R4,投擲術R3,歌唱R4,光魔法R5,復活R1,闇魔法R3,水魔法R3、土魔法R3、風魔法R3、火魔法R3
特 別:言語理解R2,移動距離に応じて経験値取得R2,司令官R1
称 号:生還者,新米勇者,回復力が尋常じゃない人,物凄い球を投げる人,歌が上手いオッサンサラリーマン,完コピ,ダニスレイヤー,喉からCD音源以上,ああ神様,歌う凶器,三股野郎,同人誌界の勇者,神使い,勇者(笑),※他にもありますが省略
スキル習得ポイント:171
技:パワーショット,クイックショット,ダブルショット,投擲によるダメージ量増加,子守歌,声量増加,応援歌,第二テノール,バリトン,バス,ビートボックス,ライト,ヒール,第一テノール,好感度増加,魅了歌,ディトク,ディパラ,聖なる矢,ディサイ,ディブラ,悪霊退散,ヒール【中】,ディスト,聖なる光線,対魔法障壁,連続詠唱,パーティヒール【中】,ディオール,死んだふり,オーバーアクション,ポーカーフェイス,※他にもありますが省略
一郎以外の勇者は出てくるか分かりません。
感想欄に書かれてもYES/NO 返信がし難いので、心の中で止めておいてください。
それに一回も話に出てこない勇者が登場する可能性だってあるのですから。
どうでもいい解説。
1曲目は銀河の妖精の射手座の曲で、2曲目は超時空シンデレラのデビュー曲です。
この表現なら大丈夫だよな、なろうの規約とか逸脱していないといいけど。
記述する速度が遅いです。申し訳ない、今は忙しいわけではないんですけどね。
ノース編も並行でずっと書いているんですけど、そちらも途中で止まっているんです。
ある程度出来たら公開して自分の尻に火をつけないと速度が上がらないかな。




