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狐の嫁入り  作者: NNS︎*.
第1章
1/4

誰?

「ねぇ兄ちゃん!晴れてるのに雨が降ってきたよ~!!」



そう言い笑顔で窓へ駆け寄る女の子。



____この子は、誰だったろうか



思い出せない。何処かぽっかりと穴が空いたような感覚がする。



そうして案山子の様に立ち尽くしていた俺の横を5歳半ばらしき男の子が通り過ぎて行き、窓へ走っていった。



嗚呼、この子だけは分かる。



正真正銘…幼かった頃の俺だ



じゃあ、あの子は誰だ??



何故か数少ない幼少期の記憶を漁ってみるものの、答えは出ない。



「あのね、〇〇。この雨はね、『狐の嫁入り』って言うんだよ!何処かで狐さんがお嫁さんになってる証何だって!!!」



そう幼かった頃の俺が嬉しそうに窓を見つめながら言う。



何故か女の子の名前らしきものだけ聞こえ無かった為、未だに分からない。



俺はモヤのような物に包まれて行く2人をただ見つめて居るだけだった_____

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