表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/20

12


また次の日も竜族はモンスターの肉を持ってきたので、我慢できなくなった俺は竜族に動物の肉の方がいいと言ってみた。


「動物の肉より、モンスターの肉の方が美味しいのに、お前は変わっているな。まあ、いいか。どんな動物の肉が欲しいんだ?」


「牛とか、かな」


「牛か。わかった。これからは牛の肉をお前に送ろう」


「いえ、別に送らなくても結構なんですが」


「そう言うな。お前はまだ若い。食べ盛りの子を放っとくことは出来ない。沢山肉を食べて大きくなるんだぞ」


「いえ、もう大きく成長しているので、肉は結構です」


「まだ私の腰の辺りしか背が届いてないではないか。子供は大人しく肉を受け取っておけばいい。我々竜族は個体が少ないのだから、助け合わなければな」


「・・・ありがとうございます」


これ以上ゴネると、喧嘩になりそうだったから、不満ではあるが一旦引いておこう。自分が竜族だという嘘がこんな面倒くさいことになるとは思わなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ