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遥か先に視る想い  作者: 埋木花咲
第2章 後に続く者
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Aldebaran

読み方:アルデバラン

意味:後に続く者

 憔悴していた。ヒカルもミキトも。

 何故こんなことになってしまったのだろう。考え込むヒカルの肩をミキトがそっと抱き寄せる。それに抗う力も、今のヒカルには無かった。最初はみんな一致団結していて。こんなことになるなんて。その思いが渦巻くように彼女を包む。新しい星なんて見つからず、このまま死んでしまいたかった。

「君が死んだら、僕はとても悲しいよ」

 彼女の心の叫びを感じ取ったかのようにミキトが呟く。わたしなんて、と呟いた。

「あの日の事覚えているかい?」

 唐突に彼は言った。ヒカルは思い返すが、ミキトの言う『あの日』がいつを指しているのかわからず首を振る。

「あの日は雨が降っていたんだ」

 その言葉から2人の思い出が走馬灯のように甦ってきた。

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