表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遥か先に視る想い  作者: 埋木花咲
第2章 後に続く者
20/38

Aldebaran

読み方:アルデバラン

意味:後に続く者

 暫くするとアキラが目を覚まして来た。何故お前がここにいるんだ、と言いたげな目でヒカルを見る。

「2人を迎えに来たんだ。驚かせてすまない」

 ヒカルが言うと「そういうことなら良いんだ」と答えた。

「お兄ちゃんね、何気にヒカルちゃんのこと頼りにしてるんだよ」

 アキラが余計なことを言うな、とチハルを目で制する。それを確認すると「だってねー」と彼女は面白がって口にする。

「寝る前にねーヒカルがいるから平気だよって」

「……! やめろよ! チハル」

「ミキトも頼れるけどヒカルも案外って」

「チハルってば」

 アキラの顔が茹で蛸のように赤くなっていた。その光景は2日前までと変わらなくて。少し悲しくなった。それに気づいてか、チハルが手を握ってくる。アキラも心配そうにこちらを見ていた。

「……大丈夫だよ。心配ない。私とミキトがいるんだ。君たち2人は命に変えても守るよ」

 そう呟くと「やっぱりチハル、ヒカルちゃん大好き!」と言って抱きついてくる。その身体を優しく抱き締め返し、ミキトの元へと二人を促した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ