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銀河戦史  作者: 万年大佐提督
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プロローグ

 人類のそのあくなき探究心によって様々な開発が行われてきた。その一つが武器なのである。例えそれが最初は木の切れ端であろうとも、時間が経てばそれは石へと変わる。さらに時間が経てば様々な武器へと発展してくのだ。人類はそうして生きていた。

 22世紀初頭、人類の科学が新たに『恒星航法システム』を生み出した。それは人類科学の新たな一ページを刻み、それと同時に悲劇のページも刻んだ。

 開発元の合衆国が恒星船の量産体制に入ったことがきっかけだった。ロシアや中国、日本や西欧諸国がその開発に遅れを取るまいと火花を散らした。その過程で各国ではその技術を軍事面に活用したのだ。各国は少しでも相手との距離を縮めるべく軍事的行動で相手の開発を遅らせようと、様々な手を打った。それが次々と新たな火種となりついに第三次世界大戦へと発展してしまった。

 第三次世界大戦は各国の軍事力が底を尽きたことから停戦協定を結んだ。上海条約と呼ばれるこの条約によって戦争は終結したが、その爪あとは深く残った。

 それとは打って変わり月は非常に活性化していた。戦争によって力を失いつつある地球に法治国家であることを認めさせることに成功した。議会二院制からなり、両院議員どちらも投票で選ばれる。さらにその上に議長が存在しまとめ上げるのだ。無論この議長も投票で選出され、三年間の任期で交代する仕組みだ。

 22世紀後期に入ると月面の人口密度が上がり、それに伴い失業者も増え続けた。月面政府議会は公共事業としてコロニー建造計画を打ち立てた。失業者の減少と経済の回復を見込んだ計画だ。科学の進歩は目を見張る物が有り、長期ではあったが人類初のコロニー『ヘブンアース』が完成した。実に六十年近くもの歳月が掛かったのだが、その影響により経済は回復し市場は活性化して失業者は減少した。そしてその力から地球の復興にも協力を申し出て復興支援を行った。それからはるか5世紀の月日が流れた─────。

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