表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あなたにとってはゴミだとしても

作者: 純白米
掲載日:2013/11/06

 破れてボロボロになったハンカチを見てある人は言う。


「このハンカチは、ゴミじゃないか。新しいのを買えばいい。」


あなたにとってはそうだとしても

それが、誰かの大切なものじゃないかって考えたことある?


そのハンカチは、亡くなった母の形見なの。

小さい頃、よく泣いていた私にいつも母が差し出してくれた。

破れてボロボロになったって、私にとってはゴミじゃない。


 壊れたカメラを見てある人は言う。


「このカメラは、ゴミじゃないか。写らないなら意味ないじゃないか。」


あなたにとってはそうだとしても

それが、誰かの大切なものじゃないかって考えたことある?


そのカメラは、世界に数個しか存在しない、珍しいカメラなの。

そのカメラと今まで本当にいろんなところを一緒に旅してきた。

例え写らなくなったって、私にとってはゴミじゃない。


 ある紙を見てある人は言う。


「この紙は、ゴミじゃないか。誰かが下手くそな落書きでもしたのだろう。」


あなたにとってはそうだとしても

それが、誰かの大切なものじゃないかって考えたことある?


その絵は、私の子どもが初めて描いてくれた絵なの。

下手くそでしょう?でも、一生懸命描いてくれたのよ。

どんなに下手でも、私にとってはゴミじゃない。


この世界で暮らしているのは、あなた1人だけじゃないの。

あなたにとってはゴミだとしても、他の人にはゴミじゃないかもしれないの。

あなたはそれがゴミだって、どういう基準で決めてるの?

自分に要らないものだからって、それがゴミとは言えないよ。


 自分のダメなところを見てある人は言う。


「私なんて、この世のゴミじゃないか。いっそ死んでしまえばいい。」


あなたにとってはそうだとしても

あなたが、誰かの大切な人じゃないかって考えたことある?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ