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第6話

蒼弥「こんにちは、前回ヒドイ目にあった蒼弥です…」


真夜&渚「あれは面白かったわね~♪」


蒼弥「…あらすじだからと言ってもひどいだろ…」


渚「…前回も出ていない私には悪意しか感じない」ゴゴゴ


真夜「落ち着いて、渚!」


蒼弥「そ、それではあらすじに入りたいとおもいます」


蒼弥「俺と雨宮さんに連絡がつかない真夜…」


真夜「私の家の前に現れた蒼弥…」


渚「…私に出番をくださぁぁぁぁぁい!!」


真夜&渚&蒼弥「それではどうぞ!」


私は自分の部屋から飛び出し玄関に向かった



「蒼弥!」


声をかけると同時くらいで

ドアを思いっきり開いた


―バタン!!


しかし目の前には蒼弥ではなく渚がいた

その顔はとても驚いた顔をしている


「あれ?なんで渚が…」


「……」


渚は私の質問に答える様子はなく

ドアを凝視している


私もつられてドアを見てみると

なんと蒼弥がドアと壁の間に挟まっていた


たぶんさっきドアを開け放った時に挟まれたのだろう


「……」


「……」


いきなりのことで固まる私たち


しかもドアの衝撃はのかなりのものだったのであろう

その場で蒼弥はのびてしまった


無言のまま私たちはとりあえず蒼弥を二人がかりで運び

家の中に入った




私たちはソファの上に蒼弥を寝かせた


「渚、蒼弥は大丈夫そう?」


私が聞いてみると


「うん、とりあえず意識が無いだけで

大きな怪我とかはないみたい」


と渚が教えてくれた


「よかった…」


私は胸を撫で下ろす


ほっとしたところで

私はさっきの疑問が出できた


「そう言えばさっき聞けなかったけど

渚はなんでここに?」


渚は少しはにかみながら


「水谷君が話があるって呼んでくれたの…」


「うれしそうね?」


「だって、付き合い始めてから最初にお誘いをもらったんだもん」


私は驚愕した


「あいつ、誘ってこなかったの?!」


渚はうなずきながら


「そうなの。最初のデートは私が

『一緒に買い物にきて~』って頼んだの」


「…あのヘタレが」


すると渚は顔を真っ赤にして手をぶんぶん振りながら


「でも、すっっごく優しくて、デートのときも私の話聞いてくれて…あの時だって…」


「…『あの時』?」


渚は少しだけ申し訳なさそうに


「実は…真夜ちゃんには話したことなかったんだけど

わたし、中学生の時に水谷君と真夜ちゃんに会ったことがあるんだ」


「…ごめんなさい、全く記憶に無いわ」


渚は首を横に振り


「ううん、覚えてなくてもしかたないよ

その時は真夜ちゃんとは話さなかったし

私もメガネかけていたし」


そのまま話を続ける渚


「あれはね、下校中かな…?」


  ~~~~~~~


私ね、中学の頃は今よりも太っていてメガネかけていて


同じクラスの男子からはいつもからかわれていたの


でもその当時は別によかったんだと思う


好きな相手もいないし


大の付くほどの友達もいなかったし


私はその頃は良く星空を見ていの


夜空を見ていると


私のちっぽけな存在が浮き彫りになっていくような


そんな不思議な気持ちになった


あるときに私が星を見ていると


同じクラスの男子が四、五人私に近寄ってきたの


そこで私は色々ひどいこと言われたり、蹴られたりしたわ


『デブが星見るとかキモイww』とか『学校で生意気なんだよ!!』とか


私はその時はかなりのショックで


その場から動けず泣きかけていた


そんなときに


水谷君が来てくれたの


『一人の人間を大勢で囲みやがって…!!』


そういって彼は男子共を投げ飛ばしてくれたの


『君、大丈夫?』


そう言って話しかける彼の笑顔が


綺麗で、凛々しくて、かっこいいと思ったの


彼の笑顔でときめいている私がいたの


私は憧れかと思った


けれど違った


これが恋なんだって思ったの


そのあと私は水谷君の中学校の話や、高校をどこに行くかを聞いたわ


それで彼に振り向いてもらいたい一心でダイエットして


メガネじゃなくてコンタクトにして


勉強も頑張って同じ学校に行くように頑張ったの


それで、中学の終りあたり、ちょうど受験が終わって


水谷君と同じ学校に行くことになった話をしようとして


彼の学校に行ったの


それで彼の姿を見つけて話しかけようとしたの


『水谷君…!』


手を振ってあいさつしようとした途端


隣に立つ女の子を見たの


私は一瞬、体が固まった


水谷君はそのまま私に気づかず


帰ってしまった


家に帰ってからは


何事にも力が入らず


高校の入学式までずっとそうだった


そして戦場ヶ原高校の入学式で


私は水谷君を見つけたの


あんなことがあったのに


彼に会うとまたドキドキしている私がいた


そして以前のように彼のそばには


あの女の子がいた


私はその女の子が何者か知りたかった


それで私はその女の子と話したわ


その女の子はとても凛としていた


性格は普段はちょっと冷たいけど


心の奥は人のことを考えてくれるとても優しいひと


名前は千原真夜


そのあと私は彼女とどんどん仲良くなっていった


そして夏休みに入るちょっと前に


私は水谷君に真夜ちゃんを通して手紙を渡してもらったの



  ~~~~~~~


渚が自分の過去の話を終えると


私は蒼弥の顔を見ながら


心でこう呼びかけた



蒼弥は渚と私をどう思っているの…?

遅れてしまって申し訳ありません


構想が甘かったので手づまりの状態でした


でも完結はさせますので


よろしくお願いします

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