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第4話

真夜「前回は急展開だったわね」


渚「…また出番が少なかったわ」


真夜「大丈夫よ。蒼弥を消せばその分出番が増えるわ」


蒼弥「まて!?俺そんなひどいことしたか!?」


真夜&渚「黙れ唐変木」


蒼弥「」


真夜「そんなわけで前回のあらすじ!」


真夜「渚の気持ちを受け止めた蒼弥」


蒼弥「三人での下校と唐変木(?)な俺」


渚「そして自分の気持ちに気がつく真夜…」


真夜&渚&蒼弥「それではどうぞ!!」



私、蒼弥の事好きなんだ…


今までどうして気が付かなかったのだろう


さっきまでは蒼弥の事を考えることは

どうってことなかった


でも今は


蒼弥を思えば思うほど


きゅうううっと胸が締め付けられる


これが人を好きになるということかな…


これが『恋』なのかな…


でも涙は止まらない


ぬるい涙が頬を伝い床に落ちる


嗚咽とともに吐き出す


「ぅ…そぅ…やぁ……ぁぁ…そう、やぁぁぁ……」


この涙は


たぶん蒼弥に自分のことを


一人の女子としてもらえなかっただけじゃない


私の『恋』が


絶対叶わないからだ


渚と蒼弥はもう恋人同士なのだから…


外が暗くなるまで泣きはらした私は


蒼弥にメールを送った


『今夜、話したいことがあります

部活で行ったあの丘で待ってます』


私はそのままあの丘へ向かった



夜空は綺麗に晴れ渡っていた


回りには電灯もないので


空に輝く星がとてもきれいに見えた


天の川をはさんで織姫と彦星が頭の上で輝いている


私は二つの星を見上げていた


この丘に来てもう2時間近くたっている


夏とは言ってもさすがに夜は冷える


手先がだんだん冷たくなってきた


「蒼弥、来てくれないのかな…」


また、涙が出てきそうになった


自分がここまで涙もろいとは知らなかった


「…帰ろうかな」


一人ぼそっと呟き、立ち上がった時


「真夜!」


向こうから走ってくる人影があった


「…蒼弥」


蒼弥は息を切らしてやってきた


「すまねぇ、いろいろあって…」


「そう、じゃあ今から言うことを聞いて。冗談ではないから」


「?…おう」


私は一回大きく息を吸い

そしておなかの底から叫んだ


「私は、水谷蒼弥が……好きです!!!」


蒼弥の目が大きく見開かれた


「蒼弥には渚がいるのは知ってる、でも私の気持ちを聞いて!

今日の午後ずっと考えていた

蒼弥は私にとってどんな存在か…

そして分かったの

昔から蒼弥は私に優しくしてくれた

辛いとき、私に声を掛けてくれた

なのに私は自分の気持ちから逃げて

気付かなかった…」


蒼弥は黙って聞いてる

自分の気持ちを確かめるかのように


「だからもう逃げずに自分の気持ちに向き合うわ!!」


私は最後に自分が出せる精一杯の声で伝える


「でも蒼弥には渚がいるから…だから…!]

 

 

「蒼弥、大好きだったよ…、渚を幸せにして…!!」



私はその時

目にいっぱい涙を溜めて蒼弥にそう告げた


☆★☆★


あの告白から数日

何もする気が起きず、ただ漫然と夏休みを過ごしていた


そんな時、渚からメールが来た


『水谷君、引っ越すって本当?』




「…え?」








こんにちわなおとっとデス


更新スピード気まぐれでごめんなさい


今回は短めで真夜の気持ちの整理回となってます


次あたりからこの小説の締めに入ります


それまでよろしくおねがいします!!

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