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閑話休題 天使とテスト勉強
「あぁ~、面倒くさい。漢字が嫌で、世界史選んだのに、中国史……。誰だよ、司馬炎って……」
「あはは、晋朝建てた人だね……。中国史の人たちは漢字難しいよね」
「それな。王羲之の羲とか人生でここでしか使わなそう」
「確かに」
天音が笑う。それを見て私の不満も少しほぐれる。
暗記ばかりで、眠たくなってきた。数学でもしよ。
「ここってさ、どういうこと?」
しばらく解き進めていると分からないところが出てきた。
「どれ? あぁ、これはね……」
中間テストまで一週間の火曜日。私は部室で天音と勉強をしていた。赤点だけは避けないと。補習なんてごめんだ。綾音や友奈、それに柚と一緒にしてもどうせ捗らない。だから、こうして天音に勉強を教えてもらっている。
「これは、一年の範囲がちょっと怪しいね……」
「あぁ~、一年のときから苦手だったかも。なんとか誤魔化してやれない?」
「あはは、ほんとは復習した方がいいんだけど。赤点取りたくないだけなら……」
天音は教えるのが上手いし、赤点回避に必要なところだけ、うまく教えてくれる。この勉強会は毎テスト恒例になるかもしれない。
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