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買い物

 

 皆さんこんにちは、ゆるルズボラー伊藤です。

 私は今、異世界にいます。


 気づいたら異世界の海で、ちゃんと異世界の大陸に(大陸か島か知らんけど)初上陸を果たした、と思ったら、知らないうちにサボり屋を始めさせられておりました。


 今度は新たに、マイ住居島を手に入れたと思ったら、周囲の方々に食欲大魔神であることがバレてしまいました。


 私はどうしたらいいのでしょうか。




 イカさん先生と別れて、茫洋と歩き始める。


 蚊取り線香を持っているので、とりあえずは普段通りで大丈夫だ。

 お散歩したいと願ってできた公園ぐらいなせいか、探索スタイルは必要なかったから。

 探索スタイルっていうほどの、装備とかシューズも思っていないしね。


 ところで自分ではショック受けて歩こうとしたつもりだったのに、しっかりスーパーに向かっているね。

 しっかり、じゃないね。ちゃっかりだね。

 歩き慣れて、足が勝手に動く、ってわけでもないよね。

 昨日初めて行ったところだもん。


 元々の目的地ではあるけども。

 初志貫徹はしてるけど。


 何故、ナチュラルにスーパーに?


 イカさん先生に「失礼します」と挨拶して別れた時には、フラフラ歩こうと、なんとなーく考えた()()()だったんだけど。


 何故こんなにも食欲旺盛なのか。

 何故こんなにも食べる事しか出来ないのか。


 海の中にしかいないイカさん先生と貝王様のほうがずっと文化的な気がするんですけど。



 あ、スーパー着いちゃった。

 まいっか。

 朝ごはんも食べてないしね。


 さてさて、何だったっけ?


 さっき(ネットで)見た時は今月はエビがお得!とかやってたよね。

 まあだからエビの惣菜ばっかりを目についたのかな?


 はいはい、そうなのね。


 入口から2つ目の自動ドアの端に貼ってあるチラシを見ながら、ふむふむ吟味していく。

 忘れてたけど私お腹減ってたんだよね。


 あーお腹減った。


 中で流れてる音楽が、うっすら聞こえてる。


 入り口に置いてある生花が昨日と顔ぶれが違う気がする。

 花を顔ぶれとは言わないか。


  やっぱりじっくり見ていこうかな?

  久しぶりにゆっくりスーパー回ろう。


 ちょうどパンの焼きたてとかに、でくわさないかな~? 

 ああいうのはね、やっぱり最高に美味しいよね! 

 炊きたてご飯、焼きたてパン。

 あー、最高!


 まだ今日何も食べてないけど。


 キョロキョロしていたら入り口に、焼き芋機があった。

 そこに焼き芋が袋に入って置いてある。


 焼き芋ーー!

 焼き芋大好き!

 昨日あった?

 気付かなかったんだけど!

 匂いがさんざんとしないからわかんなかったよ。

 臭いがさんざんって言うか?

 まあいいや。


 ちょっと急いで、近くから買い物カゴを見つけてきて芋を入れる。

 いや、最後に入れた方がいいかな?

 どうしようかな。

 迷って、他に人はいないだろうけれども一度手にとったものだからそのまま買い物かごに入れる。



 ピーマン久しぶりに見た。


 みょうが!どれくらい見てないんだろう。うん、ピンクが可愛いね。相変わらず渋い色味だね。

 今までありふれていた、何にも珍しくないものが見ていてものすごく楽しい。

 こんにゃく。こんにゃくだ。

 ないことに違和感を覚えなかったなんて。

 やったー、これ生芋で作ってあるあく抜き不要のやつだ。

 ショウガも買って、ショウガ醤油で食べよう。

 残ったら鍋かな?

 野菜とキノコも買わなきゃな。


 目に飛び込んでくるもの毎に、食べたいものがコロコロ変わる。

 もはや何にでも興奮している。

 あ、リュックはしょってきたのに、こないだ持って帰った買い物カゴは忘れてきた。

 ま、いいや。

 今思い出してもどうもならないし。



 買い物カゴは山盛りに。

 そのうち1つでは足りなくなって、2つになる。 重い。

 とてつもなく重い。

 こんなんどうやって持って帰んだ、私バカ?とか思うんだけど止められない。


 そのうちアナウンスがなり「焼きたてパンが焼き上がりましたー!」と言われたので、やっぱりパンも買う。

 パンは潰れないように、一番上に乗っけてそんでこんでと色々やってるうちに、3つ目を取りそうになってさすがに持てないから自重した。


 いい加減にしなさいよ、っていう感じだよね。これ以上はいくら何でもね。

 分かってるよ。

 物理的に持てないからね。


 そんなこんなで、散々ものを持って移動する。


 もはやこの辺で食べてもいいんじゃない?


 いや、蚊に刺されるからダメか。

 ていうか私もう、蚊取り線香どっかに置いてきたね。 スーパーの中の。


 どうしようかな。


 まあそういうわけで一生懸命早く帰るのが吉やね。


 せっせと歩いて持って行く。


 とうとう重すぎてカーサフクダまで着いた時、買い物カゴをおろし、1つだけ持って部屋に上がる。

 このまま休みたいぐらいだけど仕方がないから取りに行く。

 何してんだ?私。

 さすがに疲れてきて、え〜って思うけれども、お茶もいれなくていいように、わざわざペットボトルも持ってきたので、それで焼きたてパンとお茶だけのご飯にする。


 あ、あと1つのカゴはちゃんと取りに行ったよ。ご飯はそのあと、ゆっくり食べました。



 だがしかし、昼までこんなことやってたら当然 すぐに夕方になる。

 うーん、お日様が斜め。



 そんなこんなで、何日もグダグダで過ごした。

 何があるかわからないせいか、あんまり探索は進んでいない。

 丘というべきなのか、木がたまたま大きいだけなのかわからないけれども、なんだか歩いてて山みたいなものが向こうにあるように感じるんだよね。

 ずっとこの島で過ごしていくんだから、ゆっくり探索しよう。

 楽しみだな。


 そう思っていた。

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