第六話 近況
第六話です。
だいたい二年ちょっと後から始まります。
結構時間飛びましたね、、
4月、もうすぐ雪解けの時期だ。
ゴブリンとの戦争を今年も含めて3回も経験した。
やっぱり少しは怖いものだと理解した。俺の母親や、他の人達によると、過去に何度か街まで侵攻されたことがあるそうだ。その時は、街がほぼ壊滅寸前までいったそうだ。
数の暴力というのは、恐ろしいな。
でも、近年では武器の発展によって、被害の大きさや負ける確率が大きく下がったらしい。
技術の進歩はいいね。
あと、三歳になり、声帯がだいぶ発達したことで、ようやくまともに会話ができるようになりました。
会話できないのがどれほど辛かったことやら、、、
他には、従兄弟が増えました。名前は「オットー」
俺とほぼ1年ぐらい違う。なので、未だに母親(俺から見るとおばさん)から離れない。ママっ子らしい。
あと、従兄弟のシュトラと最近は魔法の勉強をしている。
講師は父の妹、叔母さんだ。
まだ20代で、美貌は良い方だと思うのだが、なぜか結婚できない。
理由は単純で、自分よりも金持ちの男を狙っているからだ。
よく貴族などが集まるパーティーに招待されているのだが、
「しゃあ、金持ち狙うぞ!」
と、このままでは永遠に独身のままだろうな。
なんせ本人が金持ちなのだから、、、
とはいえ、教えるのは上手ですぐに、、、とはいかなかったが、順調に成長しただろう。
シュトラの方が俺より二年先に教えてもらい始め、俺は去年の10月からだ。まあ、赤ん坊のときの魔法を使えたことに気づいた時から、おばさんにはなんかいろいろされていたけどね、、
ちなみに、シュトラの方は初級ぐらいはできるようになった。
ちなみに、この世界では
「火(炎)・水(氷)・風・雷・土・光(神)・闇(魔)の属性、その他強化系や回復、障壁系の魔法などがあるらしい。」
闇魔法は一般的に教えられることはほとんどないらしい。(カルト集団とかは別)
俺の場合は、水と風、土と光、それに障壁魔法を教えてもらっている。
シュトラにいたっては全部だ。まあ、教えられる量が多いから全部初級までしか使えないらしいけどね。
それでも七歳で基本種(火・水・風・雷・土)、それと光魔法を使えるのはすごく珍しいケースなんだとか。
「すごいね、シュトラ兄!」
と、俺が言うと、
「お前の方がすごいだろ、、」
と、いつもこう言い返されている。
ちなみに俺は習っている属性のうち、風属性以外は中級になった。簡単に言ったけど、すごいらしい。
とはいえ、人の持つ魔力量はそれぞれ限りがあり、俺は、初級なら12発、中級なら3、4発が限界だ。
なので、練習の後は魔力切れで、大体寝ている。魔力量は魔力を使い果たした後、回復を繰り返して、少しずつ増えていくらしい。なのでシュトラは2年もしているので、俺の2倍ぐらいは魔力がある。
ちなみに俺が最近楽しみにしていることは、街を散歩することだ。
一人では散歩できないので、家族と散歩している。
街並みは、中世、近世の様な建物が多く、特に俺が住む街は、この州の州都だったりするので、比較的大きい。
特に、港町なので、船が多く見られるのが嬉しい!
一応言っておくが、漁船も多いが、一番目立つのが軍艦だ。
漁船はほとんどが帆船なのに対して、軍艦は大きな外輪と煙突がある。
おじいさんいわく、あれでも小さい方らしい。
恐ろしいな、、、
ちなみに散歩の理由は、ほとんどが買い物(飲食物などはメイド達がしてくれるそうで、服などの買い物ばかりです、、、)で、個人的には船を見たり、街を見たりする以外は退屈だったりする。
ほんを買ってもらおうとしたが、おじいさんの書斎に大量にあるそうで、そこで本を読むのが日課になっている。
そこで、うちの家がこの州(貴族制が残っているので、実質領地)の責任者だったことを知った。
あと、ここの州は「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン」で、州都、この街は、「ハンブルク」と言う名前だそうだ。
ちなみに国の細かい地図がついていたので、一緒に見たのだが、、、
「あれ?、これドイツじゃね!?」
ついに気づく、
「この世界、あべこべじゃん!」、、、、、、
いつもより、少し長かったかな?
話が少しずつ進んできました。
何か同じようで、何か違う世界です、、、
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