第四話 緑色の津波 前編
第四話です。
そろそろ寒くなってきましたね。
こちらの世界では、一足先に、クリスマス?です。
12月。
流石に寒くなってきた。
ちなみにうちの家や本家の本邸には暖炉がある。薪を使って温めるやつ。俺、本物初めて見たかもしれない。
もちろん、俺は暖炉に近づけられない。
メイド達が準備をしているときに、近づこうとしたが、
「あぶない、そっちはダメ!」
と、親に連れ戻された。
今は本邸にいるので、従兄弟のシュトラの膝に乗って抱き締められながら、暖炉に温まっている。
たまに、
「赤ちゃんあったか〜」
とシュトラが言っているのが聞こえる。まあ、赤ちゃんってあったかいもんな。
ちなみに最近はほとんどほとんど二人で暖まりながら寝ている。
気づくと、ソファーに移動させられているのが、オチだ。
話は変わるが、この世界にもクリスマスはあるようだ。
リビングの片隅に、大きなクリスマスツリーが置かれている。
クリスマスは確かキリストの誕生日だったような。
ここの世界にキリスト教は、、そういえばあったな。
生まれてすぐに、教会のような場所に行って、洗礼みたいなのを受けたのを思い出した。
本当に現実世界なのだろうか?それとも異世界なのだろうか?魔法はあるけれども、う〜ん、
何か聞こうにも、声帯がまだ発達していないので、泣くか笑うぐらいしかできないのだ。話せても、
「ママ、パパ、」
ぐらいだ。
今まで集めた情報は、全部家族とかからの会話から分かったことだけだからな。早く話せるようにならないかな〜
そいえば、最近俺の父親やおじいさん、おじさんが帰ってこないな。
窓をのぞいても、街中にあまり男の人をあまり見かけない。
よくよく考えると、最近みんな、暗い表情をしている。
シュトラは別だけど。
そんな時、軍の伝令係っぽい人がうちに来て、
「奥様方、先鋒がゴブリンの軍団に当たったもようです。少なくとも、家からは出ないようにしておいてください。」
「え?」
突然の出来事だった。
この世界にきて、初の戦争に遭遇しました。
彼は参加していませんけど。
あと、話が長そうなので、一度話を切ります。
次はこの続きからですね。
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