第七話 ギルド
第七話です。
魔法が使えるようになってきたジークとシュトラをプロイセが何処かへ連れて行こうとします。
その前に、前回の書斎の続きから、、、
「この世界はどうなっているんだ?」
なんかドイツが大きくなっている。なんか名前が帝国じゃなくて王国だし、、なんか周りの国もごちゃごちゃになっている。
特にフランスにいたっては、なくなっている。
南部に、
「なんだこれ、オクシタニア?」
知らない国ができていたり、北部はドイツが、、、
「なんか先っちょがなくなってる!?」
※ブルターニュ半島
その他の国などもおかしくなっていた、、
何かおかしい。
そう、何かがおかしいのだ。
いろいろ狂っていて、よくわからない状態だ。
その時、
「誰だ!」
「バンッ!、」
おじいさんが書斎に戻ってきた。
ちなみにいつもは、あまり書斎にいない。
「なんだジークか、ビックリして損したよ。」
おじいさんは俺を抱き上げてぐるぐる回りながらそう言った。ヤバい、酔いそう、、
降ろされた後、俺はおじいさんに地図について聞いた。
すると、
「なんだ、もしかして、いろんなところに行きたいのか!!」
「え?」
「大丈夫、おじいちゃんにまかせなさい! 半年ぐらい、休暇を取るか!」
なんか勝手に旅行というか世界を回ることになりました。
いや、世界地図について聞こうと思っただけなんだけどね、、、
なんかおじいさんが一人で盛り上がっているけど、とりあえずおばさん(プロイセ)に教えてもらう時間になったので、いつも練習に使っている中庭に向かった。
向かって着いたのはいいけど、シュトラがプロイセに捕まっていた。
なんかヤバそうなので静かに離れようとすると、
「!?」
なんか一瞬のうちにプロイセに捕まり、シュトラと仲良く引きずられていきました。
「最悪だ、あそこに行くのはすごく面倒いよ〜、、」
と、シュトラが何やらほざいていたが、おばさんはとにかくおれたちを引きずって街のある場所に連れて行った。
ちなみに公然の前でも引きずられていきました、、、、、、
ある場所というのは
「さあ、着いたわよ!」
冒険者の溜まり場、いわゆる「冒険者ギルド」だ。
ここは、そのシュレスヴィヒ・ホルシュタイン支部らしい。
さっそく中に入る。
まだ昼過ぎなのだが、お酒を飲んでいる人が多い。中には酒樽ごと、、、
ここのギルドは酒場が併設されているらしい。おかげで酒臭い、
ギルドの奥の方に進み、受付へ。
「あら、プロイセ様、お疲れ様です。今日はその二人が試験を受けるのですか?」
受付嬢のお姉さんが言う。
「8歳と3歳だが、腕は確かだ。」
プロイセが答える。褒められたのかな、俺たち?
シュトラが、
「前落ちたから、受けたくなかったんだよ、、」
と、駄々をこねていた。ああ、だから行きたくなかったのか。
そう考えつつ、受付嬢のお姉さんに案内されて、向かったのは地下の、闘技場?のような場所だ。
すると、受付嬢のお姉さんが、
「それじゃあ、今から貴方たちの実力を測るね。あの正面の門からモンスターが出てくるから、そいつと戦ってみてね。それで結果を決めます。大体5匹ぐらい倒したら、合格かな?」
と言って、プロイセと受付嬢のお姉さんは観客席に移動して行った。
闘技場に残されたのは、俺とシュトラだけ。
なんかシュトラは既にびびっている。大丈夫だろうか、、
「それではスタート!」
受付嬢のお姉さんが合図をすると、中からゴブリンの群れが。全部で20匹弱だろうか?
それでも俺らよりも強そうに見える。少なくとも俺と同じぐらいの身長だ。(90センチぐらい)
ゴブリン達は、俺たちを見て笑顔になっている。あれ、絶対に舐めてるな。
とはいえ、俺らとあまり戦力差が無いのだが、ゴブリン達は突っ込んできた。
俺とシュトラはとりあえず構えている。相手に向けている手には、新しくもらった新品の杖だ。
二人で冷静になったところで、
「氷弾!」
を使う。いいことに、相手が固まって突っ込んできていたので、6、7体が一気に倒れた。
それに構わず、残ったゴブリン達はそのまま突っ込んでくる。
俺とシュトラは互いに反対方向に向かって走って移動した。
何も作戦を立てていないのに、息が合っていることに驚きつつ、こっちに向かってくるゴブリンに杖を構える。
「岩石落下!」
岩石が向かってくるゴブリン達を押し潰した。顔にゴブリンの体液がかかり、吐き気がヤバかった。
シュトラの方は、杖をあまり使わず、持ってきていたナイフをに炎を纏わせて、近接戦をしていた。
あんなのいつ練習していたのだろうか?
そうこうして、3分経った頃にゴブリンはほぼ全滅していた。残っていても、戦意がないか、怪我をしていたので、襲ってくることはない。
すると、
「よし、終了〜」
と受付嬢のお姉さんが声をかけてくれた。
ちなみになんか隣にプロイセの他にゴツいおじさんがいた。
上にいた三人が降りてきて、褒めてくれた。あ、このゴツいおじさんは、ここのギルド長だそうです。いつ来たのだろう?
「まずはお二人さん、合格おめでとう。」
と、受付嬢のお姉さんが褒めてくれ、次に見ていたのであろうギルド長が、
「シュトラ君は前よりも成長したんじゃないかな。君は、、何だっけ?」
「ジークです。」
「ジーク君か。君、本当に3歳かい? そうとは思えんかったよ。」
と俺とシュトラを褒めてくれた。
地上の受付に戻ったら、受付嬢のお姉さんが、冒険者証をわたしてくれた。これがあれば、ギルドのクエストに参加できるそう。プロイセが働かないでいるのに、何でお金を稼げるのかがよくわかった。
ちなみに、プロイセが俺らにギルドを受けさせた理由は、魔法を使える人を管理するためだそう。
すごい管理社会だな、、
この後に家に帰ったのですが、中級魔法を2回使ったのですぐに寝てしまったことは秘密だ、、、
多くの人が読んでくださっているので、頑張った結果、いつもと比べてかなり長いかもしれない、、、
三歳児が冒険者の証を持っているのは、大人からしたら、さぞ怖いでしょうね、、、
あと、なんか旅行するのでしょうか?
作者も行きたいな〜
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作者は褒めて伸ばす子なので、感想といいね、星もよろしくお願いします!




