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ドナドナ

作者: 京久保崇

彼と会ったのは婚活パーティー、

彼の一目惚れだったわ。


『一緒になってくれ。

俺も頑張るから、君に子供を産んでほしいんだ。』


そしてあたしは彼のものになった。


あたしは彼の用意した部屋のお姫様となって

彼はあたしのためにあれこれしてくれる毎日だった。


だからあたしは彼の為に子供を産んだわ。

でもあたしたちはまだ子供を大人にするほどの余裕がなかった。

数ヶ月育てることしかできず養子に出してしまった。


でもあたしは子を産み続けた。

それが彼の望みだから。


そんなある日。

天気がいいから子供と散歩に出ようと思って彼を呼んだの。

でも呼んでも呼んでも彼は来なかった。

代わりに彼の手下がやってきて彼が用意した料理を置くだけ。

手下はあたしの言うことが判らずそれを繰り返すばかり。


夕方になってやっと彼がやってきたけど

日は沈んでしまったし既に夕飯の時間。

だからあたしは今日の散歩は諦めた。


******************************


子供「とーちゃん、

留守の間牛を見てたけど啼いたら餌やって食べるけど

結局餌やっても母牛が啼き止まなかったよ。」


父「ああ、そりゃ放牧しなかったからさ。

天気がいいのに外に出さないからな。」


劇終

ちなみのその夜子牛が脱走して大立ち回りしました。

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