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オオカミの出る家に  作者: よろしい、ならば人狼だwiki
第二章
16/16

最後の黒幕

次の日の朝、中庭には

萎田人、狐塚恋次、雲弧鰤太郎、有志大河の四人が死んでいた。

それを偶然見た羽田は驚きを隠せなかった。

なぜなら、今まで顔を現さなかった専属医師が死んでいたからだ。

羽田は使用人のキム、ゆるこ、雪野、極夜と詩彩、笑男、舞知を呼んだ。

羽田「犯人は極夜くん、君ではないか?」

極夜「私は銃を使えますが、人に撃ったりなどしませんよ。」

羽田「嘘つけ!雲弧颯に撃ってたじゃないか!!」

極夜「あれは威嚇ですよ。」

羽田「威嚇だぁ!?そんなわけあるか!!」

キム・グームー「落ち着くでアルます。」

狐塚舞知「そういえば・・・優音ちゃんがいなくないか?」

羽田「確かに・・・。」

キム・グームー「優音様はどこにも見つからないアルね。」

羽田「あんな純粋な女の子が殺人を犯すわけがないだろ!!」

狐塚詩彩は話を変える。

狐塚詩彩「そういえば、送迎バスは今日に来るはずでは?」

戌亥雪野「そのことだったんですが、スケジュールを改めて見たところ、明日みたいで・・・。」

狐塚詩彩「雪野さん。それどういうことですか?」

戌亥雪野「私の見間違いでした。本当に申し訳ございません。」

萎田笑男「使用人に間違いなんてあってもいいのかなぁ~?」

戌亥雪野「人間間違えたってすることもあります。」

ゆるこ「あなたたちうるさいうるさいうるさい!!お姉ちゃんが間違ってるって謝ってるんだから、許しなさいよっ!!!」

萎田笑男「ここの使用人はおかしいなぁ。

極夜に関しては銃の扱いが慣れていて、いつも芽論兄さんのそばにいる。

雪野さんに関しては親族会議に参加するなり、お母さんの子どもだと言う。

ゆるこさんに関してはもう子どもじゃないか。」

狐塚詩彩「遺産のことでみんなで分け合うって話し合ったわ。

犯人は何が不満で家族を殺してるのかしら。」

話していると、屋敷の中から銃声が聞こえた。

話していた口も止まり、沈黙になった。

狐塚詩彩は口を開く。

狐塚詩彩「私たちで行きましょう?キムさん、ショットガンを持っていたはずよね?

羽田さんはここにいて。きっと犯人がいるはずだわ。」

萎田笑男「おいおい、わざわざ銃声のしたところに行くなんて正気か!?」

狐塚詩彩「私たちで犯人を倒すのよ。」

極夜「もしかしたら、優音様かもしれませんよ。」

狐塚詩彩「女の子が銃を扱えるわけないわ。」

極夜「それは見て見ないと分からないですね。」

羽田、一人を中庭に待機させ、使用人キム、雪野、ゆるこ、極夜含め、詩彩、笑男で銃声のしたほうに行く。

銃声がしたほうに行くと、サイレンが鳴り、スプリンクラーが起動した。

狐塚詩彩「な、なにこれ・・・。」

戌亥雪野「故障ですかね・・・止めてきます!!」

萎田笑男「こ・・・これ・・・灯油じゃねえか!!!」

狐塚舞知「し、死にたくないっ!!!!くそっ!!!」

極夜「私たち、まんまと罠にはめられたようですね・・・。」

気づいたころには炎に包まれていた。


景色が暗転した後、狐塚舞知は悩んでいた。

戌亥月音「一回死んだ気分は?」

狐塚舞知「焼きただれて、それに息が出来なくてしんどかった。」

戌亥月音「犯人は誰だと思う?」

狐塚舞知「わ、わからない・・・。俺にはわからないんだ。」

戌亥月音「極夜は銃で人を殺していない。」

狐塚舞知「でも、銃を使えるのは極夜じゃないのか?」

戌亥月音「さあな。でも、殺していないと言っている。」

狐塚舞知「んじゃあ、なんだよ!!!!

一体これは何なんだ!!

一体何がしたくてこんなことをやっている!?

これは誰が生み出したゲームなんだ!!!!」

戌亥月音「優音がやった悪趣味に過ぎない。

それに推理人はゲームを解けない限り、安全には帰れない。」

狐塚舞知「どういうことだ!?」

戌亥月音は水晶を取り出した。

戌亥月音「近い未来、こういうことが起きるというのは予測できている。

親族たちは遺産のことで争い、自らが自分の物だと主張する。

殺人を止めるのが、推理人の役目だとあたいは思っている。

でも、優音が都呂々に都呂々の母である颯の過去を知らせてしまったせいでこういうことがおきている。

だから、このゲームが解けない限り、親族諸共含めて推理人にはつらい現実を遭わせることになりかりかねないんだ。」

狐塚舞知「それが俺かよ!!!

なんで、なんで、俺が重要な役を背負わなきゃいけねえんだよ!!」

水晶に映っているのは、雲弧颯が鰤太郎を殺す姿。狐塚詩彩が全員を虐殺している姿など、いろんな映像が映し出される。

しかし、そこに都呂々の姿は見当たらない。

狐塚舞知「くっ!!!こんな頭の固い俺じゃあ、何も出来ねえよ!!!」

雲弧都呂々「このゲームは終わりだ。

推理人が解けない時点でこのゲームを無効とする。

月音、アンタがゲームマスターをやっても意味が無い。

それにこのゲームの意図はアンタが作ったものだ。

アンタはつまり架空の存在、比呂利っていうのが好きだったんだ。」

戌亥月音「なんで、アンタがここにいんだよ!

あたいは・・・。」

雲弧都呂々「真実では親族全員が死んでいる。

それに親族が互いに殺しあっている。

にも関わらず、生存者がいることはありえない。

俺に兄はいない。」

狐塚舞知「都呂々。どうしたんだよ、その格好。」

雲弧都呂々「優音も月音も作るゲームが意図的すぎた。

それは真実とより遠い妄想。幻想に過ぎない。

だから、俺がゲームマスターをつとめることにした。」

狐塚舞知「お前が推理人をつとめるんじゃないのか!?」

雲弧都呂々「まさかな。

このゲームの主犯は理音だ。

一日目の顔がぶち抜かれていたというところで、優音と理音が入れ替わった可能性がある。

それにみんな父さんばかりに気を取られていて、他の人を見ていなかった。

二日目は詳しい描写が無い。しかも、父さんも殺されている。

となると、使用人極夜に視線が向けられるわけだ。

しかし、極夜は芽論の命令で殺さなかったんだ。

銃声の正体は理音。

理音、雪野、ゆるこの作戦にまんまとはめられた舞知たちは焼け死んだというわけだ。」

狐塚舞知「不可解な点はいくつかある!」

雲弧都呂々「これは月音が作った妄想に過ぎない。

不可解な点はいくつかあって当然だ。」

戌亥月音「あたいのゲームを乗っ取る気か!!」

暗闇から突如現れたのは優音だった。

戌亥優音「お姉ちゃん。もうどうあがいても無駄なのよ。

私たちの遊びは終わり。

これから現実を見せられるわ。」

戌亥月音「あたいは許さない!!都呂々!あんたが何を発言しても自由だ。

でも、ゲームを乗っ取ることだけは許さないぜ!!!」

雲弧都呂々「アンタらじゃあ、話にならない。

どういう意図で俺を生かしているのかは知らないが、真実で俺は殺されている。

俺はゲーム外で解いて欲しいんじゃない。

俺はゲーム内で解いて欲しいんだ。

次は俺がゲームマスターをし、舞知がその謎を解いて欲しい。」

すると、戌亥月音が持っていた水晶は赤く光だし、映像を映し出した。


山で火事が起こり、新聞にも取り上げられた。

生存者が一名いた。それは羽田だ。

大やけどを負ったものの、山から脱出し、町の人に助けてもらった。

それを聞いた比呂利は使用人の槍梅と二人で火事があったところに行った。

槍梅「やばいっすねぇ~。

この家焼けてたんすよ。

比呂利さん・・・じゃなくて、都呂々さん。

行かなくてよかったっすねー。」

雲弧都呂々「本当に残念だよ。俺が止められなかったせいで。」

槍梅「そんな悪く言わないでくださいよー。

悪いのは、芽論さんなんですから。」


入院していた羽田はずっと新聞を眺めていた。

すると、一人の男が現れた。

羽田「君はぞえくんじゃないか。」

ぞえ「はい。なんで、羽田さん生きてるんですか。」

羽田「ぞえくん、一体何を言っているんだ・・・?」

ぞえ「生きているんですか?・・・と聞いているんです。」

ぞえは顔つきを変えた。

それは計画と大幅に違っていたからだ。

それは屋敷にいる者を全員殺すというものだった。

羽田が生きているのは明らかにおかしい。

使用人たちが殺し損ねたのか、ぞえはそう考えた。

羽田「ぞえくん、君は何を言っているんだ。昔の仲じゃないか!

覚えてるか?大学で君と知り合って、それから・・・。」

ぞえ「知っています。あなたが警察をやめてから、弁護士になったんですよね?

私は警察をやめざる終えない状況になりました。

羽田さん、僕は芽論さんに言われて、あなたを殺しに来ました。」

羽田「何を言っている!?

一体何をどういう根拠で!私と芽論は仲のいい友人で・・・。」

ぞえ「だから、芽論さんのために死んでください。」

ぞえはポケットから拳銃を取り出し、羽田の頭を撃ち抜いた。

ぞえは拳銃をしまうと、一言呟いた。

ぞえ「僕のことは想定してませんでしたか・・・。」

ぞえは病室から、姿を消した。

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