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第79話 女神と女神とそのまた女神と

「ほんっとーに、大丈夫にゃん?」


大蛇の体液でベトベトになりながらも、マディはせっせと足を進め、問題の水辺までたどり着いていた


恐る恐る水面を覗き込む


ぴちゃん


ビクゥッ


音がした方向へ全力で振り向くが、そこには何も無い

暫く警戒して観察するが、特段何も起きる事は無かった


恐らく天井から水滴でも落ちたのだろう、周辺は至って静かだ、さっきまで化け物が居たとは到底思えない


かといって、ここで朽ちた経験のあるマディからしてみれば、あまり長居したい場所でも無かった


(さっさと、行くにゃ)


水で軽く全身についた体液を落とし、先へと進む事にする


水辺を後にし、洞窟の先、恐らく出口と思われる方向へと進んで行く


(一体、どうなってるにゃ、もう1時間は歩き通しにゃのに)


行けども行けども、先には闇が広がっていた、化け物という難関を突破した興奮は既に失われ、只々 疲労だけが蓄積ちくせきされていく


「いい加減にしろにゃぁぁぁぁ!」


「うるさい」


唐突な声と同時に ガンッ、と何かで後頭部を思いっきり殴れた


「ふぇ、いったいにゃぁ! 何するん…ふにゃぁぁぁぁっ、お前一体誰にゃ!!」


振り返るとそこには全身が薄っすらと光る短髪の女性?が立って居たーーー




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