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共用廊下 「管理者さん」

──異世界エッドガルド──


 アクァンナム。

 イマニム王国領土の最北に位置し、北には聖エゾブ神官自治領が有り、西にアマユ山脈と麓に拡がるオトム・ユフの迷いの森。そして東方にはウクァバッス丘陵を挟み、海産物で財を成したイェビム商国がある。

 イマニム王都から離れ、殆ど衛星都市の様な状態のアクァンナムだが、位置が大陸のほぼ中央であり、交易ルートの分岐点となるため、商人や冒険者の中継地点や拠点として非常に活気のある場所で、そこで生み出される様々な財源は、イマニム王国にとっては無くてはならないものである。

 再聖暦1002年のまだ寒さの残る頃、そんなアクァンナムの冒険者ギルドにエルダードラゴンの死体が丸ごと持ち込まれ、街は騒然となった。

 捨てるところが無いとまで言われる竜種だが、実際に市場に出回るのはドラゴンパピーやレッサードラゴン、亜種のワイバーンが精々だったからだ。

 まさに【お祭騒ぎ】だった。



──────────



 さて、俺が『普段なら絶対買わない』物品までしこたま買い込んで帰宅すると、アルディスがポチャ子にパ○・スペシャルを決めている真っ最中だった。


「大人しくしていて下さい」

「▼△△〆っ!■■●〜!!」


 おっと、多機能(予定)伊達眼鏡をかけて‥‥と。


「なんの騒ぎだ?」

「あ、マスター。お帰りなさいませ」

「あ〜痛たたたたあ痛とゎ〜あ!」

「アルディス、黙らせろ」

「イエス、マイ・マスター」


 ○ロ・スペシャルを解いたアルディスは、ポチャ子の頭を背後から両手で掴むと、勢い良く捻った。


「えけっ」

「‥‥今、ポチャ子の首の奥の方で、鳴ってはいけない音がしたんだが‥‥」

「気のせいです」

「なんか、向いちゃいけない方向に首が捻回ってねーか?」

「目の錯覚です」


 いやいやいや!白眼剥いてんじゃん!?鼻水と涎たらして痙攣してんじゃん!?

 ‥‥と、思ってたらポチャ子がガバッと起き上がって来た。


「な、なにするですかー!一瞬だけ死にましたですよっ!」

「死んだのかよ!?一瞬とはいえ!?」

「‥‥ちっ」

「おいアルディス。今の舌打ちの意味は?」

「特に意味はありません。せっかくマスターの為に作った食事を滅茶苦茶にされた事が辛抱堪らないとか、この巨乳デブがいなければマスターと一緒に買い物行けたのにとか、邪魔だからデリートしちゃえとか、全然考えてはいません」

「うん、怖いからヤメテネ‥‥」

「イエス、マスター。ま、冗談は抜きにしまして、デ‥‥イーヴリンさんが勝手に外出しようとしましたので、お引き留めを」


 冗談とは思えねー手際だったがなぁ。

 と言うか、今、素でデブって言いかけたよな?。さすがに酷くね?


「だからー、何度も言ってるですよ!時間が無いです!!誰が牝オークですか、失礼です!!」

「そこまでは言ってないぞ‥‥顔立ち自体は可愛いしな」

「な‥‥私の豊満な肉体に欲情して、アレとかソレとかコレとか、するですか?するですね!?理解りましたです!アナタが一緒に来てくれるなら、性欲の赴くままに私の初めてを」

「アルディス、やっぱ黙らせろ」

「イエス、マスター」


 可愛いと言われて突然違うギアが入ったらしいポチャ子は、真っ赤になった頬を両手で押さえ、妙に艶かしく身体を左右にくねらせながら叫び続けて近所迷惑なので、再び黙らせる事にした。

 具体的には茶菓子と紅茶を与えただけだが、飲食してる時は大人しいようだ。

 動物か。


「時間が無いって?」

「どうやら彼女の転移、制限があるらしく、一定時間で自動的に元の世界に引き戻される仕様だそうです」

「それで外に飛び出して行こうとする彼女にロビ○マスクのフルコースを?」

「イエス、マスター。この後はハリケー○ミキサーからの地獄の断頭○を‥‥」

「‥‥死んじゃうからやめようね」


 怖ェーよ、手加減しろよ。


「アルディス。さっき言ったマーカー、幾つか作っといて。設定時間は今日の19時でな。‥‥で、イーヴリンさん。俺とアルディスで良ければ行くけど?」

「ほ、本当です!?‥‥でも、連れて行けるのは1人とバナナ一本なんです」


 遠足か。なんだよその中途半端な最大積載量。


「あー、そりゃ大丈夫だ。アルディス、セット出来た?出来たら戻ってくれ」

「イエス、マスター」


 返事をしつつ、アルディスが俺の右腕に引っ込んだのを見たポチャ子が、驚きの声を上げる。


「うわ!アナタは召喚士です?まさか異世界でも魔術士が居るとはです!!では私も試しにファイヤーボールです!!」


 止めるいとまもあればこそ、ポチャ子の頭上に巨大な火の玉が出現した直後、ポチャ子は炎に包まれた。


「うっぎゃ〜!!もーんの凄ぇ熱いですー!!」

「何やってんだよ‥‥」

(世界の根幹を成すロジックが異なる空間を纏ってこちら側に来てるのですから、魔術が発動するのは彼女の周囲のみなのですが‥‥壮絶なウルトラ○イナマイトですね)


 あ〜、と言うよりか、リアルヒューマン○ーチだな。初代か二代目かは知らんが。

 熱くて暴れてるのがウザってーから、首根っこ掴んで風呂に放り込み、シャワーで水を浴びせとこう。

 うむ。我ながら、流石に超絶な耐久力だわ。熱くもなんとも無い。


「取り敢えず、ドクロに竜のスカジャンと、虎の刺繍入りのデニムでも着て行くか。インナーどーすっかな?黒のロンTでいっか。どーせファンタジー世界に馴染むファッションなんて持ってねーし。あと、武器代わりに金属バットと、バンデージ巻いた鉄パイプ、木刀、有刺鉄線巻いた自家製トゲバット‥‥チェーンソー物置にあったよな?持ってこーっと」

(マスター‥‥臭い汚いと全否定だった割には殺る気満々ですね)


 いやぁ。

 だってさ、いくら耐久力やら体力やらが神の数値でも、所詮は筋力5だもんな。

 昔の荒れてた頃思い出してフルスイングすれば、ゴブリンぐれーならなんとかなるんじゃねーかな?


「向こうで売る予定の物品も含めて、こりゃ籠城出来そうな量だな‥‥」


 調子乗り過ぎたか?


(では、ヴォイドホールを作成しましょうか?寿命15000年と精力1000000を使用しますが)


 ん?空虚な穴とか空間の穴とかって意味になるのかな?今までと違ってステータス使用量が桁違いだが。


(所謂、アイテムボックスですね。無限収納とまではいきませんが)


 おお!異世界転移っぽくなって来たな。因みに限界はどれ位だ?


(サイズはフリーで、最大収納重量は20万トンです)


 にじゅ‥‥スカ○ドンが丸ごと入るぞ。個人で使うには無限と同義だな。


(生物は収納不可です)


 うん、俺が言いたいのはそこじゃ無くて‥‥ああ、もう良いや。

 あ、ところでだな。伊達眼鏡作った時は、俺の寿命と精力使わなかったけど?


(あの程度の物でも、私の身長が1cm縮まりました。検索と製造の速度も若干低下しております)


 ほう。

 Goo○leグラス擬き1つでその状態なら、代価で俺の寿命と精力使った方が利口だよな。

 俺の寿命、残り50年位まで使っても良いしな。


(太っ腹の決断、惚れ直します、マスター)


 よせやい。

 お、程よく焦げたポチャ子が風呂から這い出て来た。


「良く生きてンよな。ノスフェラトゥもビックリ」

「し、死んじゃいましたです。ちょっとだけ」

「さっきから、そのちょっとだけ死ぬパターンて何なんだよ」


 ちょっと死ぬだけで済むなら、コイツが魔王に突撃かませばいいんじゃね?


「そんな事したら、たっぷり死んじゃうですよ!!え!?何で魔王が現れた事知ってるです?」


 そりゃーね。アルディスが君の脳からデータをダウンロードし倒したからね。

 後は‥‥そう、テンプレ?




──────────




 ─ことわりたがえた何処か─



《ようこそ、選択の門へ》

「え!?‥‥これもしかして」

「何だよ、此処は何処だよ!!」

「周り‥‥真っ白。霧?靄?」


 頭の中に直接響いた無感情な声に反応したのは3人の男女。


「き‥‥た‥‥キタコレ‥‥異世界転移キター!!」


 不健康に肥った男性は脂ぎった髪を振り乱し、心底嬉しそうに両腕を突き上げ叫んだ。


「ハァ!?テメーなに言ってんだ?寝惚けてんのか?」


 心底不愉快な表情を浮かべ、肥った男性を睨み付けたのは、派手な原色系のスーツを着た柄の悪い男。


「この状況、見ず知らずの3人が同じように寝惚けているとは思えないけど‥‥」


 そう呟いたのは、セーラー服に三つ編み、眼鏡をかけた背の低い女性だ。


《アナタ達は、エッドガルドと言う名の異世界にある国から召喚されました》


 三者三様の反応を見せる男女の言葉を無視した様に、無感情の声は淡々と先を続ける。


《ただ、これは呼ばれる側の意志が介在しない、言わば拉致です。従って、召喚を拒否する方は、右手の赤いドアをご利用下さい。元の世界に帰還できます》

「そうさせて貰うぜ。何が異世界だ、冗談じゃねーっての」


 柄の悪い男は歩きながら唾を吐きすてると、赤いドアを開けてその中に消えた。


「僕は行く!絶対行きます!!元の世界になんて未練は無い!勇者、チート、無双、ハーレム!遂に僕の時代だー!」


 肥えた男は興奮し、ムフームフーと鼻息も荒く叫び続けた。


「‥‥選択出来るのは良心的だけど‥‥そのエッドガルドに行ったとして、そこから帰還する事は出来るんですか?」

《基本的には出来ません。一方通行です。ただ、向こうで任意での次元転移魔法を研究している魔術士も居るので、将来的には可能性が無いとも言えません》


 その言葉を聞いた三つ編みの女子学生は、眼鏡を外すと放り捨て、三つ編みをほどきながらニヤリと笑う。


「一方通行、望むところね。少なくとも、親戚に引き取られて肩身は狭いし、ゲスな従兄弟に犯されてる今よりは遥かにマシだわ。召喚してるんだから、其なりの待遇なんですよね?」

《貴女を召喚したのは、聖エゾブ神官自治領。13神教神官達が治める国です。適正があれば、聖女として発言力を持つ事も可能です》


 その会話を聞いていた肥えた男が口を挟む。


「貴女を召喚‥‥て事は、僕は違う国に召喚されたのか?力のある国なら良いな‥‥まさか、召喚直後に奴隷にされて扱き使われるパターン?」

《貴方を召喚したのは、北方諸国連合の盟主国、ヌバヨ皇国です。能力優先主義の国なので、適正が低いと扱いが悪い可能性があります》

「そ‥‥んな‥‥ほ、他の国に変える事は出来ないんですか!?仮にも僕は、選ばれた勇者なんでしょ?」

《無理です。私は飽く迄次元門の管理を担当するのみ。貴方の選択肢は、ヌバヨに行くか、赤いドアを潜って元の世界に帰還するか、です》

「ちょっと。私は行くから、先にこっちを済ませて貰えませんか?」


 肥えた男と次元門の管理者との会話を、興味無さ気に聞いていた女子学生は、焦れた様子でその会話を強制的にぶった切る。


「大体あなたさ、扱いが悪いなら、隙見て逃げちゃえば良いんじゃない?チートだハーレムだ言ってんだったら、さっさと見切りつけて冒険者でもやって稼げば?見たとこ良い歳でしょうに」

「な!‥‥他人事だと思って‥‥」

「他人事だもの。で、神様?管理者様?エッドガルドに行くにはどうすれば良いんですか?」


 三つ編みを解き終わった女子学生は、軽く頭を振って手櫛で髪を整えながら訊ねた。


《判りました。では、こちらの箱から、3つギフトを選んで下さい。それが餞別となります》


 そう言った管理者の声と同時に、4つの箱が現れた。


《黄色の箱は特殊スキル、緑の箱はステータス、ピンクの箱は装備品、黒い箱はランダムですが、レアな能力や装備品などが出易くなっています》

「へえ‥‥くじ運が良ければ明るい未来、かな。フフッ。じゃあ、引きます」

《どうぞ》

 宙に浮かぶ箱の前に歩み寄った女子学生は、黒い箱に手を突っ込み中からカードを引いて、そのカードを眺める。

 その一連の動作には、欠片程の躊躇も無い。


「‥‥これは?」

《説明しますね》

「待って!説明内容は私だけに聞こえる様にして貰えます?他国に行くかもしれない他人に聞かれたら、私に不利な事になるかもしれませんから」

「はあ!?何だよ、それ」

《‥‥成る程、道理ですね。では、詳細は貴女の脳内のみに直接‥‥》


【スキル・支配の魔眼】‥‥レア度クラスA

■ 目を合わせた生命体を、任意で支配・隷属させる事が可能。成否は対象との能力差で判定される。支配出来る人数は、レベル×3体。複数同時支配の場合、成功率は対象数×5%ずつ下がる。任意で隠蔽可能。


「‥‥良いの引いた‥のかな?ウフフ」

「ま、マジか!?」


 ほくそ笑みながら呟いた女子学生は、肥えた男の問いかけを無視し、更にランダム箱、装備品箱と立て続けに引いた。


【固有能力・ステータスブースト】‥‥レア度クラスB

■ 全ステータスにレベル×100をプラス。


【アクセサリー・ワイスマンズサークレット】‥‥レア度クラスS

■ 光属性魔術と聖属性魔術の適正を得る。MPにプラス500。魔力にプラス500。魅力にプラス1000。一度装備すると、装備者が死亡するまで他者が装備する事が不可能。


 脳内でギフトの確認が終わった彼女の額に、翡翠色のサークレットが出現した。


《では宜しいですか?最後の確認です。元の世界に帰還するなら赤い‥‥》

「戻りません」

《では、貴女をエッドガルドに転送します。‥‥元の世界の着衣と所持品を全て消費して、ステータスの底上げか魔術習得が出来ますが?》

「あら、嬉しいサプライズですね。底上げをお願いします」

《わかりました。では、初期ステータス全てに、200をプラスしましょう》

「ありがとうございます」

 彼女は、何処に居るかも判らない管理者に、礼を言う。

 それと同時に彼女のセーラー服他の着衣一切と荷物は消失し、その裸体は光に包まれて消えた。

 肥えた男は、唖然とした表情でその様子を眺めていた。


《さて、肥えた方。貴方はどうしますか?》

「な‥‥僕の名前は」

《時間がありませんよ?時間切れの場合は適当なレア度のギフトを強制的に付与しますが》

「え、え!?時間切れ!?」


 無感情だった声に、若干苛立ちが混じり始めたのを感じ取った男が脂汗を滲ませながらもまだ迷っていると、突然赤いドアが勢い良く開いた。


「馬鹿っ、お前!ドアの反対側に人居たらどーすんだよ、このポチャ子!!せめてノックしろや!!」

「私はイーヴリンですよ!!‥‥誰がデブですっ!?」

「言ってねーから」

(ダイエットをお薦めしますよ、デーブリンさん)

「アルディス‥‥それはイジメじゃ?」

「あー!前屈みになったり座った時に出来る三段腹に、猛り狂ったチン○を突っ込むですか?突っ込むですね!?‥‥誰がデブですっ!!」

「安定して情緒不安定だな、オイ。自分で三段腹暴露してどーすんだよ。最早、ノリツッコミとも言えねーぞ?」

「海苔を突っ込むですか?最初は普通に抱いて欲しいですよ!!」


 がりなりにも厳かな雰囲気が漂っていた白い空間は、一瞬にして下世話な空気に包まれた。


《‥‥えーと‥‥あれ?あれ?召喚された人数は3人だったはず》


 厳かだった声の主の口調は、新たな闖入者の騒ぎに対応出来ず、狼狽えたものに変わる。


「あ、あの‥‥僕のチートなギフト‥‥」

《あ、時間切れです。えーと、じゃあハーレム用に毛穴から出るエロい煙と、貴方は粗チンのフォーケマンなので、人並みのチン○。あとは‥‥ステータスにプラス100で良いですよね?異論は認めません》

「なっ!僕は勇者で」

《知りませんよ、そんな事》

「さっきの女の子との扱いの違いっ!!」


 どうやら、今までの厳粛な雰囲気は無理して作っていたらしく、肥えた男の半泣きの抗議に対し、声の主は完全に厳かな対応を放棄していた。


《あーあー、五月蝿いですね。何がチートですか?ハーレムですか?鏡と相談しなさい。腐敗した心が程良く表面化したキモ男が貴方を出迎えてくれますよ。さっさと行ってくれますか?次の素敵な男前さんに、ゆっくりと懇切丁寧に対応して差し上げたいので》


 声しか聞こえないはずなのだが、その白い空間にいる全員が、『シッシッ』と、うざったそうに顔をしかめて手を振っている声の主の姿を幻視していた。


「‥‥なんだよ‥‥なんだよ!!冗談じゃないぞ!!僕は帰る。帰還するからな!良いんだな?勇者召喚を拒否して帰っても!」

《だから知りませんよ。召喚したのは私じゃないですから。大体、時間切れだって言ったでしょ?もう帰還は不可能なんで。その臭い服と手垢手汗手油恥垢まみれのスマホを消去して、ステータスに1000プラスしてあげますから、安心して逝ってください》

「いや、流石にヒドくねーか?後、何だか『いく』の文字が違う意味合いのヤツに変換されてる気が‥‥」


 段々と投げ遣りかつ辛辣な口調に変わってきた声に、闖入者の男は引きつり笑いを浮かべながら、そう言った。

 だが、肥えた男は闖入者を睨み付けながら、唾を飛ばしつつ叫び散らす。


「お、お前のせいだからな!お前が来なければ、僕のチーレムが」

「えー。いきなり身に覚えの無い弾劾が」

《逝ってらっさーい》

「くそっ!管理者!ロン毛!!お前ら復讐してやるっ!!神殺しの展開‥‥」


 肥えた男は喚き散らしながら転移して行った。


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