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姉弟とはいいものなのです

またまた更新お待たせしました。

 お茶会、素敵な響きなのです。


 やることは普段ニールやジェレミーとお茶飲みながらお菓子食べてるソレとなんら変わらないのに、素敵女子一名追加で全然別物に思えるのですよ。

 

 んー、場所はどうするか、ですね。


 自室でも十分な環境はあるですが、なにせここは女子寮。


 ここでは、もともとの目的であるフィル様とニール達のご紹介、が出来ませんな。


 まあ、学校のミニサロン申請して利用すればいいですね。


 何分この学校、貴族の子女が生徒の過半数を占め、社交が主の目的の場というだけあってお茶会やお食事会、舞踏会等の開催は推奨してるのですよ。


 申請すればその必要な場所は容易にゲット! なのです。


 もちろん、費用は申請した生徒持ちですがな。


 まあ、たかが小規模のお茶会、費用は何ぼのもんですが、中には結構な大枚かかるパーティーを度々開いてる輩もいるのですよ。


 い・ち・ど・も・お・よ・ば・れ・し・た・こ・と・な・い・で・す・が・な。


 ニールやジェレミー、ラスティーはあるのに。


 つか、断りきれないくらいあるのに。


 ……ちえっ。 


 でもいいのですよ。


 だって今回はわたし主催のお茶会。


 ティーパーティー!


 王子にニール、ジェレミーにラスティ。


 それにフィル様!


 他の奴なんか招いてあげないのですよ。


 せいぜい羨ましがれですよ。


 あー、楽しみなのです。


 招待状とか用意しちゃうですか。


 もちろんお手製の。


 あと、当日はお茶の準備とかどうしようですかね。


 メイドさん手配するのもいいですが、いつもこの辺はジェレミーやニールがしてくれるですからねー。


 他の人いない方が、リラックスできるですしな。


 ……ジェレミーにさせますか。


 ん? わたし?


 わたしはやらんですよ。


 昔ジェレミーにお茶いれてあげようとして、うっかり手を滑らせて、危うく熱湯被りそうになってから許可が下りないのですよ。


 あの時も、ジェレミーのトラウマ引き起こして大変だったですなー。


 しがみつかれて離れませんでしたよ、一ヶ月。


 ぎゅうっとおんぶお化けになって、いったい何の訓練なのかと思ったものですよ。


 それからお茶をいれるのはジェレミーの役目になったです。


 ん? 普通は使用人に頼むだろうって?


 ふっ、だってわたしは転生者。


 伯爵令嬢として生まれたからといって、根っからの庶民なのですよ。


 うん、間違いなく前世は庶民ですな。


 わたしの魂がそう言ってるですよ。


 つまり、何が言いたいかと言うと。


 たかがお茶飲むのにいちいち使用人へ頼むのがおっくうなのですよ。


 気がひけるとも言うです。


 でも弟使うのは別に気にならんですし。


 うん、姉弟の力関係はこの世界でも有効なのですよ。


 ジェレミーも「喉かわいたからお茶いれてー」と頼むと、嬉しそうにいそいそと用意してくれるですしな。


 いい義弟なのです、本当。


 しかしそのおかげでジェレミーのお茶をいれる腕前はプロ級になったです。


 誇っていいですよ、うん。


 ってことで、今回の給仕はジェレミーに決定! なのですよ。


 えーとあとは、……もう明日でいっか。


 眠たくなったのです。


 ではまた、おやすみなさいなのですよ、…………ぐう。


次の更新は来月です。

師走、一年が過ぎるのは本当に早いですね。

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