眠気には勝てないのです
今回は短いです。
後懇親会が終わり、わたしは部屋へ戻りました。
うん、満腹満腹。よく食べたですよ。
特にあの白身魚のソテーが絶品でって、そうじゃないですがな、わたし!
わたしはぼふっとベッドへ飛び乗ると、枕に顔を押しつけた。
「レニー・カーティス。レニー……、ううーん……」
わたしの直観はアレをヒロインを認定したわけですよ。
しかしアレは男の子だったですよ。
実はヒロインは男の子だった? んな馬鹿な。
では他に考えられることは何か。
わたしの直観が外れていて、他にヒロインがいる。
うん、これが一番現実的ですな。
ではあのレニー・カーティスは何者ですか。
モブキャラ、ではないとわたしの勘がひしひしと訴えてるですよ。
では、第五の攻略対象者?
まあ、その可能性は捨てきれないですな。
わたしこのゲーム、あんまり覚えていないわけですし。
他は?
ヒロインと、関係ある人物?
たとえば、双子の兄弟とか。
従兄弟とか。
そしたら容姿がびっくりするくらい似ていて、それにわたしの敏感な察知センサーが反応した、というのも頷けるです。
まあ、この辺はあとから本人に確かめるなり、ニールの知恵袋を活用するなりすれば、すぐにはっきりするですよ。
……ふわあ。
何だか、眠たくなってきたですよ。
いやいや、きちんと考えないと。
んん、でも、頭がぼんやりするのです。
あうー、もう起きてるの無理っぽいのですなー。
はー、考えるのは、また明日にして、今日はもう寝るですかね。
…………あふ、眠いのですよ。
はい、ではもうこれで、…………おやすみなさいなのです…………。
ではまた次回、よろしくお願い致します。




