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明日の予習なのですよ

エレナさん視点は書いていて非常に楽な気がします……。

 ふみゅー。


 はにゅー。


 ほにゅー。


 フィル様のごはん、おいしかったのです~。


 とくにデザートが秀逸だったのです~。


 ほっぺたおちるかと思ったのですよ!


 おあずけ時間が長すぎて、おもわず泣きそうになったけど、結果オーライなのですよ。


 というか実際に侍女さんに泣きつきそうになってしまったですよ。


 いやー、まいったまいったです。


 だけどなんであんなにフィル様もアニーもバチバチやってたんですかね?


 なんでですかねー。


 よくわからんですなー。


 それにしても美人はどんな状況でも美人ですのー。


 タイプが違う美人二人、両手に花ですなー。


 花に例えるなら桜と薔薇とか?


 百合と牡丹とか。


 んー、藤とハイビスカスとか~。


 ん?


 もともと何を考えていたのですかな?


 はて?


 ……まあいいのです。


 わからないことは考えてもわからんですし。


 おなかもいっぱいになったとこだし、今日はもう寝るとにするですかね。


 やることもないですし……、と?


 なんかあったよーな……。


 おお、そういえば明日はレニーと打ち合わせがあるのですよ。


 アニーの提案でわたしのパートナーがレニーに決まったので、その顔合わせと打ち合わせそのいち、をするのです。


 アニーと違ってレニーのことはよく知らないですから、今回のことをきっかけとしてお友達になれたらいいですな。


 なぜかわたしのまわりにはあまり新顔さんが寄ってこないのですよ。


 なぜですかね~?


 まあそれはそれとして、一応打ち合わせとなれば予習はしておいたほうがいいですか。 


 あんまり絵は得意じゃないですが、ドレス案をいくつか出しておきませう!


 わたしはナイスアイデーアにうきうきと手もとにスケッチブックとペンを用意し、考えをめぐらせます。


 むー、わたしにふさわしいドレス。


 一番のドレス。


 わたしは、わたしは……。


 おお、わたしは悪役令嬢ではないですか!


 と、なれば悪役令嬢にふさわしいドレスを考えればいいのですね!


 そうと決まればイエッサー。


 悪役令嬢わたしにふさわしいすんばらしいドレスを考えてしまうのですよ!




 その夜、わたしは猛烈な勢いでスケッチブックをうめていくのでした。


次回は5月7日更新です。

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