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そのゲームは

エレナさん一人自問自答続きますねー。

 わたしはあらためて浮き彫りになった事実に愕然とする。


 が、いつまでもそうはしてられないので、いま思い出せることを思い出そう。


 えと、まずはこの世界。


 なんだか違和感があったのはゲームの世界だから。


 どうしてそう思ったか、はわたしエレナ・クラウンとニール・エルハランの名前。


 伯爵令嬢と公爵令息。

 

 従兄弟の関係。


 その一致。 


 これでゲームとは無関係だっていうなら怒りますがな。


 そのゲームのタイトルは……忘れた。


 うう、もうこれはいいです次ですよ次。


 どんなゲームだったか。


 恋愛シュミレーション、いわゆる乙ゲーですな。


 しかも、全年齢対象のあんまりストーリーもグロかったり、悲惨なものじゃない、ライトのやつ。


 ヒロインがなんか努力して攻略対象者GET! 的な?


 ……おもしろいのかそれ。


 はて? わたしそんな乙ゲー好きだったのかな。


 他のゲームは……。


 うろ覚えだけど、してない気がする。


 とゆーより、RPG専だった気がする。


 うん、やっぱりそっちのがしっくりくるですよ。


 道具とかフルコンポしたり、イベント制覇したり。


 まかり間違って途中退場しないように通常よりレベルあげてボス戦挑んでみたり。


 楽しかったよなあ……。


 この世界にもゲームあればよかったのに。


 はっ、脱線してるです。


 今はこのゲーム世界について思い出さなければ。


 えーと、このゲーム。


 そう、流れはヒロインが攻略対象者をクリアする話。


 その、流れは……。


 はて、まったく思い出せない。


 が、別に思い出してきたことがあるです。


 わたし、途中経過興味なかったですよ。


 なんかひたすら途中イベントと結果のイラストコンプリートにだけ燃えてた気がするですよ。


 途中の会話は一度目はすべて選択肢出てくるまで自動で流し、二度目からはスキップしてた、です。


 ……わたし、なにがおもしろくてそのゲームしたんですかね。


 いえ、わかりますよ。


 わかっとりますがな。


 絵です。


 イラストがめっちゃ好みだったんですね、わたし!


 美麗なイラスト目的だった、間違いなく! 


 今も美形好きのわたし。


 前世もそうだったなんて。


 ふっ、なんて因果なごうを背負って生まれてきてしまったものか……。


 な・ん・て。


 格好つけてみても、ようはただの面食い!


 は・ず・か・し・いー!


 わたしは恥ずかしさにしばらくの間もんどりうってしまいました……。


この後どーしよーかなー、と。

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