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第九十二話 トーナメント後のお話② (+スキル・称号一覧)

『ホーサ』にある『花鳥風月』のギルドホームにて。


「ではでは皆さん、また明日です~」


 最近清十郎さんに『もう少し早く寝なさい』などと厳命されているらしいフレイを皮切りに、次々とメンバーが二階へと上がっていく。


 時刻はなんやかんやでもう零時になろうとしているな……そりゃリッカが完全におねむになる訳だ。

 彼女がカリンに抱きかかえられて階段を上がっていき、最後にノエルが何故かペコペコとお辞儀をしながら消えていった。


 残ったのは、俺とエリザのみだ。 

 いつも思うんだけど、うちのメンバーってなんやかんやで日付が変わる前にはログアウトするよな……

 地味に良い子達である。や、中学生組はこれでも遅いんだろうけど。


 ……これが、家に待っている人がいる所といない所の違いという奴かね? 

 なんて一抹の寂しさを覚えたり覚えなかったり。


 ……。


 うん。

 折角優勝したってのに、辛気臭いこと考えるのはやめるか。

 それよりも今は、


「エリザー。剣はどこに出せばいいんだ?」

「そうね……そこの丸テーブルの上にでも置いておいて頂戴」

「了解」


 エリザに武器を強化して貰わないとな。

 インベントリから思考によって、一瞬で丸テーブルの上に剣十本を並べる俺。

 どちゃっ、とさせずに綺麗に並べるのは案外難しい作業だった。俺はどこで頑張ってるんだろう。


「しかし、改めて見ると多いなぁ」

「ふふっ……これは強化のし甲斐があるわね……」


 怪しげな科学者のような笑みを浮かべるエリザ。

 わー。楽しそうだなー……


「あ。あとエリザ、ナイフの補充もお願いできるか?」

「そっちの方は相当数在庫を作ってあるわよ。はい」


 投げナイフは、オルトスさんとの決勝戦で全て使いきってしまったからな。

 すぐに反応して、また一枠で99本×3セット入りの投げナイフを、今度は五枠くれるエリザ。


 しかし疑問なのが、


「毎回毎回こんな大量に、どうやって生産してるんだ?」

「このくらい、材料さえあれば自動でいくらでも生産できるのよ。一晩放置で500本は余裕ね」

「……お、おう……なんか凄いな」


 工場かよ。


「肝心の材料も、クノがモンスターを乱獲してきてくれるおかげでたっぷりある訳だし。貴方一人で私達パーティー以上の量の素材を手に入れるとか、尋常じゃないわよ」


 あれ? 俺ってそんなに素材集めてるんだ。

 いつも数を確認せずに、共有倉庫に丸ごと突っ込んでるから良く分からないんだけど。


 しかし、俺がそれだけ素材を獲得できているのは”呪具”のお陰といった方がいいような気がするので……


「あー。だったらそっちに『誘香の腕輪』を返した方がいいか?」

「それには及ばないわ。いえ、本当に」


 エリザが嫌そうに、顔をしかめる。


「そうか?」

「あれはあなたみたいな人外専用の装備よ。モンスターの強化率が明らかにおかしいもの」

「ん? 精々攻撃防御が+75%だろ。そんくらい上がったって別に……」

「……ああ、そうだったわね。おかしいのは貴方の頭もだったわ」

「おいこら、失礼な」

「客観的な事実よ」


 むう。

 でも本当に、雑魚モンスターの数値がどれだけ上がろうと俺にはあんま関係ないんだけどなー……って、これがおかしいですか。そうですか。


「ふぅ……」

「なんでこれ見よがしにため息ついてんだよ」

「いえ、なんでもないわ。私のような美少女の吐いた息を取りこめることを、感謝しなさい」

「なんかいきなり毒が強くなった気がする」


 あと変態性も。


 はふぅ、ともう一つため息をついて、エリザは気だるげに言う。


「……ねぇクノ。悪いのだけれど、ずっと人混みに居たから少し疲れたわ。紅茶を入れてきてくれる?」

「ん? ああ、了解」

「器具は適当に使ってもらって構わないから」

「はいよ」


 まあ、これから武器の強化もしてもらう訳だしな。たっぷりと英気は養ってもらわないと。

 ということで、カウンターの中に入って早速調理開始。器具の位置等は毎日見ているからわかる。


 さてさて、茶葉はどうしようかな~……


 数分後。


 紅茶を二カップ分注いで、丸テーブルで頬杖をついてらっしゃるエリザの元へ。

 こういう時は執事ルックの方が良かった気がするな。この魔王風の衣装だとどうにも給仕が似合わない。


「どうぞ」


 コトン、とカップを置き、俺も椅子に座る。

 テーブルを埋め尽くしていた剣は、どうやらエリザのインベントリに収納されたようだ。

 ……そういえば、エリザは明らかに十個以上装備をインベントリに保持してるけど、そういう制限を解除するスキルがあるんだろうかね。


 俺の正面で、カップに口を付けたエリザが目を開いて呟く。


「……あら、意外に美味しいわ」


 俺も一口含んで、満足。

 エリザには及ばないながらも、会心の出来だろう。


「ふふん、だろ? エリザが紅茶を入れてくれ始めてから、偶に家でも研究してるからな。俺は日々進化してるんだよ」

「その割に、他の料理は上達しないようだけど」

「うっ」


 痛いところを突かれた。

 そうなんだよなぁ。お茶もコーヒーも上手く淹れれるのに、何故か料理は上達しなくて。

 むう。


「……い、いいんだよ、今の冷凍食品の技術は凄いから。俺は冷食王になるんだよ。カップラーメン王でも可」

「人に栄養がどうのこうの言っていた割には、自分は不摂生をするつもりかしら?」

「あー……それを言われると」


 いやでもアレは、エリザが特別に虚弱体質だから心配したのであって、俺自身は健康だし大丈夫というかなんというか……


「あれから私、毎日ちゃんとしたものを食べてるのよ? 自分で料理する回数も増えたし」

「……あー、いや、その……」

「貴方こそ、将来も見据えてちゃんとしたらどうかしら? ……た、例えば、料理上手な奥さんを貰う、とか……」


 頬杖をつき、髪の毛で顔を隠したエリザが言うが……


「うーん。いやでも、まだこの年で結婚なんて考えられないしなぁ」


 首を捻って、即否定。

 バッ、と顔をあげるエリザ。ちょっと怖い。


「……そ、そうよね。あはは……」


 しかし奥さんね。


 いつもは誰もいない、がらんとした抜けがらのような俺の家。

 帰ったらそこに、笑顔を浮かべた女性が居て……


 何故かそれがエリザの顔でイメージされて、ぶんぶんと掻き消す。


 ……うん、俺にはまだ早いな。


「あはは……はぁ。

 ……じゃあ私は、そろそろ武器の強化に取りかかるわ。明日には出来てると思うから」

「ん、毎回御苦労さまです。あんまり無理するなよ? てか、エリザも早く休めよ?」

「私、夜型なのよ。心配しなくても、倒れる限界は分かっているから」

「その限界まで頑張るなって言ってるんだけどな……」

「…………まあ、貴方がそこまで言うなら善処するわ。それじゃあ、クノ。おやすみなさい」

「ん。おやすみ、エリザ。っても、俺はこれから優勝賞品を決めなきゃなんだけど」


 明日の22:00までに決めればいいが、できれば早めに決めてしまいたいし。

 というか賞品がどんなのか、凄く気になります。


「そう……また貴方のバ火力が上がるのね」

「そうなるな」

「否定するそぶりすら見せない辺り、流石だわ」


 外国の映画のような大げささで、やれやれ、と首を振られてしまう。


 まあ、このゲームをやる上での信条だからな。高火力は。

 たとえオーバーキルになろうがなんだろうが、どこまでも貫き通しますよ。


 オーバーリアクションなエリザに肩をすくめて、二階に行こうとした矢先。

 緊張したような彼女の声に呼び止められる。


「……あの、あともう一つ、伝えたいことがあるのだけれど」

「……? なんだ?」


 振りかえって、首を傾げる俺。

 少し、間が空く。

 沈黙の空間に、エリザの息遣いがいやに大きく聞こえた。

 そして何かを決心するような深呼吸の後に、ようやく言葉が紡がれる。


「貴方……31日から1日にかけての予定、空いてるかしら?」


 たっぷりと溜めを作ったエリザが言ったのは、そんな台詞だった。

 しかし、年末年始か……


「んー。1日はフレイと初詣に行くと思うんだけど」

「あ、そう……」


 目に見えて、しゅんと落ち込むエリザ。


「でも31日は普通に何も無いな」

「……でも初詣は、早くから行くのでしょう?」

「や。多分フレイのことだし、昼過ぎになるんじゃないか? ……エリザも一緒に行く?」


 ちなみに俺たちが行くことになるであろう神社は、フレイの家の近くのものだ。

 かなり立派な神社で、毎年たくさんの人が初詣にくるらしい。


 ああでも……エリザの体力だと、行くのがきついか。

 清十郎さんが車回してくれるかもしれないけど、まだその辺りは聞いてないし。というか忍びないから歩いて行くつもりだし。


「フレイの家の近くにある、大きな神社でしょう? 去年もフレイから聞いていて、興味はあるのだけれど……人も多いでしょうし、なにより神社までたどり着けるか怪しいわ」


 はっきりとした声で自らの貧弱性を暴露するエリザ。

 ですよねー。


「じゃあそうだな……灯波神社って知ってる? うちのすぐ近くの、ちっちゃい神社なんだけど」

「……? 聞いたことないわね」

「まあホントしょぼい……っていうと怒られそうだけど、そんな感じの神社だからなぁ。一応俺が毎年初詣してる所なんだよ」


 神主さんに面と向かって「しょぼい」なんか言ったら、ジャーマンスープレックスをかけられるような神社でもある。神社の神主がプロレスマニアって、どうなんだろうね……


「へぇ、そんな所があるの……というか貴方、毎年通っている神社以外で初詣しようとしてるの?」

「うん……ああ、いや。今年も灯波神社にはいくよ? 恒例行事だし。で、その時にエリザも一緒にどうかな~と思うんだけど」

「……二つの神社で初詣するつもり?」

「まあな。むしろ複数の神社にお参りするのは、良いことだって聞いたこともあるし」

「あら、そうなの?」


 神様が喧嘩するとかは無くて、むしろ信心深い奴だと感心してもらえるとかなんとか。

 ……所詮はネット情報だが、俺がそう思っとけば大丈夫だろ。


「らしいぞ。で、どうだろうか? 嫌なら無理にとは言わ、」

「いえ、行くわ。行かせて頂戴」


 言葉の途中で食い気味に返事をされて、ちょっとびっくり。

 よほど初詣がしたいと見える。


「そっか。行くのは早朝になるけど大丈夫か?」

「だ、大丈夫よ……多分。駄目だったら、クノが起こして頂戴」

「迎えに来いってか。いや、妥当だけど」


「いえ、その……家に泊まりなさいってことよ」


 恥じらうような表情で放たれたその言葉に、俺はピシッと固まる。


 いや、うん?


 話がいきなり飛躍してない?


 ……そういえばエリザは、”31日から”1日にかけて、と言っていたな。

 つまりそれは、そういう意味だったのか。

 うん……いや……うん!?


「ちょっと待とう。エリザって、一人暮らしだよな?」

「ええ、そうよ」

「俺が泊まると、二人っきりということにならないか?」

「……な、何か問題でもあるのかしら?」

「や、問題と言うか、倫理的にどうなのかなっていうか、」


 あれー、いや、エリザが問題を認識してない?

 俺の脳裏に浮かぶのは、クリスマスオフ会での出来事だ。あの時はフレイのファインプレーでことなきを得たが、それがなければ勢いに任せてどうなっていたことやら。


 無表情であわあわとする俺に向かって、不意にエリザはぽつりと、こんなことを漏らした。


「……だって、一人は寂しいじゃない」

「――………」


 長い睫毛を伏せて、そんな事を言う。

 俺より頭半分程小さな、エリザの身体。

 それがより一層小さくなったような気がして、俺の思考は急速に冷えていった。


 ……そうだよな。

 エリザも、ずっと一人だったんだ。

 俺と同じように。いやきっと、俺以上に……


「わかった。じゃあ大晦日は、エリザの家に泊まりに行くことにするよ」

「……んっ」


 気付いたら俺は、エリザの頭を撫でながら、そんなことを言っていた。

 よしよし、と小さな子をあやすように優しく撫でつける。


 こりゃあ、万が一でも変な事が起きないよう、普段以上に理性を強く持たないとな……


 エリザはしばらく黙って撫でられていたが、不意に後ろに下がって、不満げに言葉を発した。


「子供扱いしないで頂戴……ばか」

「あー。そりゃ済まん」

「でも有難う、嬉しいわ。……楽しみにしてるから。

 それじゃあ、また明日」


 微かに笑って、彼女は黒髪を揺らしながら工房の方へ歩みを進める。


「……ん。また、明日」


 その細い背中を見送って、俺も二階へ行くことにした。

 フレイのデートといい、初詣といい、大晦日といい。

 考える事が増えたな。


 ……エリザ、なぁ。


 そういやメイドさん達って、いつから御崎邸に住み込みで働いてるんだろ。

 あの広い屋敷にメイドが三人だけなら、住み込みも納得なんだけどさ……家に帰ってあげてもいいのに、なんて思う。今度聞いてみようか。


 ……もういっそ、俺が一緒に住んでやろうか。

 なんて一瞬頭をよぎった馬鹿な考えを、ギッタンギッタンにぶちのめし、


 俺は気持ちを切り替えて、トーナメントの賞品に思いをはせることにしたのだった。




 ―――




 ギルドホームの階段を上がり、自室に入って、賞品一覧を呼び出す。

 優勝者は一覧の中から、二つ賞品を選べるらしい。


 内訳はアイテム:8 武器:3 防具:3 アクセサリ:7 スキル:7

 というものだった。


 この選択肢だと、必然的に選ぶのはアクセサリかスキルになるんだが。


 アクセサリは各ステータス上昇系のものと、スキル枠が増えるものだった。

 上昇率は+20%か……悪くは無いけど、普通。

 そしてスキル枠が増えるアクセは、もはや賞品としては常連なのだろうか。前も見た気がするし。


『MVP記念リング』『黒百合・縛』『黒妖希石のペンダント』『誘香の腕輪』『スキルリングβ』


 俺が今装備しているアクセサリはこの五種類だ。

 アクセサリは合計五個まで装備できて、『スキルリングβ』はアクセサリの装備枠を消費しないから、装備できるのは残り一個なんだよな……


 ……とかいいつつ、実は賞品にある”スキル枠が増えるアクセ”は装備枠を消費しないものだったりする。

 なぜなら、



『スキルリングβ』


 スキル枠+1

 このアクセサリは、アクセサリの装備枠を消費しない



 うん、そうなんだ。これなんだ。

 被ってますがな! と思わず突っ込みたくなった。

 いや別にいいんだけどさぁ……なんかこう、そこはかとなく残念な感じがするな……


 気を取り直して、さぁ本命のスキルはというと、こんな品ぞろえとなっていた。


【圧殺斬】

【ジャストガード】

【固定砲台】

【魔結界】

【ハイスピード・チャージャー】

【死返し】

【超器用】


 ざっと見た感じ、この中だと【固定砲台】か【死返し】が良い感じだな。



【固定砲台】AS


 攻撃の威力上昇+25%

 被ダメージ2.0倍

 地面に足が接している状態でのみ発動可能、効果終了まで移動不可

 戦闘中、1回まで発動可能

 効果時間:発動後60秒間



 攻撃威力上昇スキルは、単純にStr上昇よりも使える。上昇率が、基礎Strではなく総合Str(スキル等で強化した後のStr値)で参照されるからだ。

 遠距離攻撃を念頭に置いたものなんだろうが、俺の戦闘スタイルとも合致するしな。


 ただし、発動は戦闘中に1回かぁ……うーん。

 あと、移動不可……というのが気がかりだが、〝ベルセルク〟の移動力低下に【バーストエッジ】による爆風移動が含まれていなかったことを考えると、おそらくこちらも強引に吹っ飛ぶことはできるだろう。



【死返し】AS


 相手攻撃を無効化し、

 その予測ダメージ分威力を上乗せした攻撃を自動で仕掛ける

 自身のHPが0となる相手攻撃にのみ発動成功

 相手攻撃が当たる直前のみ発動受付

 このスキルの発動が失敗した場合、自身のHPは0となる

 戦闘中、1回まで発動可能

 効果時間:自動攻撃終了まで



 こちらは俗に言うカウンタースキルってやつだな。

 かねてからカウンター系のスキルは欲しいとは思っていたんだが、まさにどんぴしゃな感じだ。

 扱いは難しそうだが、そこは特訓でも何でもすればいいし。

 本来ならHPが0になる攻撃を見極めて発動しないとペナルティを食らうところを、俺ならそんなの関係なしに好きなタイミングで発動できるって利点もあるしな。


 ……うーん。

 やっぱ、両方とも発動が戦闘中に1回までなら、攻撃の無効化ができる【死返し】の方がいいか。


 攻撃威力上昇は惜しいけど……でも予測ダメージ上乗せなら、俺の防御力を考えるとかなり強力な一撃が出せるわけだし。


 その辺りの火力面の性能は俺の中では互格……うん、よし。

 【死返し】をとるか。

 しばし考えて、答えを出した。


 俺の今のスキル枠は『MVP記念リング』と『スキルリングβ』で拡張して、13だ。

 そして現在習得しているスキル数はというと、ついこの間【バーストエッジ】を取ったのでぴったり13。


 ……。


 ……あ、駄目だ。スキル選べねぇ。


 ……。


 更にもうしばらく考えて、『スキルリングβ』と【死返し】を取ればいいと思いあたる。


 済まない『スキルリングβ』……

 被ってるとか言って悪かった。お前は救世主だ。



 そうと決まればウインドウを操作して、二つを取得。

 青い光が俺を包み、スキルの習得完了を教えてくれた。


【バーストエッジ】で範囲攻撃の問題も片付いたようなもんだし、カウンタースキルも取ったし、ここまでくれば後はもう、更に強化を重ねていくのみだな……よしよし。

 ちなみに状態異常への対抗に関してはもう諦めてます、はい。まあ、なんとかなるだろうと。


 習得スキルを眺めてうん、と一人頷き、

 俺は『IWO』からログアウトした。



 

クノの習得スキル一覧 14/14

(『MVP記念リング』『スキルリングβ』『スキルリングβ』で三枠拡張)

【筋力強化(中)】PS

 基礎Str上昇+10%

【長剣強化(中)】PS

 武器「長剣」のStr上昇+20%

 武器耐久値の減少率を1/2にする

【賭身の猛攻】AS

 Str上昇+30% HP30%以下の場合、更に+10%

 Vit/Min減少-40%

 効果時間:発動後30秒間

【不屈の執念】PS

 自身のHPが0になるダメージを受けた場合、1度の戦闘中に1回までHP1で耐える

 このスキルが発動した場合、自身の次の一撃は相手のあらゆる防御(スキル・魔法・属性含む)を無視してダメージを与える

【攻撃本能】PS

 HP10%未満時、Str/Int上昇+25%

【覚悟の一撃】AS

 Str/Int上昇+100%

 発動後、自身のHPを1にする

 戦闘中、1回のみ発動可能

 効果時間:発動後最初の攻撃まで

【狂蝕の烈攻】AS

 発動後、毎秒自身のHP減少-2%(この効果によっては1未満にはならない)

 HPの残存量に応じてStr上昇+1%~+100%(HP1をStr上昇+100%とする)

 発動中HP回復不可

 戦闘中のみ発動可能

 効果時間:戦闘終了まで

【危機察知】PS

 自身のHPが0になる威力の攻撃のみ、位置・軌道・規模・到達時間が察知できる

【武器制限無効化】PS

 武器制限を無効化する

 武器アーツ使用不可

【異形の偽腕】AS

 『腕』が増える

 効果時間:任意

 ※操作は個人によって適正有り

【投擲】PS

 投擲可能物を投擲した時のダメージ1.2倍

 投擲の命中精度上昇

【斬駆】AS 

 剣系統武器での攻撃時、威力上昇/剣身を伸ばす

 攻撃の威力・剣身は消費MP10%ごとに増大

 戦闘中、3回まで発動可能

 効果時間:発動後最初の一撃のみ

【バーストエッジ】AS

 武器にエネルギーを纏い、爆発させる

 エネルギーの最大値は自身のStrによって変動

 効果時間:発動後2秒間

【死返し】AS

 相手攻撃を無効化し、

 その予測ダメージ分威力を上乗せした攻撃を自動で仕掛ける

 自身のHPが0となる相手攻撃にのみ発動成功

 相手攻撃が当たる直前のみ発動受付

 このスキルの発動が失敗した場合、自身のHPは0となる

 戦闘中、1回まで発動可能

 効果時間:自動攻撃終了まで

 

 “一定条件による特殊効果”

 特殊効果名【惨劇の茜攻】により、

 【賭身の猛攻】と【狂蝕の烈攻】をそれぞれ消費MP1/2で同時発動可能

 【賭身の猛攻】と【狂蝕の烈攻】の同時発動時、以下の効果を得る

 ①【賭身の猛攻】の効果時間を“戦闘終了まで”に変更

 ②【狂蝕の烈攻】のStr上昇率1.2倍

 ③“血色の瘴気”に触れた敵対者のHPを無条件で減少させる

  (接触中継続ダメージ、減少量は自身の基礎Strによる)


クノの取得称号一覧

〝非情の断頭者〟

 相手HPが50%以上の場合、与ダメージ1.5倍

〝機械仕掛けの精密攻撃〟

 効果時間が”一撃”限定のアーツ・アクティブスキル・魔法を使う場合、以下の条件を満たした複数の攻撃に対して効果が適用されるようになる

 条件:その複数の攻撃で”複撃統合”をできると確信すること

〝ベルセルク〟

 戦闘開始と同時に、戦闘終了まで状態異常〈憤怒Ⅴ〉付与、移動力低下

 適正レベル以上の敵対者を倒した数によって基礎Strを加算

 この称号の効果はパーティー非結成時のみ有効となる。パーティー結成時には、称号の効果により加算した分の基礎Strは一時的に0となる

 〈憤怒Ⅴ〉

 Str上昇+50%

 Str以外の全ステータス減少-50%

 被ダメージ2倍

〝耳栓の加護〟

 一定以上の音量を緩和する


※【長剣】を捨てるまでは〝中級長剣使い〟(武器アーツ威力上昇、消費MP軽減)という称号があった。


おまけ。

一般プレイヤーのステータス(Lv42)

Str:501

Vit:276

Int:0

Min:133

Agi:235

Dex:0


クノのステータス(Lv42)

Str:1476

Vit:0

Int:0

Min:0

Agi:0

Dex:0


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