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穀潰し転生末王子はテコでも出てこない ~元35歳の35番目王子は僻地で【鎖国】して引きこもり無双~

作者:野菜ばたけ
取り上げ?呼び出し?嫌だけど。
クソは切り捨て、領内引きこもり快適生活!
=====
「食うに困らず権力闘争にも縁のない王族らへんに産まれて、自由に生きたい」
 そう願って転生した三十五歳中間管理職サラリーマン(営業)の俺は、国王の三十五番目の子に転生した。

 腹違いの兄から毎日「ごく潰し」と言われる日々を過ごしていた俺は、五歳になると実父である国王から「貧乏な僻地――オーランドの統治を任せる」という口実の下、寂れた土地に強制的に追いやられる事になる。

 が、これでようやく周りの目を気にして自重する必要はなくなった。
 手始めに監視役のおつきのメイドを口八丁で離脱させ、わんこ気質の青年騎士を連れてオーランドへ。
 前世の知識を駆使した領地改革と、無用な争いを避ける「鎖国」政策を隠れ蓑にした、悠々自適な領内引きこもり生活を展開。
 領民たちと楽しい毎日が過ごせて、夢が叶ってハッピーエンド!
 ……とはいかない訳で。


 人知れず発展した鎖国状態のオーランドに、次々へと魔の手が差し伸べられる。
 発展した領地を取り上げたい者。
 技術を盗みに入った間者。
 貴族たちは俺との間に繋がりを得て情報収集をしたいようで、山ほどの社交への誘いが届く。

 が、何を言われても社交界には出ません!
 テコでも動かない!!

 だからせっかくの合法引きこもり生活を邪魔する者を時に成敗したり、逆に不遇な子を迎えに行って、オーランドに招き入れたり。
 そんな事をしているうちに、当初社交界で囁かれていた「ごく潰し王子」という呼び名は、徐々に「引きこもり王子」「傷モノコレクショナー」を経て「先見の明を持つ賢王子」「国の中に独立国家を作った寵児」へと変わっていく。

 ……いやまぁ俺は、別に普通の転生者なんだけどね。
 そしてどう呼び名が変わっても、俺は絶対に表舞台には出ない。
 出ないからなっ!!

※カクヨムで先行公開中の作品です。
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