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1.レンタル彼女

「あの....」

「なに?」

「えっと...もしかしてももしかしなくても...怒ってらっしゃいますか?」

「もしかしなくてもとてもとても怒ってらっしゃいますね」


顔を真っ赤にしながらその美少女は俺にそう言った


「何をどうしてどう育ったらこんなことになるの??」

「えっと〜そうですね〜、、、、なんでなんでしょうね〜」

「蹴るよ?」

「ごめんなさい」


俺はこの美少女に詰めよられていた。

どうしてこのようになってしまったのか




それは1週間前に遡る...




この世の中には様々な職業がある


普通の会社員だったり飲食店の店員、タクシードライバーや警察、そして今の時代YouTuberや配信者などインターネットの世界で活動している人もいる。俺もある意味その1人である。


俺の正体はなんと今日本で大バズり中の大人気YouTuberの"TAKAYA"






の編集者だ。


「ふぁぁねみぃ...」


と背伸びをしながらそう呟いた

編集者はとにかく期限が命。期限に動画提出が間に合わなかったら依頼者からの信頼を失い二度と仕事を頼まれることも無い。逆に期限内に高クオリティなものを作れば噂は広まり様々なところから依頼が来たりもする


「この動画の期限は...3日後か、、早めに終わらせとくか」


そう呟きながら俺は作業に集中した。


カタカタカタカタカタ.....


静かな部屋にキーボードでタイピングする音が響き渡る


「ふぅ...とりあえず終わった。最終チェックは明日にするか」


そう言葉をこぼし作業を終わらせた。そしてスマホを開き気分転換によくやってるネットサーフィンをしていると、そこに1つの広告が表示された


"美人の彼女をレンタルしてみませんか?"


そういえばデートだなんてもう何年もしていない...試しに1回だけやってみるのもあり...なのかもしれない...


何となくその広告をタップし、専用のサイトに飛ぶと


『♡好きな彼女を選んでね♡』


ピンク色の背景に6人ほどの美人な女性の写真があった。俺は適当に1番上に表示されていた女性の写真をタップした。


そして日程を選び料金入力の画面が表示された


『1日3万円でレンタルできます』


そう表示されていた。思ったよりは安いのかもしれないな〜なんて考えながら入力するところに"30000"と打ち込んだ。そして


『♡レンタルする♡』


というボタンを押すと...


『ご利用ありがとうございます』


と表示された。これでレンタル完了ってわけか。意外と簡単にできるんだな


「服でも買っておくか」


そう呟いてスマホの電源を切りこの日は寝ることとした




そして1週間後、ついにレンタル彼女とのデートの日を迎えた

集合場所だった駅に着いたので俺が指名したレンタル彼女を待っていると...



「すみません、雫くんですか〜?」


背後から可愛らしい声が聞こえ振り返るとそこには絶世の美少女が立っていた


「あ、えっと、、はい、、」


女性の話をするのはいつぶりだろうか。緊張で上手く話すことが出来なかった


「初めまして〜!今日雫くんの彼女になる椎名玲音です!!」

「あ、どうも。葉山雫です。」

「今日1日よろしくね〜!」

「よろしくお願いします...」


俺は堅苦しく返事をした


「気安く玲音って呼んでね〜!」

「わかった。よろしく玲音」

「うん!じゃあ挨拶も終わったところだし...」


早速デートだな、ここは俺が昨日組んできた完璧なデートプランをお披露目する時が来たな


「じゃあ玲音、早速行こうか」

「ちょっと待って、まだ話したいことがあるんだよね」

「うん?」

「あなた、どういうつもりなの?」

「どういうつもり...とは?」

「気づていないの?あなたとんでもないことをしてるの」

「うーんと...多分気づいてないと思う」

「あなた先週いくら払ったかわかってる?」

「え、3万円じゃないの?」

「あなた金額入力するところに30000って書いたでしょ?」

「あ、あぁそうだけど」

「ばっかじゃないの?!?!」


玲音は顔を真っ赤にしながらそう叫んだ


「え...?」

「そこ最後に"万円"って書いてあるの気づかなかったの?!?!」

「え、ちょっと待って...てことは...」

「そうよ!あなた3億円払ってるのよ!!!」


「........」

「ええええええええええええ?!?!?!」

「ぇぇぇぇじゃないよ!叫びたいのはこっちよ!!!あなた27年分私の事レンタルすることになってるんだよ?!?!」

「に、にじゅうななねん...」

「しかも5万円払う事に1回無料で1日レンタルできるからプラスで約16年私の事レンタルすることになってるのよ?!!!!」

「じ、じゅうろくねん、、にじゅうななねん、、、足して43年.....」

「ほぼ一生分あなた私の事レンタルすることになったのよ!!!どうしてくれるの!!!!」

「いいいいいい一生分?!?!?!」



「本当にふざけるなああああああ!!!!!!!!!」





玲音はそう俺に向かって叫んだ。

第一印象最悪の出会いだった俺と玲音....これからどうなってしまうんだろうか......










おかねどうしよう......

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