【第三章・キャラクター紹介】
今回はもうひとつおまけがあるよ
【セシル】
主人公。生態系最底辺の魔物『イノリ』に転生してしまった男。ニニィとの旅を続ける中で、自分と何か関係があるらしき獣人族の少女と出会い、名付け親になる。大切な仲間を守りたい心と、獣人族の少女セレスの持つ力が呼応し、水竜イリノアから溟渤龍イドラ・ヴァーグへと進化した。北国イヴリースの権力者ムジカ・ニグ・デアロウーサに龍神の紛い物と呼ばれている。
【ニニィ・エレオノーラ】
本作のメインヒロイン。呪いによる不死の身体と誰もを魅了する美貌を持つ凄腕の女冒険者。これまで人との関わりを避けてきたが、セシルと出会った事で周囲に目を向けるようになり、人間らしさを取り戻しつつある。その戦闘力は凄まじく、人間としては強さの限界点にいる。
【セレス・エレオノーラ】
セレスの養子になった獣人族の少女。狐のような耳と尻尾をしている。セシルの事を『かみさま』と呼んで慕っており、彼に名前を付けられてからはまた少し距離が近くなったよう。北国イヴリースから龍神の巫女として狙われている。
【オルキス・トラヴァース】
マギステア聖国が誇る六大聖天の一人。漆黒の鎧を纏い、牙の紋章を背負う第四聖天。亜人の聖獣化の秘匿の為にマギステア聖国に侵入した亜人の殺害を行っているが、その性格故に人を殺す罪悪感を苛まれている。力、スピード、守りのバランスが高くまとまっている優秀な騎士で、六大聖天の中でも広い種類の任務に従事している。
【ボリス・ディアント】
マギステア聖国が誇る六大聖天の一人。純銀の鎧に見を包み、羽の紋章を背負った第六聖天。光の如き速さが持ち味で、広範囲をまとめて攻撃する魔法すらも避けきってしまう。マギステアの空を守る銀色の羽。
【アルト・ギーソン】
聖堂騎士団の騎士。セシルを倒すために『奇跡』の力によって聖獣マアトに変身したが、暴走した聖獣もどきから街を守る為に自然と共闘することに。最後はブレスのぶつかり合いによる爆発からセシルを庇い、央海に浮かぶ島でその命を落とした。
【ムジカ・ニグ・デアロウーサ】
イヴリースの権力者であるエルフの男。イヴリースの時期指導者を決める選挙に出馬しており、その当選はほぼ確実。自身の計画の為に世界中から実力者を集め、武装集団『アイオーン』を作る。龍神の巫女としてセレスを狙っていたが、聖獣マアトの出現を確認したことでセレスを諦めて聖獣マアトの討伐を命令する。世界中に龍神の紛い物となるドラゴンの卵をばらまいた。
【アルヴィ・ニグ・アリステラ】
武装集団アイオーンの『右頭』であるエルフの男。元々はヒヒイロカネ等級の冒険者であり、広くその名が知られている。『龍尾』テオ・サラメーヤと共にセレスを拐うためにセシル達に襲い掛かったが、第五聖天ボリスの襲撃に加えて聖獣マアトの出現により、作戦が変更。自らの聖獣化を防ぐ魔道具を放棄して聖獣もどきと化し、見事聖獣マアトの討伐に成功した。
【テオ・サラメーヤ】
武装集団アイオーンの『龍尾』であるスロゥプの男。元々は遥か極東の国の諜報員。強者との戦いを求めていた。真っ向からの戦闘でもヒヒイロカネ等級の冒険者にも劣らないだけの力を持ち、更にはニニィに気付かれないレベルでその身を隠すことが出来る。真っ向からの戦闘では、実体を持った幻影を何十も召喚して、数の暴力と瞬間移動で反撃すらさせずに倒してしまう。しかし、本気のニニィには敵わずに全ての幻影を撃破されて倒された。
【黒髪の男】
セシルに流入してきた記憶の中に現れた謎の男。マギステアの地で、二人の仲間と共に龍神アイオーンらしきドラゴンと戦っていた。セシルは彼の顔に見覚えがあるようだが……。




