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千切りキャベツで生き延びる  作者: メロンパンの耳
千切りキャベツの出会い
3/6

狼と王都

森をずっと歩いている、かれこれ3時間は歩いている、だが外は一向に見えてこない。お腹が空いたら千切りキャベツを食べてを繰り返している、千切りキャベツをKpとして保存出来る分荷物は少ないが、そろそろ千切りキャベツに飽きてきた。別の物が食べたい、主に肉が食べたい、果実などは森で取れたものを鑑定して食べている。そろそろ限界が近づいてきた時目の前に牛の群れが現れた。その牛が食べたいという一心で俺は初めてのキャベツ系魔法を使った。

『キャベツストーム』

千切りキャベツが牛たちを囲んでいく。

そしてキャベツが消えると目の前には真っ赤な血が地面にべったりとついており、その上に大量の牛肉がどっさり盛られてあった。キャベツストームは牛を切り刻んだのだ。ただキャベツストームはKpを多く消費してしまうので使用は控えようと思った。とりあえずこの肉を鑑定してみよう

バーサーカウの肉

防御が異様に低い牛、バーサーカウの肉、食べれる。


とりあえず食べれるようで安心した。今日はここでキャンプをしようと思う。

 そこら辺にあった蔓などを使って簡易的な家を作った。あとは火をつけるだけだが大変そうなので肉を全部削ぎ落として洗った骨などで何かを作ろうと思った。

…そして血塗れだった皮を洗って使い、手袋と包丁をしまう鞘、骨と木を使い、弓が出来た。

最後に余った骨全部を使いスケボーのような物を作った。車輪が作れなかったためあくまでスケボーっぽい別物だが水魔法で空を飛ぶという元の世界で出来なかったことが出来るからよしとしよう。

それでは早速本題の焼肉といこう、火を起こせたので焼いていく、そして焼けた肉を食べる、久しぶりの肉だからか凄く美味しい。こうして肉を食べていると、一匹の狼がやってきた。どうやら肉が食べたいそうなので分けてあげたら従属した。名前を付けろと言われたので俺は考えた、そして思いついた名前は。

「イアンだ」

イアンとなった。名前は適当だ、するとイアンは俺の身体に入り込んだ。ステータスボードを見ると

一番下に「従属 イアン」となっていたイアンの文字に触れると体からイアンが飛び出てきた、なるほど、身体に入ってる時にステータスボードで召喚出来る訳か、「イアン戻れ」というとイアンはまた身体に入り込んだ。こうして俺は新たな仲間を手に入れたのだった。

俺はイアンに乗って森を走っていた。スケボーを落とさぬよう必死に抱えてイアンに引っ付いている。

今まで俺は森の奥に入って行ってたらしく、一向に森の外が見えてこないのはそれが理由だった。

こうして俺は森から出てきた。そこには草原が広がっていて奥の方にぼんやりと壁が見えた。

「イアン、あの建物って何?」「主、あれは王都エモコです」

イアンが言うにはあそこは俺が探していた人間の街らしい。早速俺は王都に向かうことにした。

王都に向かいイアンに乗って移動していると空が急に暗くなった。

上を見るとそこには巨大な竜がこちらに向かって飛び込んで来ていた

エモコ…emoco ocome…オコメ

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