足跡
公園を歩いていると。
誰かの足跡がある。
小さい足跡だな。
踏んでやろう。
一歩、二歩、三歩。
歩幅は一緒か。
どこまで続いているんだろう。
四歩、五歩、六歩。
こんなに足跡が続いてるなんて珍しいな。
七歩、八歩、九歩。
水浸しで歩いているのか・・・?
十歩、十一歩、十二歩。
ちょっと待て、普通に考えて、足跡ってこんなに続くもんか?
十三歩 ぶに。
「いってえなあ…。」
「ご、ごめんなさい…。」
俺は足跡を踏んで、得体の知れないものに怒られた。
もう二度と、足跡なんぞ、踏むものか。
そう思って、足跡から足を逸らして一歩踏み出したとき。
ぶちゅ
俺は得体の知れない、大きな足の裏に踏み潰されて・・・。
「ちょ!!足跡以外のとこ踏まないでよ!!踏んじゃったじゃん!!やばい!!おーい…