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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

お前ら、誤用多すぎィ!!m9(^ω^)<プギャー

作者: RK

エッセイジャンル週間ランキング6位ですって!!

みんな誤用気にしすぎィ!!


お話形式で連載する君は誤用が多過ぎるもどうぞ

http://ncode.syosetu.com/n8892dn/


こちらでは要望などがあったものを用例なども含めてお話形式で紹介しています。


 小説を書く上でうろ覚え(No うる覚え)で書いてしまうこと、ありませんか?

 もしくは、知っているつもりでもそれが誤用だって時もあります。

 そんな自分が調べて、へぇ、こんな意味だったんだーって言葉を皆さんにも知ってもらいたいと思いました。

 なろうで書いている人は商業化を目標で書いてる人も多いと思います。

 そんな時に誤字脱字衍字誤用をしないということは最低限のマナーだと思います。

 というか、調べない、という行為は小説を書く上で致命的。

 それを示す為にも書いていきます。

 知ってる―から知らなかったー!!など、感想頂けるとなろう界の誤用事情も窺えるのでご協力ください。

 書籍化作家さんでも誤字誤用多いので、少しだけプロ意識を高めましょう。

 形からでもプロ意識(笑)、そこやかましいわ!



 では、早速。


 # # # # # #


 1、火蓋を切って落とす


 よくある誤用の最も多いのではないかという誤用界隈の大御所。

 火蓋は火縄銃に使われた安全装置。

 火蓋を切るの切るは開く、外す、という意味。要は安全装置外すぜ!と言う意味。そこから転じてこれから始めるぜ!って意味に。

 切って落としちゃうと安全装置が完全に外れて火薬が湿気ったりなどを不発する感じに。

 それを見ると知っている読者からは、あれ肩透かしの内容?と勘違いされる可能性も。


 歌舞伎用語の幕を切って落とす(派手に始めるの意)と混同されているようです。


 切って落とすのは宦官だけにしましょう。

 え?下ネタ?すみません。




 # # # # # #




 2、憮然とした表情の憮然


 これも良く見ます。怒っているような表情という風に思われていますが実は、自分の力が及ばず呆然としている、失望して肩を落とし呆ける、思い通りにいかない事に驚いてぼうっとする、と言った意味。

 要は失望などで表情が抜けぼけっとした顔していること。いきなり「クビ」ね、と言われたサラリーマンを想像してください。そんな顔です。

 最近では一部の辞書が認めたようですが……。

 日本語は移り変わりやすいという意味では正しい使い方ではあります。

 ということでどちらの意味でも通るように、しっかりと把握してほしい言葉。

 じゃないと日本の世の中の言葉の変化に、私、憮然としてしまいます。



 # # # # # #


 3、穿った見方


 本質を捉えた見方、という意味。

 決して捻くれて常識を穿つ見方という意味ではありません。

 穿った、という言葉の印象が与えてしまったのだと思います。

 穿った見方は観察眼のある人がやること、(はす)に構えた見方は中二病の見方。覚えておいて!!




 # # # # # #



 4、いそいそと。


 これ、私も最近まで間違えてました。

 隠れてこそこそと行動する様だと思ってましたが、これは、嬉しそうな様、嬉しさが行動に出てる様なのです。

 いそいそと準備しているのは明日が遠足でルンルンしてるのであって、決して浮気をする亭主が妻に隠れて不倫の準備をしているわけではないのです。

 そこ、彼女いないとか言わない!




 # # # # # #



 5、浮足立つ


 それなりに見る誤用の多い奴。それが浮足立つ。

 本来は不安で不安で落ちつかない、テストを控えた受験生が今までの勉強で大丈夫なのか……、そんな時に使われる言葉です。

 テストに受かって落ちつかない受験生を表す言葉ではないのです。

 そんなんじゃ国語のテスト、落ちるぞ。



 # # # # # #



 6、おもむろに



 私、おもむろにこんなの書き始めたけど……。

 おっと、このおもむろは誤用です。

 ゆっくり、という意味です。漢字で見ると一発。

 『徐に』、徐行運転の徐です。

 おもむろに文章を書き始めています、はゆっくりと文章を書き始めたということです。

 ゆっくりでもいいよ、エタらなければね!



 # # # # # #



 7、琴線に触れる



 これの誤用自体最近知りました。

 本来の意味は、感銘を受ける。

 心の琴線に触れた、は琴の糸が震える様に心の動きに例えたのです。


 多分ですけど、逆鱗に触れると混ざったんですか、怒る、という意味で使われるように。

 カプコンの出してるハンティングゲームに竜頭琴とかあるけどそんな感じ?

 あ、伝わらないですね。

 私では琴線に触れるのは難しいようです。

 逆鱗に触れるのは簡単だけどね!

 ちなみに、逆鱗に触れるは目上の人を怒らせるです。


 # # # # # #



 8、こころやり


 まじかよ、その使い方すると登場人物最低の人間だぜ!って言葉。

 うっぷん晴らし、八つ当たりの意味です。

 ええ、心配りや思いやりと混じってませんか?


 それとも親切なふりをした……、いえやめておきましょう。

 それが私の心配り。

 決してハーレム野郎への心やりではないのです。



 # # # # # #



 9、煮え湯を飲ます


 煮え湯を飲ますなんて酷い目にあわすねえ!

 でも、酷い目にあわすって意味じゃないんですよ!

 敵に煮え湯は飲まされないんですよ!

 煮え湯を飲ませるのは身近にいる人。つまり信用している側近とか。

 裏切り者に対して使う言葉なんですよぉぉぉぉ。

 僕も友達に煮え湯を飲まされたことがありましてね……。

 この話は需要がないからやめときます。



 # # # # # #



 10、恣意的に



 恣意的に意見する。

 うーんこの使い方、あってます。あってますけど前後の文で理解してるのかわかっちゃいますよ。

 恣意的、というのは自分勝手という意味。

 その恣意的な意見が自分勝手な発言なのか、作為的な意見なのか、貴方はどっち?



 # # # # # #



 11、圧巻


 最も優れているところ、という意味。

 圧倒的な力で相手を押さえつけることことじゃないよ。

 この劇は舞台装置が圧巻だよ、とかの使い方。

 無自覚系異世界転生主人公がチートの力を使って敵を圧巻する、なんて使い方しないよ。

 びっくりだよ。

 でも、そういうお話も圧巻ではあるよね。

 誤用さえなければ。


 # # # # # #


 割とメジャーどころで誤用が多いのを集めてみました。

 あと、琴線は私が知らなかったので入れて見ました。

 どうでしたか?

 貴方は正しい使い方出来ていますか?

 

 あらすじで戦いの火蓋が切って落とされる!なんて書いてると恥ずかしさ満点です。

 その恥ずかしさから勉強し、調べ、正しく使うというのが一番。

 知らぬは一生の恥、聞くは一時の恥。

 そんな恥なら聞かなきゃ損々。



 ということで僅か11個ではありますが少しでも為になればいいな、と思います。





 と、残念!

 他の人の小説読んでたら2個も誤用見つけたから追加しちゃうぜ!

 なので13個になります。



 # # # # # #



 12、切欠


 多分、切っ掛けと間違えたんじゃないかな。

 でも、切欠で使われてるの多くない?

 それ、欠けちゃってるから。

 大事なところ、欠けちゃってるから。

 その切欠、物語の破片じゃね?



 # # # # # #



 13、悪運が強い


 知ってる?悪運が強いのは、クズ野郎なんだよ?

 悪い事しても因果応報にならない糞野郎なんだよ?

 悪運が強い主人公ってつまりクソ主人公だよ?

 意図して書いてる? 誤用してる? わお!


 善因には善果あるべし!

 悪因には悪果あるべし!

 害為す者は害されるべし!



 まあ、外道主人公の物語ならいいんだけどね。




 と言う訳で急遽追加した+2の言葉でした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 言葉は変化するものとは言え、自分が執筆する上では正しく使いたいですが、文法上の誤用など、それと気付かずしてしまいますよね。 怒髪、天を衝くと怒り心頭に発すが同じ意味で使われたり、話が煮詰ま…
[気になる点] >あと、琴線は私が知らなかったので入れて見ました この「みました」は補助動詞(単体では特別な意味を持たず、他の動詞に付属するもの)の「みる」であって、"目で見る"わけではないので漢字…
[気になる点] すみません、おかわりコメント失礼します。 「おもむろに書き始める」って、誤用だとどういう意味になるんでしょう……? 面倒くさそうに、とか? 浮き足立って、とか? いそいそと不倫の準…
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