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松本にて

もし王将戦が

この地で開催された場合。

勝者に対し

どのような写真。

罰ゲームが求められることになるのか?

今回は

第74期名人戦第2局が開催されます

松本市で考えてみようと思います。


松本と言いますと

まず国宝の松本城が頭に浮かんで来るのでありますが

城絡み。

武将絡みは

既に掛川が定番となっておりますので

歴史絡みは外させて頂きまして

改めて松本市

と言えば

何があるのか?

につきまして考えていきますと


サッカー。

松本山雅。

昨年。残念ながらJ1残留を果たすことは出来ず。

今季はJ2での活動となります松本山雅でありますが

Jリーグ加入以前から

温かいサポーターに支えられ、

堅調な歩みを続けられております

松本山雅。


この松本山雅をベースに置きました

勝者への罰ゲームがこちら。


相手ディフェンダー3人に囲まれた

名人戦第2局目勝利者が

ヒールリフトで

ボールを浮かせ、

相手ディフェンダーの頭上を通過させながら

そのボールに相手ディフェンダーが気をとられている隙に

マークを外し、

ボールが地面に落ちる前に

ジャンピングボレーでゴールを決める。

この一連の流れ。

連写画像を

1枚の写真に収めたモノ。

これを

『対局翌日。松本山雅ディフェンダー相手に

サッカーを楽しむ(第2局勝利棋士)』

として掲載します。


これだけですと

罰ゲームにはならない

普通にカッコよい写真になってしまうのでありますが

もしこの写真のモデルが

将棋界のファンタジスタ。

F九段でありました場合。

掲載されました新聞社に対し、

次のような問い合わせが殺到することになると思われます。


『ところであの写真を撮影した場所は、

自陣(F九段の負け)。敵陣(F九段の勝ち)のどちらなのでしょうか?』

と……。


もちろんF九段と相手ディフェンダーは違う色のユニフォームを着ています。

異なる色のユニフォームでありますので

一見しますと敵味方分かれてのプレーのように感じられるのでありますが

サッカーでユニフォームの色が異なるのは

必ずしも敵・味方に限ったことでは無く、

味方同士でありましても

ゴールキーパーとフィールドプレーヤーとでは異なる色のユニフォームを着用します。


(今年度7割近い勝率を誇り、

既に竜王戦1組残留を決定させ、

更にはB級1組復帰の可能性を残しているかたでありますけれども)

F九段

と言いますと

見事な下書きを色塗りで台無しにしてしまうようなことも魅力の1つ。

昔、気分で自陣ゴールにダイビングヘッドをぶち込んでしまった

アジアの壁

と称されましたかたのようなことを

結構、大きな対局で披露されてしまう危うさのあるかたでありますので


写真も見ようによりましては

味方の不甲斐ないプレーに激怒したゴールキーパー(F九段)が

味方のディフェンダーの制止を振り切り

自陣ゴールにボールを蹴り込んでしまう。

調子に乗り過ぎたイギータのようなプレーを。

と解釈されてしまう可能性がある。


……となれば勝者への罰ゲームとして成立する可能性があるのかな?と……。


(F九段がヒールリフトで相手ディフェンダーを手玉に取った上、

ジャンピングボレーを決めることが出来るのか?

につきましては、考えないこととします。)


この流れで行きますと

次の罰ゲーム候補地は

シベリア(マンモス)になるのでありますが

シベリアでの対局後。

待っています

勝者への罰ゲームは

対局地でありますイルクーツクから

豪華・シベリア鉄道で

終着駅ウラジオストクまで移動して頂きまして

(約3日)

当地で現地解散の運びとなります。


追記 第74期のA級順位戦が終了致しました。

昨年度の席次が明暗を分ける結果になりまして

改めて順位戦に消化試合は存在しない。

と言うことを感じました土曜日から日曜日の対局でありました。


A級に所属することが出来ることと出来ないことの大きな違いは

再来年。名人戦に挑戦することが出来るのか?出来ないのか?

であるのに対しまして、


これとはまた別の重みが出て来ますのが

3月3日に予定されております

C級2組の最終対局でありまして

C級2組に踏み留まることが出来るのか否かが

10年もしくは60歳までの期間中に。

の条件が付けられることになるのか

そうはならないのか

を別つことになります。


昇級3に対しまして

三段リーグを勝ち上がりましたかたが

毎年4名参入されますこと。

C級2組は降級点2まで許されていること。

もちろんC級1組から

のかたもいらっしゃることもありまして

現在、47名の大所帯。

成績下位20%(小数点以下切り捨て)のかたに

降級点が割り当てられる制度でありますので

今期は9名。

(昨年に比べれば1名減ってはいるのではありますが)

年によりましては

4勝6敗でも。

と言うことが存在する厳しいリーグなのでありますが

来期は

御一方。引退されましたかたがいらっしゃいます。

厳しい状況下での最終対局になられるかたもいらっしゃいますが

2月28日段階で

C級2組から外れることになられますかたは

昇級3+引退1の計4名であるのに対しまして、

復帰1名。

新規参入が5名に加えまして

C級1組からのかたが3名。

もしかしますともう1名

でありますが

確定しているところですと

(……加減乗除)

47-4+9=52

21世紀に入りましてからの最多人数

(宣言により転出されますかたの可能性もございますので

次期にならないと。

ではありますが)

になることが予想されます。

そうなりますと

5分の1。

小数点以下切り捨てでありますので

降級点となる人数が10名と増えることになるのに対しまして

昇級出来る人数は変わらず3。

総当たりではありませんし、

プレーオフ。プレーアウトが無いルールである中。

昇級を果たされるかたは勿論のこと。

リーグに留まり続けられるかた。

の報道を見聞きするたびに

将棋に限らず

勝ち負けで生活の全てが決まることになることを仕事をされているかたがたは

(プロになることも大変なことでありますが

プロであり続けることも大変な世界なんだな……。)

そんなこと思いながら

各順位戦の最終局を

(……眺めさせて頂きます。)

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