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武道大会6ミラ偏〜2

先に仕掛けたのはシンドリーお箸ぐらいの長さの杖を振り詠唱した。


『我は水の精霊ラブと契約せし者我が意志に従いその姿現せ』


すると空中に魔方陣ができ、そこから青色の精霊ラブが現れた。容姿はこの国に来る途中にミラが召喚したシルフィーとは違い男の精霊のようだ。


(ふ〜ん、シンドリーちゃんは精霊魔法使いなんだ〜)


「よし行きますよラブ!!絶対に勝ちましょう!!!」


『へ〜今日はいつもよりはりきってんな〜なんで張り切ってんのか知らないけど力貸してやるよ』


するとシンドリーは杖をラブは手を前に出し魔法を唱えた。


『『数多の水よ渦巻け』』


二人の前に五つの水の玉が二人の前で回転しながら現れ、そして詠唱と共に一つ一つの水球が渦巻いた。


『『数多の水よ一つと成りて渦巻く閃光の如く敵を貫け”渦巻く水劉すいりゅう』』


これを聞いたミラは「これは・・・やばいわね」といい詠唱に入った。


『土よ水よ合わさりて我を守る盾となれ”樹海の盾”』


シンドリーとラブから一つとなった水が渦を巻いて閃光の如くミラに向かう。

ミラの魔法が発動しミラを囲うように大木が立った。




二つの魔法が激突した。渦巻く水劉はミラを囲う大木を破壊しようとするが威力が弱まるかのように小さくなりやがて消えた。


「さすがですね!!合成魔法が使えるなんておまけにその木の能力ですか!?私の水が全部吸い取られてしまいました。」


シンドリーはミラを尊敬の眼差しで見ていた。が、次のミラの言葉でそれは変わる。


「すごいでしょ〜この魔法気に入ってるんだ〜だってこの魔法がある限り私の前では水魔法はほぼ無力化されますからね。

次はどんな魔法を見せてくれるんですか?あと一回だけチャンスをあげます。どんな魔法を使ってくるのか楽しみにしていますよ〜」


舐められてます・・・・・・・・・シンドリーはそう感じた。奥歯をかみ締め、悔しみを怒りに換え自分が持つ最高で最強の技を使うことを決意した。


「あれやりますよラブ」

『あれやるのか!?』


ラブが驚愕の表情を浮かべる。なぜなら今からやる魔法は、最近覚えた合成魔法、そのなかでも上位に位置する魔法だ。まだ成功したことはなく、今やっても成功するかどうかは分からない。


「うん。覚悟を決めました。絶対に成功させます。」

『しかたねぇな。じゃあ俺が全力でサポートしてやるからシンドリーは魔法の成功を信じて詠唱しろ。そうすれば必ず成功するはずだ。』


「はい、では行きますよ!」

『おう!!』


『『水よ風よ合わさり真の姿となれ』』


二人の前に冷気が漂う。


『『氷よその姿千刃の如く』』


『『雪よ嵐に纏え千刃の氷よ嵐に混じれ』』


『『我が前に立ち塞がるものすべてを打ち砕け』』


『『合成魔法:氷雪の暴風』』

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