武道大会5
煙が消え、立っていたのは蓮であった。黒帝を鞘に収めゲートに向かっていく。観客も司会の男も審判も蓮はグラムにやられたと思い込んでいた。しかし立っていたのは蓮でグラムは地面に突っ伏している。しばしの静寂・・・・・・そして
[第一回戦第一試合勝者・・・水月蓮〜〜〜!!!]
ワァァァアアアア!!
闘技場に溢れんばかりの歓声が鳴り響く。
――――控え室――――
一回戦を勝ち抜いた蓮を待っていたのは笑顔のミラだった。
「おかえり〜それとおめでとう〜蓮ねら勝てるって思ってたよ。」
「ああ、ありがとな。まさか技を使わせられるとは思わなかったけど。」
「そうだよ!私もまさか蓮が技使うなんて思わなかったけど、それだけ相手が強かったって事でしょ?ならしかたないよ。気にしたってしょうがない。ところでさ〜あれどうやって倒したの?私が最後に見たのは相手のグラムに斧で一刀両断されているところだったから驚いたよ!だからあの後なにがあったのか教えて?」
「別にいいけど、詳しくは言わないぞ。ミラが見たのはただの幻。実際俺がいたのはグラムの頭の上。
で、あいつが威力の高い技で俺の幻を地面ごと斬った。斬った感触で幻だと気づき砂煙で何も見えないなかで俺の気配を探していた。まあその姿があまりにも隙だらけでな思いっきり延髄殴って気絶させてやった。で煙が消えた時に立っていたのは俺だったって訳」
「へ〜やっぱり蓮はすごいね。私もがんばらなくちゃ!!」
よ〜し!と気合が入っているミラ。
「お前は三回戦だろ。もうすぐ二回戦も終わるから準備したほうがいいぞ。俺は観客席で見てるから」
二人が話している間に二回戦が終わり司会の男が高らかに勝者の名前を挙げている。
[第二試合勝者!!ディーン・ブレッディー!!!]
ワァァァァァアアアア!!
歓声を上げる観客達。それを聞き、蓮は俺の相手はあいつか・・・とディーンの事を見た。そして次に戦うミラはすでに臨戦態勢に入っていた。
「行ってくるね蓮。」
「ああ、がんばれよ。」
うん!!と笑顔で返事をし闘技場に向かって歩いた。
そして司会の男による紹介。
[第一回戦第三試合!!今大会初出場世界中で数少ないAランクの持ち主!あの≪エレメンタルマスター≫の二つ名を持つ魔法使いなら誰もが憧れる魔法使い!!ミラルーク・ジェイ・アスフィル〜!!!そして迎え撃つは、こちらも武道大会初出場の魔法使いシンドリー・キルバイザー!!!さあこの魔法使い対決どちらが勝つのか〜]
ミラとシンドリーが闘技場の中央で握手をかわす。
「よろしくね〜!!」
「はい!よろしくお願いします!!」
そして両者共に後ろに下がり審判が開始の合図をした。
「始め!!!!」
遅れてすいません(><)
なにぶん学生なもんで色々忙しいんです。
まあ言い訳ですけどね・・・・・・
まあできるだけ早く更新したいと思っているので楽しみにしている人はいるか分かりませんがよろしくお願いしますね〜